「バートンに合ってない。」アリス・イン・ワンダーランド ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
バートンに合ってない。
興行成績はかなりのものらしいが^^;
観る人によってかなり評価が分かれそうだと思った。
私は…ハッキリ言ってつまらなかったクチ(爆)
アリスの世界観や映像美はバートン色を出していても
内容がぜんぜん面白くないxバートンらしくないのだ。
どこかのサイトで評論家さんが書いていたがその通り。
今さらそんなこと言わないでよ的なことを平気で言うと、
従来の彼が味方すべきはアリス以外なら「赤の女王」だと
思う。ああいう世間から疎まれる「はぶんちょ」キャラに
バートンは観る目と愛情を注いできたのに、今回は違う。
そっか、あのネズミの王国の重役に善悪しっかり描けよ!
なんて言われて押し切られちゃったのかなぁ~なんて^^;
余計な心配をしてしまったのは私だけか。
大人になったアリスと現実の世界をリンクさせたのは巧い。
これからアリスが生きていく世界がハッキリと自覚できて
「大人になるってのはこういうことなんですよ」的な説教が
どこからか聞こえてきて、もちろんジョニデとの別れ?は
惜しい気もするんだけど^^;あ、あれはマッドハッターか。
彼をはじめ、役者たちの演技は申し分なく巧かったと思う。
新人M・ワシコウスカも不満を湛えた顔が何ともいえずイイ。
最も異様に見えたのが私的に「白の女王」でA・ハサウェイが
どす黒い口紅をつけてニヤリとほほ笑むたびに、コイツ何か
企んでるんじゃないか!?ってか、その方が面白いぞ!と
期待していたのに^^;結局何にも起こらず…う~つまらねぇ。
アンタいったい何を期待してたの??と聞かれると^^;
あ~そうか、私の観方が悪いのか?とも思えるのだけれど、
つまらなかったものはつまらなかったのだから仕方ない。
一緒に観た友人に払ってもらった3D料金を「返せよ!」と
責められなかったのが自分にとってはせめてもの救いだ。
C・グローヴァーが元気で何よりv
(9<ナイン>は楽しみ。監督じゃないけどどうかしら…?)