「とある人生の終わり方」最高の人生の見つけ方(2007) かんべえさんの映画レビュー(感想・評価)
とある人生の終わり方
「人間は死に向かって歩いている」大好きな池波正太郎さんの言葉だ。
ただし、日常で死を意識することはあまりない(ありがたいことだが・・)。なぜなら仕事やら生きていく上の雑事やらで、気づくと夕暮れだからだ。
そうして主人公の2人とも、セリフ曰く「霧のように45年が過ぎ去ってしまった」のだろう。けれど彼らにはやり残したことがあった。その霧の45年でやれたことがあったからこそ、やり残したことが出来たのだと思った。露のような、霧のような人の一生だからこそ、自分が夢中になれるような方向を向いて生きていきたい。
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