「筋肉しすぎです」ウルヴァリン:X-MEN ZERO あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
筋肉しすぎです
2009年アメリカ映画。109分。2011年26本目の作品。三部作で完結したX-MENシリーズのスピンオフ版。
内容は:
1,ミュータントとして生まれたウルヴァリンと兄は幼少のころからずっと共に生きてきた。
2,そんな彼らは国家の秘密部隊の一員として雇われるが、極悪非道な兄についていけず、ついに決別する。
3,それから時が経ち、解散した秘密部隊の隊員が次々に兄に殺されていく。
内容としてはそれなりに良いし、まあ退屈はしません。しかし、これまでの本三部作でウルヴァリンがどうして今ひとつ生きてこなかったのかが本作で分かりました。三部作のようなスマートな演出では、獣的なウルヴァリンはどうしても浮いた存在だったのだ。
筋肉と筋肉のぶつかりあい、血と汗の臭いがしてきそうなごつい登場人物たち。
こういうステロイド臭のする作品もいいけど、やっぱりXーMENじゃない。
個人的に観たかったのは、ちょっと皮肉屋でブラックユーモアの聞いたクールなウルヴァリンであって、こんな吠えるウルヴァリンではなかったです。
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