「英国ドラマ版とはまた違ったアメリカらしい映画」消されたヘッドライン キキョウさんの映画レビュー(感想・評価)
英国ドラマ版とはまた違ったアメリカらしい映画
原作は、NHK・BS2でも放映された英BBC製作の
テレビドラマ『ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~』。
舞台をアメリカに移し、編集長が男性から女性になり、
(ちなみに、原作の編集長役は『パイカリ』でタコ海賊?
を演じたビル・ナイ)、ジェームズ・マカヴォイが演じた
訳ありのフリー記者がいなくなるなどの変更はあるものの、
実力のある豪華な俳優陣と、アメリカ社会を象徴する
様々な人種による配役で、ドラマのリメイクと言って
しまうのは失礼に感じられる出来栄えだと思います。
この作品、当初のキャスティングではブラッド・ピットと
エドワード・ノートンの顔合わせだったと記憶していますが、
アクの強い百戦錬磨の記者はラッセル・クロウで大正解^^
それにしてもベン・アフレック…こういう役柄をやらせたら
ピカイチ! 何も言う事はありません(笑)
ショーン・ペン夫人も、ヘレン・ミレンに負けない存在感を
醸し出していて素敵でした。
だけど、ラッセル・クロウは役作りで体重を増やしたので
しょうか? それにしては締まりが足りなくて、タンクトップ
姿になるシーンでは、ロン毛と不精髭も加わり、怪しいメタボ
おやじにしか見えなかったのですが・・・。
運転中にスナック菓子をむさぼりながらもダイエット・ソーダを
選択するといったシーンがあるので、時間が不規則で不摂生に
なりがちな記者像を体現しているのかな?とも思いましたが、
多分、それもラッセルの体型からの後付けではないかと思えて
なりませんでした(^^;
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