「映画ファン垂涎のファンタジーワールド」Dr.パルナサスの鏡 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
映画ファン垂涎のファンタジーワールド
いっや~…思っきりミーハー視点で語らせてもらいますっ。
こんな贅沢ってないですよっ!!!!
ヒース・レジャー、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル…
夢のアンサンブル!!!!テリー・ギリアムの幻想世界に彼らがここまで馴染むとは…
凄い、参ったよ。
めくるめく映像体験。美少女。美男子達w。奇想天外な物語…お腹いっぱい!!!!
そして…この作品を語る上で欠かせないのが、ヒース・レジャーの急逝ですね。
それ抜きには語れないし、本当、彼は青年トニーを魅力的・蠱惑的に演じていました。嗚呼、惜しいなあ。
でもね…
とても不謹慎かもしれないけど、誤解を恐れずに言わせてもらうと…
この映画って、ヒース・レジャーだけでは、傑作とまでは行かなかったんじゃないかな。
ヒースの親友、ジョニー、ジュード、コリン。彼らがいたからこそ!の部分は絶対あります。魅力的に所狭しと幻想世界を駆け巡りながらも、決して脇の域をハミ出さず、ちゃんと分をわきまえて演じていた。
彩りとして、しっかりと花を添えていたんじゃないでしょうか。
飽くまで、この映画の主人公はDr.パルナサスだしね。
トニーは主役でも、ましてや正義の味方でもない。カタルシスを与えてもくれない。
そんな所がこの映画を贅沢、潤沢、豪勢にしている気がします。
テリー・ギリアムは、本当感無量でしょうね。
僕も感無量でした。
ヒース・レジャー。ありがとう。
また、一生モノの映画に出逢えました。
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