ダークナイトのレビュー・感想・評価
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哀しきかな、人間の性よ。
友達が大絶賛していた&各種レビューで絶大な評価を得ているということで、観に行きました。
僕自身、バットマンシリーズも、アメコミ映画も観ていなく…
そもそもアクション映画をほとんど観ないタチで。
正直この作品、僕には合いませんでした。
ヒーローものに興味がないって言ってしまえばそれまでなのですが、
それでもわざわざ興味を持って観に行ってみたのですが、どうにも駄目でした。
まさに「肌に合わなかった」という。
何が惡いとかではなくて、とにかく観ていて面白さを見いだせませんでした。
こんなにも多くの人が絶賛している作品なのに楽しめなかった自分にショックでした。
どんなに多くの人が感動しても、それに感動しない人もいる、十人十色、、、という人間の哀しい性さえ感じました。
ファンの皆様、映画の平均点を下げてしまって申し訳ないです。
やはり映画は直感にビビっとキタ作品を観るに限ります。
グラグラ、グヮングヮン、ほ~ら、またオチタ。
●
バットマン&ハービー・デント&ジョーカー
ブルース・ウェイン&ハービー・デント&レイチェル・ドーズ
2つのトライアングルを何者なのか、何が出来るのか、
全く分からない過去のない男ジョーカーが、己の信念に基づき、
ただただ破壊し、楽しむために、周辺を巻き込み、自分を巻き込み、
ゴッサム・シティごと、グラグラと、グヮングヮンと、揺さぶり、
弱みのある人間をことごとく突き落とす。
バットマン(クリスチャン・ベイル)と
ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)はお互いを信頼し、
日々起こる犯罪にゴッサム・シティで立ち向かっていた。
そんな中に、突如としてジョーカー(ヒース・レジャー)と名乗る
白塗りの顔で、口の裂けた正体不明の男が暗躍し始め、
バットマンたちを嘲笑うかのように、
楽しむように凶悪事件を次々と起こしていく。
正義感に燃える新しく赴任した
地方検事の“光の騎士”ことハービー・デント(アーロン・エッカート)は、
バットマンたちと協力し犯罪撲滅を強引に進める。
街を混乱に陥れるジョーカーはそれでも手を緩めることはなく、
策略を練りバットマンたちを窮地に追い込んでいく。
バットマンが正体を明かさなければ、毎日市民を殺す、と。
最後まで書くけど、ネタバレはないかな。
冒頭の銀行強盗で、今作のジョーカーがどれくらいクレージーなのか、
何を楽しもうとしてるのかを見せる。
ジョーカー役のヒース・レジャーは登場シーンの後姿からオーラが凄く、
ジョーカーが作品中で人々を震え上がらせるように、
劇場内の空気も完全に変えていた。
一杯ではない劇場を、この時期だとリピーターも居るであろう劇場を、
緊張感のある凍りつくような空気で満たしてくれる。
全身から極端な異常性と、徹底的な破壊性を感じさせ、にたにたと笑い、
クチャクチャと音を立てて食べ、こちらの神経を逆撫でし、
笑顔に含まれる邪な部分と、楽しんでいる部分。
その楽しんでいる様子が、想像していた以上に恐ろしく、素晴らしい。
撮り終えた作品はコレが最後というのは、ホントに惜しい。
今年観た作品の中で、ゼア・ウィル・ビー・ブラッドの
ダニエル・プレーンビュー役ダニエル・デイ=ルイスと、
ノーカントリーのシガー役ハビエル・バルデムと共に、
アカデミー賞よりも先に3大強烈キャラクター賞を僕から贈ります。
アカデミー賞ノミネートされるのかな、獲れるといいな。
マホーン捜査官
(byプリズン・ブレイク シーズン2(ウィリアム・フィクナー))の
強気な態度からのアホ面も楽しい。
こんな何気ない会話に伏線を張っていたのか。全く覚えてなかったよ。
偽バットマン登場。
他の派手なシーンは最高なんだけど、バットマンが生身の人間だとしても、
格闘シーンは同じリアル志向のポール・グリーングラスに撮ってもらえ、
と相変わらず思わないでもない。
スケアクロウ役のキリアン・マーフィーはいい味出してます。
アルフレッド・ペニーワース(マイケル・ケイン)と
ルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)との会話は
相変わらずお洒落で和ませてくれる。
特にマイケル・ケインはクリスチャン・ベイルとの対比が絶妙なのか、
多くない出演時間でも前作同様に、いい感じに印象に残る。
好演俳優こと顎われアーロン・エッカートは
登場シーンからアーロン・エッカートなんだけど、作品にマッチしていて、
後での演技もアメコミらしく作品に嵌まっていて、素晴らしい。
それだけに僕は上映時間がもっと長くてもよかった。2部作でもよかった。
前作のケイティ・ホームズからレイチェル・ドーズ役になった
マギー・ギレンホールは同路線の素直なバトンタッチか。
でも、アメコミヒーローモノってどうしてヒロインがこうなんだろう。
個人的にはケイティ・ホームズの方がよかったかな。
ジェームズ・ゴードン警部補役のゲイリー・オールドマンは
前作同様お前はホントにゲイリー・オールドマンか?と思ってしまう。
ゴードンとゴードンの家族はこの作品に重要な存在だよな。
クリスチャン・ベイルは
ブルース・ウェインでのプレイボーイを装う姿の方が、
バットマンとして苦しんでいる姿よりも、
思い出されるのはどうしてだろう。
あんなに侍らしても、やっぱりそれでも、レイチェルなんだなぁ。
HA HA HA HA HA もうこのジョーカーの笑い声が耳について離れません。
さすが プレステージ の監督だ、
ジョーカーの鉛筆消しのマジックが最高です。
ジョーカーの口の傷の作り話は、やはり全て嘘なのであろうか。
全てが嘘ではなく本当の部分もあったりするのであろうか。
香港での飛行シーンから、脱出シーン、そして贈り物の一連も好きだ。
ジョーカーからの贈り物にはマジでビックリしてしまった。
あぁ一瞬だが素顔のジョーカーにも恐怖を感じる。
正体明かしにもビックリだよ。
カーチェイスでのバズーカ、ズドーンの派手さもいい。
バットモービルの突進、身を犠牲にしてのジャンプ、泣けるよ。
邪魔な物を破壊して、トレーラーごと破壊も出来るだろうに、
あくまで殺すようなことはしない。
そして、バットポッドの登場シーンに、
元子供の男の子としては最高に痺れてしまう。
そんな部分をクスグル所も忘れないのがいいよな。
その緊迫の展開に挟まる、おっさんだったり、子供だったりも、いい。
徹底的にダークだけど、お洒落な会話だったり、
挟まる一般市民のマヌケ面だったり、
それがあるからこそジョーカーの強烈さなどが更に際立つんだろうね。
つんのめりトレーラー大回転からの、バットポッドの止まり方、最高。
バイクじゃないけど、チャリでも帰りながらウズウズしちゃう。
いや、出来ないから。
ヤレと言うジョーカー、出来るのかバットマン、やっぱり・・・。
その時のクリスチャン・ベイルの叫びはよかったな。
おお復活!!ああ何故そっちなんだよ。
観てない人にはサッパリ分からなくなってきました。
そして、映像的にも、美術的にも、衣装やメイクにも、
妥協のない素晴らしい出来なのに、
ゴッサム・シティの空気感なども素晴らしいのに、
ここでのあの人の負傷シーンだけは、
何かちょっと変じゃなかったでしょうか。
何故あそこはあれでよしとしたのか分からない。
ジョーカーさんの思惑通りばっかりだよなぁ。
ホントに手のひらの上でコロコロ、コロコロと転がされてるよな。面白い。
あぁ手紙の内容が、悲しすぎるよ。
トゥー・フェイス!!
カオス、カオス。
カオスを作り、カオスを説明し、カオスに引きずり込む。
またも身を犠牲にしての突進。もうたまらんわ。
爆破シーンの派手さも、豪快さも、タイミングも抜群で完璧。絶妙。
ジョーカーさんのコスプレも嬉々としてる様子も最高。
ここまでやるのかという所までいっちゃうバットマン。
それもこれも、ジョーカーさんのせいであり、バットマンのせい。
一般市民たちに、選択を迫り、まだまだ楽しむジョーカーさん。
もう、どうにでもしてくれ。
ピエロ、ピエロ、見た目は重要?と楽しむジョーカーさん。
もう、映像も忙しいし、訳が分からなくなってきました。でも、楽しい。
市民たちのカッコいい選択。ちょっとカッコよすぎるか。
ヒーローモノだしね。
いや傷の話はもういいから、どうせ嘘でしょ?ここできたよビューン。
と思ったら、狙いはまだあるよ~んと、あ~あ、もう引き戻せないよな。
真実を知らせることも、知ることもないんだね。いや~悲しすぎるよ。
ダークナイト誕生!!
でもジョーカーは言うだろう“WHY SO SERIOUS?”と。
手紙でそんなことをするなぁーッ!!
濃すぎ・・・とにかく濃すぎ・・・。
2時間半でこのぎゅうぎゅう詰め感・・・緩急つけてる時間的余裕がなくて、とにかく「急」ばっかり。全編異様な緊張感でみなぎりまくってました。
じゃあ感想を箇条書きで。
・冒頭から銀行の支配人?役でウィリアム・フィクナーキター!!!!!この人大好き。意味ありげな登場→めちゃめちゃカッコええ活躍→でも一瞬で退場。しかも退場の仕方ギャグだし・・・残念。
・いたるところで言われ切ってることだけどヒース・レジャーのジョーカーすごすぎ。でも、ジョーカー単体で観るとものすげえな!って思うんだけど、あまりにすごすぎて他の役者が霞みまくり、全体的な調和が取れてないと思った。役者の仕事は個人プレーじゃなくてハーモニーだと思うので、もうちょっと抑えるか、もしくは他の役者がもっとテンション上げまくるべきだったのではないかと。
・意識的に事前情報カットしていてよかった。ハービー・デントがトゥー・フェイス化するのは次の映画だと思ってたもんで、彼の顔半分がガソリンに浸かったとき「うお、この映画でやっちゃうのかよ!」と素直に驚けた。
・僕はマシュー・マコナヘイとかオーウェン・ウィルソンとかみたいな、アメリカンイケメンの典型みたいな顔の人は大好物なので、アーロン・エッカートも大好き。でも『ダークナイト』では、前述のとおり全役者がヒース・レジャーに食い尽くされてるので、見た目的にもインパクト大な悪役なのに影が薄く残念・・・。トゥー・フェイス化した後の、デントの掘り下げが半端だったように感じた。
・そういえばバットマン出てたっけ?っていうくらいバットマンが印象に残らない。物語を動かすのは「バットマン」じゃなくて「ブルース・ウェイン」だった。「バットマン」は単なる実力行使担当で、「ブルース・ウェイン」のカワイソな境遇と悩みが大フィーチャーされてました。ていうかこの映画、確かにアクションシーンはド派手なんだけど、鑑賞後に印象に残ってるのはドラマパートばっかりなんだよね。
・レイチェルの手紙の下りは、見ている当方の心がバキバキに折られまくりました。「やめろー!!やめてくれー!!手紙でそんなこと言うなぁー!!!」と思いながら観てた。個人的にはこのエピソードがこの映画の中で一番痛い。「やるべきことの大きすぎる人間」に着いて行く気持ちになれない人間の自分可愛さと辛さよ・・・、「理解者に恵まれない人間」の堪え難き孤独感と自分勝手さよ・・・。
・音楽にブンブンサテライツが使われてた。
まぁそんな感じ。
確かにすごい映画だとは思うんだけど・・・僕的にはあまりのめり込めなかったなぁ。
たぶん、ジョーカー絡みのエピソードに、リアリティを感じなかったせいじゃないかと思う。
いや、ブルースやハービーに対する心理的な揺さぶりとか、そういう意味でのリアリティは感じたけど、「実力行使編」に、さっぱりリアリティがなくない?
どうやって病院やフェリーに爆薬仕掛けたんだよ、とか、どうやってマフィアの集会場まで単騎で乗り込めたんだよ、とか、あれだけのことをするには相当金が必要だろ、燃やしてる場合じゃないだろ、とか。あんな人間に手下をまとめる能力があるわけない、でもそれなりの組織があるらしい。ていうことは切れ者の参謀役がいなきゃおかしいのに、そんな奴影さえ出てこない。とか。
あ、あとさ、『バットマン・ビギンズ』のラストで、ジョーカーは「殺人の前科がある」とか言ってなかったっけ?前科っていうことは有罪になってる(=身元が割れてる)っていうことだよね?なのに今回留置場に入れられたジョーカーのことを、「身元の分かるものは一切ない」とか言ってて、その辺も「?」だった。
まぁジョーカーの「生活感」を、意図的に排除して描いてるんだろうっていうのはわかるんだけど、そこがあんまり好きになれなかった。
でももう一回観たいわ。
たぶんもっかい観ないと理解しきれんと思うし。
(今年の夏は「もう一回観たい」と思う映画が多い。これはいいことだと思う。ナイス2008年夏。)
だからこれは、あくまで「一回しか観てない僕」の感想っていうことで。
とりあえず、手紙のエピソードが心に痛すぎ。
心臓に鉄パイプ突き刺されて夜の砂漠に置き去りにされたような気分になる。
そんな映画。
初めてバットマンかっこいいと思った
う~ん圧倒!
すごかったです。すごかった以外の言葉がうまくみつかりません。
異質です。
観終わった後、冷静になって詰め込みすぎかな・・・と一瞬思いましたが、観てる最中はそんなこと考えるスキも与えないくらいノンストップでした。長い上映時間はあっという間におわりましたし、どなたかも書かれていましたが終わってしまうのが惜しくも感じました。大好きなRPGゲームを終わらせた瞬間のような満足感と寂しさと脱力感を感じました笑
ジョーカーに関しては純粋な悪というCMの言葉に納得です。サイコサスペンスでもお目にかかれない爽快ささえ感じる狂人でした。
重い内容ですが、派手なアクションでテンションは上がります。
大人用エンターテイメントだと思います。
お子さんを連れて観にいくのはやめましょう。私の前に座っていた親子連れは若干きまずそうでした笑 あと、デートにもオススメできません。見終わった後、無言で体と頭の重さにじっくりと一緒に浸れる、気の合う友達と行くのをオススメします。
ヒース扮するジョーカーのド・迫力に圧巻♪
とにもかくにも、今は亡きヒース扮するジョーカーに思い切り魅了されました^^
今回の「バットマン」は、迫真の演技を見せた彼のおかげで評価を高めた感じ。はっきり言って、主役のクリスチャン・ベールよか印象深く不気味且つかっこ良かった^^♪
ジョーカーのあのキモメイクじゃっ、ヒースのイケメン顔の面影が全くなくて・・・
牢屋に隔離され、ほんのちょっぴり薄メイクになった時、かろうじて「やっぱヒースだぁ♪」って気が付いた感じです^^:
ホントに彼の怪演には拍手もの!圧巻のひとことに尽きますね\(^o^)/
・・・っなのに彼が急死したなんて、かなりショック(泣)もう一度彼のジョーカーが観たかったなぁ(ToT)とても残念です。
その他の役者さんたちも豪華勢ぞろい!その中のマイケル・ケインは主役を癒す役ではピカいちですね^^彼が登場するシーンはホッ☆とします。
人間の心に潜む善と悪!これって紙一重なんだなぁ^^;なんとも言えない虚しさを感じました。
最後に・・・ヒース・レジャーへ、素敵な演技をありがとう^^♪
8月18日MOVIX伊勢崎にて観賞
娯楽性と作家性を両立させた稀有なハリウッド映画
まず、この映画の凄さをしっかりと言語化できない自分の文才のなさに嫌気がさすが、敢えて陳腐な言い方をすると、「ダークナイト」は、娯楽性と作家性を両立させた稀有なハリウッド映画だった。これはイギリス出身のクリストファー・ノーランの資質によるところが大きいだろう。
映画を観る前は、2時間32分という上映時間は長すぎるのではないかと思っていたが、なんのなんの。次から次へと繰り広げられる怒涛の展開に、観客は息を呑むしかないし、まるで自分がゴッサムシティの市民になったような気分になるだろう。不慮の死を遂げたジョーカー役のヒース・レジャーの話題ばかりが先行(実際凄いのだけど)しているが、最大の功労者は妥協することなく、自分が思う「バットマン」の世界観を実現化させたノーランだろう。これだけ素晴らしいクオリティの作品を見せられたら、次回作に期待するなって方が無理だ。
リアルさ故に・・・・・・・・・・・・・・・。
ひさしぶりに観たいと思った映画
楽しかった!!!
why so serious?
長いし残酷。
今まで見たヒーロー映画の中では最高の悪役だ!!
キレとコク!
助演?主演?
あっという間の2時間半
2時間半の作品ということで、長さを覚悟して観始めましたが、
ヒース・レジャーのジョーカーに圧倒され、ぐいぐいと引き込まれ、
気が付いたらエンドクレジットでした。
タイトルに「バットマン」の文字が無いのは、これはジョーカーが
主役のスピンオフ作品だからかと錯覚するほどの、主役である
はずのクリスチャン・ベールもオスカー俳優のモーガン・フリー
マンも、彼の圧倒的な存在感の前にはかすんだ脇役にすら
見えてしまうほどの、鬼気迫る最凶の宿敵を演じたヒース・
レジャーの急逝が、かえすがえすも惜しまれてなりません。
ただし、ジュリア・ロバーツの兄とジェイク・ギレンホールの姉は、
本当にかすんでいましたね。エンドクレジットに見つけた小さな
小~さな「エディソン・チャン」の文字の方が、よっぽどインパクト
ありだったりして・・・(^ ^;
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