「スーパーヒーローの悩み」ハンコック プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
スーパーヒーローの悩み
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ハンコックは異常な怪力で、空を飛んだりできる超人的なヒーロー。
が、ガサツすぎるため、悪人を捕らえるたびに無駄に街を破壊してしまう。
そのため嫌われ者のヒーローで、本人はいつも飲んだくれている。
そして色んな件で訴えられているが、全て無視している。
ある時助けた人の良い広告マンが彼のイメージアップを買って出る。
ハンコックはその言に従い、素直に刑務所に入る。
広告マンの予測通り、やがてハンコック不在をいいことに犯罪率が上がる。
そしてこれも予測通り、警察から助太刀のオファーが来る。
出所したハンコックは広告マンの助言を受けながら、
少しずつガサツさを直して真の正義のヒーローとなった。
ところがこの広告マンの妻もハンコックと同種の超人だった。
ハンコックは記憶をなくしていたが、2人はもともと夫婦だった。
2人は近くにいると共に超人としての能力を失ってしまう。
そのため元妻はあえてハンコックから距離を置いていたのだった。
が、見えない力で引き合ってハンコックが姿を現したのだった。
ハンコックはその事実を聞き驚く。
が、すでに2人はパワーダウンし、敵にやられ共に瀕死に陥る。
ハンコックは意を決して彼らの前から姿を消し、全てが元に戻った。
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前半と後半ではっきりストーリーが分かれていた。
前半はヒューマンドラマ的なコメディ的な感じで、
後半はアクション満載で映像を見せるのが中心といった印象。
前半の方が面白かった。
現実離れした、アメリカ人が大好きなスーパーヒーローの話。
どんな憧れの存在でも内面に悩みや弱さを持ってるよ、ってよくある展開。
真面目に見るほどのものでもないが、それなりに面白い。