「聖人になれない大人たち」天使と悪魔 山川夏子さんの映画レビュー(感想・評価)
聖人になれない大人たち
前作の『ダ・ヴィンチ・コード』より面白かったです。
映画『教皇選挙』を観た時に、(ちょっと前にコンクラーベの日に起きるサスペンスを見たなあ)と当作品『天使と悪魔』のことを思い出し、教皇選挙もサスペンス展開があるのではないかと、ラングドン教授が画面に出てきそうな気もして、(ヴァチカンの人たちは、よく撮影許可を出したなあ)と、さすが芸術の都のど真ん中にあるだけあって、腹の座り方が違うのかも…と、日本の法隆寺や東大寺で「殺人事件が起きる映画」なんて撮影させてもらえるのか?(撮影の相談をしたいと周囲に漏らしただけでも「不敬だ」と回りの人から激怒されそう)、なので「西洋」の文化の分厚さに圧倒される作品でした。
ラストのどんでん返しにつぐどんでん返しは最高にドキドキしました。ラングドン教授のシリーズって、インディージョーンズみたいにどんどんアクション活劇になっていくのかと、ちょっと期待してしまいました。
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