人のセックスを笑うなのレビュー・感想・評価
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ロマンティック
松山ケンイチが良い
恋愛ってこんなかんじ
永作博美の演技力
魅力的な配役、キャラクターだったが、長さは感じたかな
「ニシノユキヒコの恋と冒険」で井口奈己ワールドは体験していたので、作風のユルさにある程度耐性は出来ていましたが、でも相変わらずユルい、ユルかったですねぇ~ホント。
好きな方はこう言うの本当に好きなんでしょうが、私的にはどうしても間延び感が否めずで、まあ嫌いではないのですが、やっぱり嵌るところまではいかなかったと言うのが正直なところでしょうか。
それと井口奈己監督の真骨頂とも言える長回しの多さも、好みが分かれるところですよね。
まあそれによって役者の演技は十二分に堪能できましたし、妙に生々しくてほとんどアドリブかと思わせるようなリアルさ(キスシーンが特に)も堪能できたところは良かったのですが、無駄に長いのが難点で、そこは一長一短と言ったところでしょうか。
まあその長い空間の中で細かい心理描写は感じ取れましたから、通受けしそうな気はしましたけど、万人受けはしなさそうな・・・。
ただ話自体は結構好みで、誰もが経験したであろう年上の異性への憧れと言う点では共感した部分も多々あって、思わず見入ってしまいました。
永作博美が演じた39歳の自由奔放な美術の先生がまた小悪魔的な魅力があって、それは学生なら間違いなくイチコロですよね。
あの自由さ、憎たらしいぐらいの余裕感、まだLっぽい雰囲気の若い松山ケンイチが年上女性に溺れるのは妙に納得の一幕でした。
この頃から松ケンは年上女性が好きだったのか(笑)
松ケンを追いかけるも相手にされない蒼井優、友人を装いつつも蒼井優へ秘めた思いを募らせる忍成修吾、この構図もいかにも青春って感じで何か良かったですね。
皆気だるい感じの若者だったのも、ある意味映画的ではないリアルさを感じれて良かったような、ユル過ぎてダルかったような(苦笑)
しかし何だかんだで一番印象に残ったのは蒼井優だったかな、最後の笑顔もいいし、クッキー爆食いのシーンは最高でした!
ゆるーやかに時間が流れていきます。 妙に長いカメラ回しなどが随所に...
マツケンと永作の掛け合いがとても自然で良かった。 旦那さんとわらび...
とても自然な映画
ゆるい映画
キャストの演技がいい
非常に残念
みるめってなんだよ
劇場は夢見る女性でいっぱい、でした
平日の昼間にも関わらず残席僅少との掲示に驚きながら映画館に入ると、満員の客席の九割が女性。男ひとりなど私くらい。ちょっと異様な光景に見えたのだが、映画を見終わってその理由がわかった。この作品は、恋をすることを楽しめる、女性たち皆が夢を見られる時間が体験できるのだ。
この作品は、永作博美演じる39歳の美術教師と松山ケンイチ演じる21歳の男子生徒との、歳の離れた恋愛が成就するか否かという物語で、それ以上は何もない、それほど内容のある映画ではない。しかしそれでも面白い、と感じられたのは、歳の離れた男女が恋をする、恋することを楽しむ様子が、じっくりと描きこんでいる、この作品の監督井口奈巳の演出手腕の確かさによるものだ。
この作品で井口監督は、長いワンシーンワンカットを多用している。つまり、それだけ映画に流れる時間がゆるやかなのだが、そのいくつもの長いカットの中で秀逸だったのが、主人公の美術教師と男子学生とが徐々に心が惹かれあっていく様子を実に小気味良く、そしてじっくりととらえていたことだ。つまり、長いカットの中で恋する時間がゆっくりと流れていて、見ている者たちもお互いに感情移入しながら一緒に恋をする瞬間を感じさせてくれる。そこに、この作品が多くの女性たちに人気を集めている要素がある。
ただし、多くの女性たちがいくら感情移入しても、この作品で描かれた恋愛模様は、コケティッシュな魅力を存分に発揮した永作博美と、シャイでいながら女性の心を惹きつける魅力を醸し出す松山ケンイチという二人でないと、ちょっと成立しそうにもないとは思う。映画に奥深さを求めたり、監督に主張を求める人にはこの作品の評価は低いかもしれないが、映画館とは夢見るひとときを楽しむ場所だとすれば、多くの女性たちを恋する時間に惹きこませたこの作品は、ある意味、とても映画らしい映画ではないかと思う。
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