「シュールすぎw」リアル鬼ごっこ(2007) プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
シュールすぎw
主人公「佐藤」はパラレルワールドへトリップする。
そこでは「王様」の命令で、佐藤姓の者を捕らえて処刑する鬼ごっこが行われていた。
その世界で殺された者は現実世界でも死ぬので、主人公は親や妹を守らなければならない。
現実世界の妹は病んでいて会話もできないが、パラレル世界の自分と交信できる力があった。
そのため主人公はパラレル妹から全てを聞かされ、自分の置かれた立場を理解する。
なお主人公の死んだ母も特殊能力者で、パラレル世界へ行った時に主人公を生んだ。
そのため主人公のみ両世界を通じて1人しかいない。
実はこの王は主人公の父親で、佐藤狩りをしていたのは主人公を探すためだった。
そしてその力を悪用しようとしていた。パラレル妹はこいつに人質にされる。
突如現実世界に戻った主人公は、逆転の発想で、リアル妹を守ればパラレル妹も守れると考える。何でやねんwww
でも実はその通りで、リアル王の魔の手から命を捨てて妹を守り切る。
リアル王ともどもビルの屋上から飛び降りた主人公だったが、落ちる直前に別パラレルへトリップし命は助かる。あとは2へ続くのかな?
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パラレルワールドで佐藤さんが片っ端から捕らえられて殺されるという、
あまりにもアホすぎる内容に魅力を感じて見た。
もっとアホ丸出しのコメディタッチの映画を想定していたが、そうでもなかった。
ちゃんとストーリーも練られていて、前半はどうなるのかとても興味深かった。
まあ後半もそこそこ面白いんやが、王の正体と目的がわかった時点がクライマックスかな。
その後妹を救い出すのは見なくてもわかるし、特に計略的な駆け引きがあるわけでもなかった。
まあ佐藤をみんな殺すという発想がシュールすぎて素晴らしい。
それとこのタイトルに惹きつけられる。