「ヒース・レジャーの狂気」ダークナイト モリさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒース・レジャーの狂気
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近年、稀にみる悲運な出来事に遭遇した映画といえばこれだろう。悪役ジョーカー役のヒース・レジャーが映画公開直後に薬物中毒によって死亡。主役バットマン役のクリスチャン・ベールがこれまた公開直後に姉への暴行容疑で逮捕。さらにバットマンを補佐するフォックス役のモーガン・フリーマンが不倫相手と交通事故に遭うなど、まるで呪われた映画状態だ。
それでもヒース・レジャーはアカデミー助演男優賞を死去後に獲得し、興行収入も鰻登りに上昇。現在、『アバター』、『タイタニック』に次ぐ3位に位置している。
のっけからヒース・レージャが演じるジョーカーの狂気に圧倒される。そして、ダークナイト(黒い騎士)であるバットマンと、善良な検察官(アーロン・エッカート)である白い騎士との対立。そして重要人物の死。スリリングな展開が観客を包み込む。
バットマンの続編『ダークナイト・ライジング』はこの夏公開だ。これにはキャット・ウーマン役でアン・ハサウェイが出演する。
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