トロピック・サンダー 史上最低の作戦のレビュー・感想・評価
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しっかりとパロディしてる
ベトナム戦争のドキュメンタリー撮ろうとしたら、俳優たちが黄金の三角地帯に入っちゃってリアル戦争状態に!というコメディ。
戦争映画のパロディーだけでなく、映画業界からアメリカの文化的なパロディーでもあり、よく出来てるが過激さは少ないかな〜
サシャバロンコーエン張りの大爆笑を期待してたのだが、少し残念。
しかし、今回映画でこだわってた爆破シーンとか無駄なトムクルーズ使いとかはニヤリとしてしまいます。
あとDVDの特典映像でロバートダウニーJr.にたいしてドラッグネタしたり、プロモーション映像で顔を爆破させたりなんかのが悪ふざけしてて面白かった。
戦争映画パロディに見せかけた映画製作パロディ
ポスターを見ると戦争映画のパロディのようにも思える。
確かにそんなシーンも仕込まれている。
しかし本作はむしろ映画製作の裏側に切り込んだパロディといえるだろう。
役者陣として配置されるのは、代名詞的な映画シリーズを持ちながら落ち目のタグ、黒人役のために整形手術で皮膚の色を変えるという仰天役作りのカーク、下品な笑いを取るコメディ俳優で薬物中毒のジェフと、いかにもアメリカ俳優にいそうな人たち。
なーんとなく思い当たる名前もあるんじゃないだろうか。
そして映画だからといって、舞台が撮影現場だけで終わらないのがおもしろい。
役者以外にも、特殊効果撮影のスタッフによるミスで予算を食いつぶし、プロデューサーからはコッテリ焼きを入れられ、原作作家は勝手なことを言う。
タグのエージェントであるリックが契約条項を掲げてプロデューサーに詰め寄れば、製作が成立しない映画なら役者もろとも見捨てるプロデューサー・レスの姿があったりする。
実際の映画製作がどうなのかはともかく、パロディとしては実によくできてる。
「いかにもありそう」という設定と、それを笑えるレベルで茶化すという芸当をやってのけているのがスゴい。
ふつう、監督が地雷を踏んで爆死すれば、「撮影どころじゃない!」と大騒ぎして当然。
なのに「これも撮影なのさ」と言い放つタグなんか、どう考えてもヘン。
ところが"映画"という虚構を画面に惜しみなくばら撒いた上で、「どうもおかしいぞ」と現実的な立場を表明するカークを配置することで観客も「しょーがない。付き合ってやるか」と受け入れる気持ちの余裕ができる。
本作はあまりにもバカげた要素を放り込んでいるため、観客はそっぽ向きかねない。そんなリスクを構成の妙で見事に回避している。うまいとしか言いようがない。
ラストも感動的なシーンに仕立てているのだけど、それもパロディだろう。いかにも万歳な雰囲気を用意しておいて、本当のクライマックスはすでに終わっている。
思い込みの激しいタグと役作りが極端なカークとの対峙、そのやり取りが監督の伝えたかったことのように思える。
だが、直後のおちゃらけで全部台無しにしちゃうのだけど。製作・原案・脚本・監督・主演の1人5役をこなしたベン・スティラーの照れ隠しを感じずにはいられない。
では評価。
キャスティング:7(実は豪華なのに、そうは感じさせない役者使い)
ストーリー:7(戦争映画のパロディと見せかけて、実は映画製作のパロディという手の込んだ語り回し)
映像・演出:4(無駄に豪華なシーンは最序盤に集中。全体としては地味)
パロディ:9(かなり綱渡りの仕込を構成で逃げ切る巧みさ)
おバカ:8(愛すべき愚かしさがそこかしこに)
というわけで総合評価は50点満点中35点。
くだらないのに真剣。無駄っぽいところに豪華。
頭からっぽにして笑うにオススメ。
裏側を掘り下げるに熱心なパロディ好きには超オススメ。
リアル系のコメディー映画
面白かった。もっとコメディーに近い物かと思っていたけど、本格アクションの方に比重を置いていた。
全編にちりばめられているギャグを抜いてしまっても、とりあえず見れそうな映画でした。
ギャグの方は、ハリウッドの裏側とか、戦場などをテーマにしているので、すごくブラックなリアル系のギャグですごく面白かった。
出演者もすごい大物がいっぱい出ていて、びっくりした。
知っているだけでも、ニック・ノルティー、ジョン・ボイド、アル・パチーノ、トビー・マグワイアなどが出ていました。
一番びっくりしたのがトム・クルーズ、特殊メイクで出ているので、最初まったくわからなかったけど、鼻の形でなんとかわかった。
いつも思うんだけど、こういうコメディー映画って大物スターがけっこう出てくるけど出演料どうなってるんでしょう?
まともに払ったらとんでもないお金になるはず・・・?
あと、いろいろな映画がパロディーにされているらしいけど、はっきりわかったのは「地獄の黙示録」と「プラトーン」、「アイ・アム・サム」ぐらいで、パロディーではちょっと笑えないと思う。
ストーリーがしっかりしていて、そのままでも見られそうなアクション映画に、パロディーやギャグをうまく入れて笑わせる映画って、ハリウッドにはあまりなったけど、いいと思う。
おバカ
ロバート・ダウニー・Jr.目当てで前から注目していた作品ですが何時のこまにか忘れていました💦
トム・クルーズが出ているとの情報をもらい、思い出したのでさっそく鑑賞🎵
・・・これノーヒントでトム・クルーズ分かる人いんの?w
スタッフロール見るまで全然わかりませんでした💥
後々、よ〜く目を見れば少しながら納得しました。
ちなみに、ベン・スティラーが製作・原案・脚本・監督・主演の一人5役を担当。
内容は去年見た『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』と似ています。
コメディはあんまり見ないので新鮮で嬉しいです🎵
CGが結構好きな作り方でした✨
ただ、ストーリーが荒削りな感じがします💥
余計なモノを入れずもっとギャグを多くにして欲しかったです💦
とわ言え笑えるところは笑えて、アクションのやり方も好きです✨
まぁ、ベン・スティラーとロバート・ダウニー・Jr.の独壇場でしたかな💥
エログロやってりゃコメディとは笑わせる
本物の戦場を撮影だと思い込んでいる3人が、いかに危機を潜り抜け帰還するのか、そこがこの映画の面白みだと思うのだが、同じような騙されっぷりなら三谷幸喜の「ザ・マジックアワー」の方が一枚も二枚も上手だ。
本格戦争映画でもないのにダイナミックに描かれる戦闘シーンは、さすがにハリウッドの底力を感じるが、コメディとしてはエログロばかりで能がない。かつての「ビバリー・ヒルズ・コップ」のような作品はもう作れないのか? 映画産業の内幕をネタにしたせっかくのギャグも、しょうもないドタバタの中に埋もれてしまった。
一応3人が主役ということになっているが、ジャック・ブラックはいてもいなくてもいい役どころで、まったく持ち味なし。この作品、それでも及第点のBは、〇〇・クルーズの怪演あったればこそ。彼こそ、この作品のメインであり、この作品をコメディとして成立させた立役者だ。最後まで笑わせてくれる。
あまりのおバカに脱帽の一言
前から観たいと思っていた本作、ようやく観ました。大抵のアメコミは文化の違いからか、センスの違いからか、途中からついていけなくなるのですが、これはお腹がよじれるほどに笑いました。
本作の設定は、俳優としてのキャリアが落ち目になりつつある主人公が、起死回生を狙って、実在の帰還兵による戦争実体験本を映画化するというものです。ここでミソになっているのは、撮影の裏側を赤裸々に描くことで、映画産業そのものを風刺している所です。
撮影で兵士がこっぱみじんになっていくシーンばかり観ているので、実際に地雷を一人が踏んで粉々になっても皆、撮影が続いていると思って疑わない。さらには主人公が本物の戦闘部隊に捕まるが、これはリアリティを追及するためにあえて脚本に入れなかった展開と思い、そのまま演技を続行する。そして、製作サイドは人質になった主人公を見捨てることで、幾ら保険料が入るか計算することに暇がない。
こういった感じにかなりブラックなのですが、その中でも特に存在感を放っているのがロバート・ダウニー・Jrと変装して登場するトム・クルーズ。この二人の演技がどう面白いかは、実際にご自分の目で確かめた方がいいと思いますので、ここでは書きません。でも、ツボにはまることは保障できます。
本作の難をいえば、あまりに笑えるので2時間という長さが拷問のようだったということでしょうか。
まぢで腹筋痛かったです。
どう評価していいのか
見終わった後は失敗か!って思いましたが、よくよく考えてみると良くできてるんじゃないかと思い直しましたが、やはり見終わった後を優先させて頂き面白くないと。これは評価が別れると思います。超豪華なメンバーでどのキャラにも魅せるとこありでダークな笑い、普通なら面白いはずなのに、何故か見終わった後に疲れる、2回目観たくない、この笑い嫌いなど、結局評価が低くなりました。
映画好きなら笑えるディープなネタありなのは好きでしたけど・・・。こういう作品の評価は難しいです。
くだらなさが癖になる
この表紙からして最高の3人ですよねぇ~★
ベン・ステイラーの監督・主演作ですが最高にくだらなくて
面白かったデス!
最初は「はぁ??」って感じだけど
徐々におバカコメディーにはまりましたw
ブラックジョークだらけ~下品~グロイ~
なのにお金がかなりかかってる!!
アメリカらしいですねぇ~(笑)
途中でトムクルーズが出てるのに気づきましたっ。w
お下品コメディーにトム出るんだ~って感じですよねぇ
ってか、この映画結構、有名俳優た~くさん出てますよ~
映画好きにはたまりませんねぇ~♪
アイアンマンがすげえ!!
今からでも遅くないからセルDVDをおすすめ。
こういう映画は、特典映像まで楽しめるからいいんです。
くだらないけど、くだらないからすごいし、ベン・スティラーのこと、正直ナイトミュージアムのパパくらいにしか思ってなかったんですけど、マジで見直します。この映画が好きな人は、絶対後悔しない内容です。
この映画のことを10年以上も前から考えて、こんな形にしたってことがわかると、このバカさに愛さえ感じてしまいますよ。
宣伝映像とかまで笑いまくれるし、映画の中の映画のために撮影していたという設定のニセドキュメンタリーまで撮ってますから!!あんなにバカなのに隙がない。
それにしても、私はオサイラス軍曹が好きです。あの、やりすぎ感とマジ名演って感じどっちとも言えない絶妙な演技だなあと思います。
ここに出てくる俳優たちでもう一本撮ってくれないかなー。SFパロディとかどうでしょう?
ここまでやれば、天晴れなお馬鹿映画。
コメディもここまで真剣に金をかければ凄まじい。
さすがはハリウッド。
こんな映画が作れるのはハリウッドしかないだろう・・・。
本当に、このお馬鹿映画に、90億円も製作費をかけたというのだから。
戦闘シーンも迫力十分。冒頭は十分に「プ○トーン」!!
いやにリアルな特殊メイクによる直接的残酷描写は毒が強い。
too muchなくらい。ドン引き確実な人もいたんじゃないかな、と。 特に監督がどうにかなっちゃう、あのシーン。
後半はだんだんと落ち着いてきてしまうのが残念と言えば、残念。
冒頭のノリからならもっとお馬鹿な方向に行くのかと思ったのだが・・・。
あとは、某大物俳優の突き抜けた演技ぶりに脱帽。
出演俳優の名前に載ってるのがな~。
こういうシークレット要素は載せちゃいけないと思うのは私だけ!?
誰が主役やねん?
“世界No.1おバカ俳優”ベン・スティラー監督・製作・脚本・原案ア~ンド主演!『バカ映画史上世界最強の作品がやって来た~!』と、大爆笑を確信して観に行ってまいりました。
もおね、『一歩間違えたらソレは、あぶないやろ~!』と突っ込みたくなるネタのオン・パレード(ひょっとすると、既に一歩…いや数歩間違ってたネタもあったかな?(^^;)。いやあ相変わらずベン・スティラー、キレてますわ。ハリウッドを皮肉る、戦争映画を風刺する、誰もが思っているけど、なかなか言わない(言えない?)ことを、映画を通してバンバン笑いにしちゃってくれてます。いやあ、いいのかな~?ココまでやっちゃって。
但しこの映画、それらを少々大真面目にやってしまいましたので、チョット笑い切れなかったのも事実です。もう少し軽いノリの笑いの連続を期待して行ったのですが、何かすっげえ大上段から振り下ろすかのように、様々な“おバカ”をホント真面目に繰り広げてますので、観ていてチョットしんどいな~とも感じてしまいました。映画好きな吾輩が観て、こんな感じでございますので、一般の方がカル~い気持ちで観に行かれますと、意外にも真面目に作られた“大作(^^;”と思われるかも知れません。とは言え、インパクトは絶大です!“ゲラゲラ”ではなく、“クスクス”と笑えます。
ベン以外の主演2人も、強烈なインパクトを残してくれます。ジャック・ブラックは、正に本領発揮してますし、ロバート・ダウニー・Jr.は、とても「アイアンマン」と同一人物とは思えない“なりきり黒人ぶり”です。てか、なりきりすぎて少々恐いかと…。でもね、この人たちより遥かに強烈なインパクトを残してくれるのは、誰あろうトム・クル~ズ様でございます!はげズラにメガネの何とも強烈なルックス(ひょっとして特殊メイク??)で、罵詈雑言を並び立て、一見して“変人”と思わせるプロデューサー役を、嬉々として演じています。もお最高!オモロイ!!マシュー・マコノヒーとトム君は、カメオ出演だと聞いていたんですが、エンドクレジット前のタイトル・ロールで、思いっきり名前出てきますから(“ネタバレ”になんないよね?)!ハッキリ言って、主役の3人を喰っちゃってます。吾輩的には、“主演トム・クルーズ”でもイイじゃないか!と思ってしまいました。う~ん、チョット言い過ぎかな?
チョット行き過ぎちゃった感があるベン・スティラーですが、これからもドンドン“己の信じた道”を進んで、“おバカ街道”を邁進して行ってもらいたいですね。吾輩、どこまででも付いていきますよ~。あ、次は「ナイト・ミュージアム2」でしたよね?あんまり円くならないでね~!
俳優が楽しんでるのかな?
トムが良い味出してます。
これはTVでトムが出てるって聞いてたから分かったんだけど…
かなり彼のイメージと違う人になっちゃってます。
しかし…どの俳優さんも凄いね。
この映画、内蔵が出たり…手が爆発してたり…と
結構気持ち悪い映像も多数ですが…
まぁ、そこは作り物だと思ってスルーして見て欲しいですね。
結局、彼らはオスカーが欲しいのか?
それとも、逆なのか?
どっちなんでしょ…ね。
笑った...
面白かった☆ただ、ちょっとグロイ場面もあるから、苦手な人にはキツイかな...
あと、映画ネタも入っているから、映画にちょっと詳しい人の方がさらに楽しめるはず!?
でも、笑いどころがたくさんで、笑いました。
トム・クルーズだって分からなかった...
テレビで、実はトムだって話を聞いて、かなりビックリしました。
ロバート・ダウニー・Jrはアイアンマンと違うところが、また面白い☆
ぜひぜひ見てほしいですね☆
エグさも面白さも予想以上♪
面白いです!期待した以上にずっと^^
アメリカ人の好きそうなテーマと舞台なので
鼻につくのは覚悟で観たのですが、むしろ
その開き直ったほどのベタなエグさに
思い切りの良さすらも感じられて、とにかく
面白かったです。
トム・クルーズの、あれでカメオ???と思えるほどの
シーンの多さとあまりの怪演ぶりには圧倒されました。
あのダンス・・・エンディングのダメ押しも必見です。
そういえば、トム・クルーズの出演シーンのほとんどは、
マシュー・マコノヒーとの絡みでしたが・・・・・。
あれ?この二人って…と思ったら、ペネロペ・クルスの
元カレ同士じゃぁないですか?
ハリウッドはやっぱり狭い^^;
ベン・スティラー版「ザ・マジックアワー」?
中途半端な俳優が、映画撮影中に現実の事件に巻き込まれ、失いかけていた役者魂を取り戻すと言う点では三谷幸喜監督「ザ・マジックアワー」に似ている。火薬/爆発担当の人が活躍するところも同様。ただしこちらは女ッ気はほとんどなし。「マジック」の舞台が昭和を思い出させる街だったのに対して、こちらはそういったまどろっこしい設定はなし。80年代ベトナム映画を思い出させる撮影現場はジャングルなので、同時代感はないが携帯電話の向こう側にいる人たちがいかにも今風。
映画はいい演技が出来ない俳優のせいで監督がクライマックスの大爆発シーンを撮り損ねる。仕方なくカメラを意識させない隠し撮り方式に切り替えるが、俳優たちは本物の戦場(麻薬栽培地域)に迷い込んでしまう。先にベン・スティラー、次にニック・ノルティらが捕らわれる。ロバート・ダウニー・Jr.らによる救出劇よりも、そこまでの過程でのやり取りの方がギャグとしては面白い。そしてベン・スティラーの意識の変化は意外にも真面目なものだ。
ベン・スティラーが脚本、監督主演を兼ねているので最終的に彼が美味しいところを持って行き、カッコ良く撮られているのは当然。他の役者ではジャック・ブラックは毎度お馴染みのドラッグ絡みの役なのでインパクトは薄い。黒人になりきったロバート・ダウニー・Jr.はその演技で笑わせるだけでなく、役者としての心得も披露するところがさすが。それに匹敵するのがメイクでチビハゲデブに変身し(一個は違うか)極悪プロデューサーを演じたトム・クルーズ、やりすぎとも言えるほどのキレ演技で笑わせる。こんな酷くて身勝手な映画関係者っていそうで怖い。
前半はグロ度が意外に高いので苦手な人は注意。欲を言えばOW氏に出てないのが残念。
トム・クルーズはこれでオスカーを取れるかも・・・
30日中野ゼロホールで試写会。あまりにも馬鹿馬鹿しいB級コメディーと思いきや、出演人は豪華絢爛、準主役のトム・クルーズが『マグノリア』以来の怪演、トラボルタ並みのミステリアスなダンスを披露します。このダンスを見るだけでも、この映画は観る価値があるのではないでしょうか?勿論、今最も旬な俳優3人も弾けた演技をしています。この秋、注目の作品です。デートにオススメしたいと思います。
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