幸せの1ページのレビュー・感想・評価
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冒険小説家という設定・・・
突然の嵐でニム(ブレスリン)の父ジャック(バトラー)は南太平洋の真っただ中で遭難してしまう。残されたニムはローバーの頼みによって、島の火山に登り怪我をしてしまう。そこへ海賊船と書かれた船がやってきて、よからぬ相談を始めた。一人で怖くなったニムはローバーに島に来るよう依頼するのだ。しかし、ローバーは極度の閉じこもり。16週間もアパートから外出していなかったのだ・・・
海賊船と書かれた船は、実は観光業者の船だった。突如、バカンスを楽しもうと大勢の観光客が島に降り立った。誰も島へ入れたくないニムは人々を追い払おうと四苦八苦。アシカのおならや空飛ぶトカゲを使うが上手くいかず、火山を爆発したかのように見せかける。なんとかそれで追い払ったのだ・・・
アレクサンドラも自分の分身であるアレックスの言葉によって何とか島にたどり着くが、アレックスを男で本当の冒険家だと思っていたニム。彼女の訪問を歓迎しなかった。だけど、パパが帰って来なくて心配するニムに優しく接し、ようやく受け入れられた。
それ以上の冒険はなく、アレックスとジャックが出会うまでのストーリーだった。動物を上手く使い、派手ではないCG効果もいい。『ロマンシング・ストーン』のような展開になるかと思わせておいて、かなりこじんまりとしたお話。まぁ、児童文学「秘密の島のニム』というのが原作だから、子供向けには間違いない。観光客の一人、太った少年がもうちょっと活躍してくれたら、ニムとの将来も面白くなるかもしれないのになぁ・・・
【2011年視聴】
超贅沢な子供向け映画
女の子と犬の話は多いが本作の主人公ニムのお友達は実にユニーク、人ではないが現住民の3匹、アシカのセルキーはいつも一緒、遊び相手もするしジェットスキーなみにニムを乗せて海を走る、イグアナのフレッドもニムの傍らに寄り添うし、仲間も呼べる森の主、ペリカンのガリレオはもっともお利口、お魚を分けてくれたりお父さんの窮地を何度も救ってくれる大活躍。アニメなら簡単だろうがみんな本物の動物たちだから撮影は大変だったと思います、素敵な名優たちでした。
子役出身のジョディ・フォスターと名子役アビゲイル・ブレスリンのダブル・ヒロインがユニークな取り合わせ、お子様向け冒険ファンタジーだが女の子には過酷な環境、都会に暮らせとは言わないが父親の仕事の都合とは言え児童虐待に取られかねない無責任な子育てには腹が立つもののニムがすこぶる逞しいのでハラハラはしながらも観てはいられる。それにしてもジョディのキャラクター設定は陳腐、コメディアンヌとしての一面も観られたのは収穫だが普通にドジ程度でも良かったでしょう。ディズニー・ファンタジーとは一味違った高級な子供向け作品、もちろんおじさんの私でも楽しめました・・。
冒険もの作者と島の女の子のファンタジー
題名でピンとこなくて見るのは2回目か3回目。
原題は『NIM'S ISLAND』
主人公の女の子ニム(「リトルミスサンシャイン」「私の中のあなた」のアビゲイル・ブレスリン)とお父さんの島の話。
ニムの大好きな本の主人公「アレックス・ローバー」にSOSを出すが…
実際の作者は潔癖症、外出恐怖症。
邦題はラストのニムの台詞“作家と科学者の幸せの1ページ目”から取ったようだけれど…解りづらいwww
筋が雑
尺が短くてイイなと思って観ましたが、短いのが逆に作品に悪影響。2時間弱の尺にしてもう少し話の背景を描いてくれたら、もっと面白い作品になっただろう。
例えば、いなくなったお母さんのことを後半で再度登場させるとか、アレクサンドラの性癖の訳とか、映像だけでは消化不良な部分が多いので、何故かというのが欲しかった。
島を荒らしに来た観光客ご一行も、また来て一石投じて欲しかった。特にあの男の子は、ビジュアル的にはNGだが再登場の役目は充分あったと思う。
お父さんとローバーが同じ人だったのね。強引だと思ったが、それでラストは惹かれあう様になるのね。
小学生とか好きな内容だと思います。
回収されない伏線
最初は、
ジョディ演じる作家が、勇気を出して恐怖症を克服し、
女の子を助け、
女の子と協力して客船を追っ払い、
遭難した父親を探しだして、
作家と父親がキスをして、
その間の冒険を生かした小説を書き上げて終わる、
というストーリーを想像した。
ありがちな筋書きかもしれないが、アクション&コメディ&ラブの要素があって安心して見れる筋書きだ。
でも違った。
1 女の子は独りで客船を追っ払った。
2 女の子が作家を助けて島に引き上げる。
3 父親は独りで帰ってくる。
回収されない伏線は
1 火山に落ちる小説の主人公(普通なら、父親が火山から生還して、それを小説に書くべき)
2 客船の男の子の存在(男の子が女の子と付き合うとか、作家と男の子が協力して女の子を助ける、といった展開があるべき)
結局、女の子が作家に助けを求めるのがスタートなのに、助けが不要で、女の子も父親も自力で危機を乗り越えちゃう、というストーリーの根幹がダメだと思う。
うーん
父が11歳の娘を連れて無人島で、生物研究をして暮らしている。
そこで、父が一晩で帰ると言ったきり、嵐に襲われ帰ってこない。
心配した娘が、インターネットを通じて助けを求めるが、相手は引きこもりの作家だった。
この作家は娘が大好きな冒険物語を書いており、この主人公の名前をハンドルネームにしていた。
娘は、それを信じて喜び、冒険家ならこの非常時を助けてと伝えた。
少女のため、なんとか外出を試み、島へ向かう。
人を信じろ、それが冒険を楽しむ秘訣だ
映画「幸せの1ページ」
(ジェニファー・フラケット/マーク・レヴィン監督)から。
主演・ジュディ・フォスター(作家役)が、
ひょんなことから、南の島へ大冒険に出かけることに。
お供は、自分の作品の中で大活躍する冒険家。(空想の人物)
ひきこもりだった彼女が、実在しない彼から、
いろいろな場面でアドバイスを受け、悪戦苦闘するが、
私の一番お気に入りの台詞が、
「人を信じろ、それが冒険を楽しむ秘訣だ」だった。
「冒険」って周りから見ると、人を信じず、わが道を行く。
誰も行ったことがない道を、可能性を求めて突き進む。
その為には、死をも恐れない。
そんなイメージを持っていたのだが、もろくも崩れた台詞。
まず「冒険」が楽しむことだったこと。
そして、その秘訣が「人を信じること」だったこと。
これって、私たちの生活の中でも充分通じることだと思った。
「人生を楽しむ秘訣は、人を信じること」
なるほどなぁ・・大切なことは、シンプルにできている。
脚本の1ページが大切。
おそらく好き好きが分かれるだろう映画。
原作はいい話なのかなぁ。読んでないけれどx
私はJ・フォスターのコメディエンヌぶりを楽しみに
観に行ったんだけど、そういう意味では楽しめた。
ただ、全体的に荒唐無稽な展開が続き、明らかに
子供映画のありきたりなあらすじを辿るだけの物語…
というのが非常に残念で、せっかくの大御所を
携えたのに(主要三人の演技力は良い)勿体ない。
もっと脚本の練りようはなかったのかなぁ…。
冒頭から彼女は笑わせてくれる。
やや大げさなリアクションやドタバタ感も楽しい。
これまでやたら激しく強い母親の役が多かったから、
こういう役の彼女を観ているとなんか安心できる^^;
作家としての才能を特に見せるわけでもなく(爆)
ネットで知り合った子供にネタの提供を煽るなんて
考えられないくらい子供っぽい。
で、そのネタ元として無人島?に住む女の子役で、
ストリッパー踊りが見事だった(爆)A・ブレスリンが
出てくるのだが、ジョディよりもすごくオバサン顔…!
父子家庭ということで、性格もしっかりしているため
こちらの方がずっと大人に見える。
お互いに外界をいぶかしみ、恐れているところが
共通しているんだけど、本当ならここからが見せ場。
さあ物語の醍醐味…!に入る手前で、
なぜかストーリーは、ファンタジックに失速していく。
良い悪いというより、勿体ない作品だった。
いくら児童文学とはいえ、物語には説得力が必要。
大人の恋愛に子供騙しは通用しない意味でも…(爆)
(1ページをめくる前に、いろいろ考えてみる必要が)
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