アウェイ・フロム・ハー 君を想うのレビュー・感想・評価
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自然光が入ります
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映画「アウェイ・フロム・ハー君を想う」(サラ・ポーリー監督)から。
作品としては、44年間連れ添った仲睦まじい老夫婦が、
妻のアルツハイマー病発症をきっかけに、ふたりの関係に変化が生じる。
その展開には驚かなかったが、妻が入ることになった施設(ホーム)の説明に
ちょっと笑ってしまった。
入所に不安を抱えている家族や見学者に対して、
同じ場所で、施設の責任者が、同じフレーズを口にする。
それがなんと「自然光が入ります」だった。
病院や老人ホームなど、治療をしている場所だからだろうか、
妙に「暗い所ではありませんよ」と強調しているようでメモをした。
そういえば、私の地元に開館しているシネコンは、
今まで暗いイメージがあった映画館のロビーに、「自然光」を取り入れて、
明るい待ち合わせの場所として成功している。
写真なども、家の中ライトをあてて撮影するよりも、
自然光の下で撮影した方が、より明るい感じが出ると言う。
「自然光」って単語、これからいろいろな分野で、目にする予感がする。
「太陽光や月光が入ります」より、オシャレなのかな。(笑)
こういうカップルになりたいです。
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主演女優のジュリー・クリスティがオスカーノミネートされている"Away from her"です。「アルツハイマーに冒された最愛の妻を、泣く泣く施設に入れるが夫は毎日通い続ける。しかし、無常にも妻は夫を識別できず、夫が苦しみもがくが、それでも妻に愛情を注ぎ続ける。」という映画で、非常に考えさせられました。静かないい映画です。ジュリー・クリスティの演技も素晴らしいですが、インパクトには欠けるかな?(やっぱマリオン・コティヤールでしょう。オスカーは。)
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