劇場公開日 2010年3月19日

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「女優陣を客寄せパンダにしてしまった駄作」NINE マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0女優陣を客寄せパンダにしてしまった駄作

2010年4月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

超豪華といわれる女優陣だが、互いに交錯することはなく、ただの寄せ集めに過ぎない。劇中のグイドの台詞じゃないが、本作そのものがロクな脚本もなく、それぞれ別撮りしたフィルムを繋げて1本の映画にしましたってな作品だ。同じく劇中の台詞のように、編集によって息吹を与えられたのならともかく、映画を愛する気持ちが微塵も感じられない駄作。
内容も、マザコン・ダメ男のふがいない人生の原点が“9歳”にあったというだけの話だ。人生の豊かさが映画を面白いものにするというメッセージが垣間見えるものの、継ぎ接ぎしただけのフィルムでは、訴える力もシケた花火みたいで主人公同様情けない。
魅力は、ダニエル・デイ=ルイスの甘い声と、マリオン・コティヤールの歌のみ。ペネロペちゃんは、いいかげんイメチェンが必要だ。

p.s. この映画一番の見どころは、エンドロールのリハーサル風景だ。

マスター@だんだん