劇場公開日 2008年10月18日

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「女を包む男の器の大きさ」P.S.アイラヴユー Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5女を包む男の器の大きさ

2017年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )

 ヒラリー・スワンク(ホリー)とジェラルド・バトラー(ジェリー)共演というから勝手に重々しい雰囲気を想定していたら、意外に軽い喜劇調だったのに拍子抜けした。昔のメグ・ライアンの恋愛喜劇を彷彿とさせる。この2人は喜劇をやる印象はなかったがそちらもいけるようだ。

 ホリーは冒頭から感情的で自分中心で我侭だなと思ったが、それを包み込むジェリーの飄々とした柔軟な態度を見て、男はこうであるべきなのだろうとも思った。自分には面倒でここまで出来ないかな。
 そんな彼の行動はこの前もこの後も同じである。我侭ホリーとの初めての出会いの場面から、彼の死後まで彼は彼女をずっと包み込む。ジェリーの登場時間は決して多くはないが、彼の男としての器の大きさをとことん感じさせられ感心した。

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Cape God