「予想外にカッコいい!」G.I.ジョー yoshinodeboさんの映画レビュー(感想・評価)
予想外にカッコいい!
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映像には手間と労力と資本を惜しまず、背景から全部造り込みの画像も多く、見ごたえあります。
ストーリーも途中途中で、主要人物の過去を振り返り、現在と過去、自分と敵を対比して、物語に深みをあたえる試みがされており、過去を振り返る部分でそれぞれ1話映画が作れそうです。それも観てみたいけど、エンディングで正に『続編あります』宣言していましたし次回作も興行収入によってはあるのでしょう。
(ハリウッドアクション作は最近続編の気配を残すエンディングばかり。嫌いなのですが慣れました。)
途中、戦闘シーンではパリ市街戦が秀逸、『跳ね上がったクルマの横から突っ込んで、避けた、と思ってひと安心したら今度は列車に突っ込んで、少しクルマにぶつかって、でかいクルマでストップ大破』なんて予想もつかないアクション展開、脳ミソもフル稼働でいろいろ考えて楽しませてくれます。
それから今作、主人公とヒロインは共にキャラクターが控えめで、イ・ビョンホンが存在感発揮していました。この人上半身裸でクライマックス戦うのですが、この裸戦闘で、映画全体のテイスト『クール・スーパーテクノロジー』を壊して、『生々しい肉体の躍動』イメージになってしまってそこは少々違和感がありましたが、映画のなかで一番目立っており(衣装が白で目立つという理由もあり)、悪役としてもカッコ良かったので、今後もハリウッドからのオファーが続きそう。正直ここまでカッコいいと思ってなかった。あなどっていてスイマセン。
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