劇場公開日 2009年6月19日

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愛を読むひとのレビュー・感想・評価

全95件中、1~20件目を表示

3.0いきなり違う映画が始まってびっくりした

2024年11月9日
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自分 脚本家になろうとしたことがあるから分かりますよ
脚本 ってのは最初のところをうまく書くのは難しいんです
うまく滑り出して30分ぐらい持ってるとなると捨てるのはもったいないんですよ
そこで どうするか すったもんだ 考えてその後なんかネタをくっつけた
そんな感じの話に見えました
途中で飽きました

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タンバラライ

4.5運命というものの重み

2024年3月11日
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鑑賞方法:VOD
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なにわ

2.0頭の固いおっさんと、意味不明な行動。

2023年12月31日
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プライア

4.0気持ちの潔さが哀しい 死んだ人は戻らない

2023年9月24日
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Bluetom2020

4.5相似形の魂

2023年9月22日
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鑑賞方法:DVD/BD
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pen

5.0抱えてるもの

2023年7月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

観る前のイメージでは、
また年上女性とのひと夏の恋ですかと。
また若者の性はとまらんが年取ってから懐かしく思い出すわよ、かいなと。
ですが中盤からガラリと変わり、
涙なしでは見れない展開になります。

そこまでが微妙に見ててキッツイなあって気分にもなるのですが。
とにかくケイト演じるハンナが、まあどこがどう魅力的なのかは
つかみにくいが
何か悲しい秘密をもってるんだろうなってのは
匂っていてそこがひきつけられる。

抱えるにはあまりにも重く、
とても他人に打ち明けたり分かち合えるようなものでもない。
孤独だ。

これは被害者にあたる彼女の方も同じで、
あまりにも重い悲しみはむしろ分かり合えないし
分かち合えない。

少しは物がわかったかと思った主人公マイケルが二度、三度と
打ちのめされていく姿は観ていて
自身の思いもなんとも生ぬるいのだろうかと
突きつけられる思いである。

当初はニコール・キッドマンを予定していた役だが、
実際に見るとケイト・ウインスレット以外に考えられない。
ケイトはすごかった。
そこに座って、歩いて、それだけでハンナを表現してた。
さすがアカデミー主演女優賞。
すばらしかった。

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こまめぞう

5.0「チャタレイ夫人」がわいせつ?お前が言うな

2022年11月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館、VOD
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kossy

4.0初体験の相手の思い出

2022年11月10日
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鑑賞方法:VOD

ダフィットクロス扮する15歳のマイケルは、学校帰りに病気になり動けなくなっていたところケイトウィンスレット扮するハンナシュミッツに助けてもらった。
思春期の僕が年上の女性に裸で迫られれば、そりゃあ抵抗の余地が無くなってずっぽりはまってしまうだろうね。男性にとっては夢の様な話だろうが、ハンナからするとただ持て遊んでいただけかもしれない。しかし15歳の僕には一生拭えない出来事になってしまった。
ハンナは常に本を読んでもらう事を好んでいたが、その後ハンナはマイケルの前から突然消えてしまい、マイケルが法科の学生としてゼミで裁判所の裁判を傍聴した時、偶然ハンナが出廷していた事で再会した。実はハンナはアウシュビッツで看守をしていて裁判にかけられていたと言う重い話。ハンナには秘密があった。
初体験の相手にず~と引きずられてしまうが、男にとってはやむを得ないだろうね。そういうもんだからな。ケイトウィンスレットの体当たり演技は官能的で素晴らしかった。マイケルじゃないけど、引きずられてしまうね。だけど、ラストシーンで娘に父親のこの手の青春の思い出を語るのはちょっと考え物だと思うな。

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重

2.0むう、

2022年9月25日
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鑑賞方法:VOD

いろんなことを思うけど、ま、見た記録のためのレビュー。

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けい

4.0願いのような作品

2022年9月5日
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鑑賞方法:VOD

二次世界大戦後のドイツを舞台にした悲哀の物語。
スティーブンダルドリー作品でしたが、いまいちピンとこなくてスルーしてました。
が、プライムで見かけたのでふと観てみることに。
ケイトウィンスレットの佇まいが良く、その芝居もとんでもなく惹かれるものがありました。
そして若きマイケルを演じたダフィットクロスも、その肢体が若さに満ち溢れていて別の魅力に溢れてましたね。
二人のロマンチックな逢瀬は、その時代背景に大きくその運命を歪めていく。
…といった話でしたが違いました。
いや、あくまで個人的にですが、違うように見えてきました。

裁判から急激にシリアスになり、それぞれの葛藤を描かれていきます。
その辺りからいくつもの小さな「なぜ?」があったのですが、二人を通じもっと広く描いたものに見えてきました。
裁判自体アウシュビッツ裁判でしょうし、ここを主軸のようにじっくり描いていきます。
そんな中教授の言葉は、むしろ我々に投げかけてくるようでした。
文盲とそれを隠すのはロマ族(ホロコーストと同じ虐殺対象)だとは薄々分かるのですが、それをはっきり示さないのも"あえて”なのでしょう。
後悔の念と何処か目を背けたい過去。
手紙に目を通さなかったりと、ちゃんと向き合えないやり取りの末の別れ。
そうして迎えたラスト。娘に話し始めるその姿は、まるで希望を託しているようでした。

そしてこのラストで、はっきりと自分の中で腑に落ちたのだと思います。
これはドイツそのものを描いたものではないだろうかと。
できればなかった事としたい恥ずべき歴史ナチスドイツ(ハンナ)、それを未だどう向き合えば良いのかわからないままでいる現ドイツ(マイケル)、そしてそれらを踏まえ乗り越えてほしい未来への希望(ジュリアン)。
歴史を受け継ぎ、過去に目を背けず、これからの未来へと繋ぐ。
ドイツという国への問いかけと、願いのような作品と感じました。

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白波

4.0甘美な物語にこもる戦争悲劇

2022年7月13日
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泣ける

悲しい

怖い

バスの車掌をしている疲れ果てた女性が、
ふとした切っ掛けで15歳の少年をくわえ込んだ物語の端緒は、
デボラ・カーの『お茶と同情』を思わせました。

親と子ほども離れた不実な恋物語の始まりを感じさせましたが、
謎の女の正体を求めて、
上級なシナリオはサスペンス豊かにグイグイ引っ張って行きます。

声がいいから、と少年に本の朗読をせがむ
家族の気配がない不思議な女は、
職場の勤務状態が良いから、事務職に昇進を告げられた日に失踪する。

8年後、
少年が女を見たのはユダヤ人収容所の看守だった女を裁く法廷。

不思議な女を演じるケイト・ウィンスレットが秀逸です。
目の演技が、他に比較できない印象を残しました。

彼女の出生の秘密は明かされなかったかも知れませんが、
少年の経験は、彼の一生に大きな影をもたらす、
甘美な初恋だったことは間違いありません。

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ezu

3.0前半とは一転後半は切なく重い。 どうにもならない感情が渦巻きます。...

2022年6月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

前半とは一転後半は切なく重い。
どうにもならない感情が渦巻きます。
最後の面会、お互いにあと少し素直に歩みよってたら違った形になったのかなぁと思いつつも、文盲な彼女を彼は最後まで愛し守ったんだと思う。

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よっしー

3.0ちょっとよくわからない

2022年6月3日
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越後屋

4.0あなたならどうするか

2022年4月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

映画中盤、法廷でのハンナのひと言。

あなたなら、どうしたか?

この言葉に集約される物語。

もしも裁かれている時に、ハンナが正直に答えていたらどうなったか。
マイケルがハンナを助けんと立ち上がったらどうなったか。

私ならどうするだろう。

そんなお話でした。

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映画鑑賞初級

4.0プライドとは命懸けで守るもの。

2022年2月18日
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もし罪深い私を盲目的に愛して求めてくる青年がいたら、どんなに愛おしく感じる事だろう。そしてそれはほんのひととき自分の人生に輝きを灯してくれる。

原作も映画もこの点を外す事なく描いていたのが良かった。

それは、青年の人生には問いかけを、彼女の人生には答えを与えてくれた物語。

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大粒 まろん

4.0朗読を通じて育む神秘的な愛...

2022年2月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

原作は読んだことないし、鑑賞前まではごく普通のラブストーリーかと思いきや全然違った。
とても深刻な物語だった。愛、差別、葛藤、秘密...挙げきれないほどたくさんの要素が組み込まれている。
胸が締め付けられるように苦しくて、鑑賞後何とも言えない感情を抱いた。特に後半からラストにかけての展開は驚きのひと言に尽きる。
本作の主人公ハンナを演じたケイト・ウィンスレットは登場人物に命を吹き込むのが本当に上手い。どんな役であっても自分のものにというかその人物そのものになってみせるのだから驚きだ。

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しゃい

5.0【苦悩と葛藤の先/年上の女性と年下の男性の恋愛②】

2021年12月19日
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この作品は、想像力を要所要所で広げる必要があるなと思う。

実は「人のセックスを笑うな」を久々に観て、ふと、年上の女性と年下の男性の恋愛の映画を観直してみようと思った。

「甘いお酒でうがい」と「私の知らないわたしの素顔」は既にレビューを書いているので、いろいろ調べて、今、僕がサブスクで観ること出来て、当時鑑賞して好きだったものをチョイスしてみようと思った。

まずは、多くの人がおそらく外すことがないであろう「愛を読むひと」だ。

この物語はとても悲しい。

だが、僕はどこか、僕たちの世界に向けた希望を提示しているようにも思えるのだ。

構成の各パートのギャップの大きさ、そして、この作品に用意された結末が、マイケルやハンナは本当はどうすべきだったのか、実は、答えのない問いを僕たちに投げかけているように感じられる。

答えのない問いとは、僕たちの未来に向けたメッセージだと思う。

(以下ネタバレ)

この作品は、大きく三つのパートから構成されている。

実は、この構成は、単なる物語の展開だけではなく、問いかけを考えるうえでも重要な役割を果たしているように思える。

一つめは、マイケルとハンナの出会いだ。

マイケルが20歳近く年上の女性ハンナと出会い、恋に落ち、逢瀬を重ねる。

若い男性が年上の女性と恋に落ちる際は、多くがセックスへの興味であることは間違いないように思う。

しかし、朗読を通じた心の交流が次第に深まる。

次のパートは、ハンナがユダヤ人虐殺にどう関与したかの裁の場面だ。

最初のパートでうすうす感じていたことだが、ハンナは字が読めない。当然書くことも出来ない。

それは裁判では触れられず(”ハンナも口を閉ざし”)、SSという仕事を選ばざるを得なかった理由も明らかにならないまま、他被告人の罪のなすりつけもあり、ハンナの罪はより重くなってしまう。

ハンナはなぜ本当のこと言わなかったのか。

教授に促されたのに、なぜマイケルは証言しようとしなかったのか。

なぜ、人間が培ってきた法律という知恵が働く機会を失ってしまったのか。

そして、最後のパートは、収監されたハンナとマイケルの朗読を通した心の交流だ。

結婚し、娘をもうけたものの離婚したマイケル。

証言できなかったという自分の罪の意識と向き合っていたのだ。

意図していたわけではないが、多くのユダヤ人を死に追いやってしまったことを許すことが出来なかったのか。

彼女を愛していたから、それを公に出来なかったから証言しなかったのではないのか。

献身的ともいえるマイケルの膨大な朗読テープの作成。

テープを手掛かりに、字を学び、曲がりなりにも読み書きが出来るようになったハンナ。

20年の収監の後、釈放の機会を得たハンナ。

長い年月を経て再開したハンナとマイケル。

20年で何を得たかハンナに問うマイケル。

字を書けるようになったと答えるハンナ。

おそらく、マイケルは、罪とどう向き合ったのか聞きたかったに違いない。

だが、ハンナは、読み書きが出来なかったと自分の”最も重大な秘密”をマイケルに打ち明けたつもりだったのではないのか。

釈放を前にしたハンナの自死。

ハンナは、裁判で読み書きが出来なかったことを隠したように、マイケルに罪と向き合っていたことも話してはいなかった。

それは、罪はマイケルに対してではなく、亡くなったユダヤ人や家族に対して向き合っていたからではないのか。

ハンナは読み書きを学び、本さへも読めるようになる過程で、罪と向き合うだけに止まらず、罪とどのように向き合うべきなのか自分なりに考えるようにもなっていたのだ。

だから、釈放されるつもりはなかったのだ。

だから、遺族に少しでもとお金を貯めていたのだ。

ハンナの死で、マイケルは様々なことを理解したのではないのか。

年上の女性と年下の男性の恋愛映画というカテゴリーで観たけれども、それ以上に考えさせられる映画だった。

感情移入をメインに”自分だったら”という括りでは計り知れない気持ちの揺らぎが感じられると思う。

そして、より良い判断を重ねるために、教育がいかに重要なのかも問いかけていると思う。

だから、遺族の女性は、ハンナを理解し、ハンナがお金を貯めておいた缶を手元に置いておくことにしたのだ。

世界の中には、女性に教育は必要はないという宗教や民族がある。

中国のように一部の民族を弾圧し、思想教育をしている国家もある。

アメリカのような民主主義国家でも、白人至上主義的な家父長主義(パターナリズム)の色濃い地域では、女性の地位が低いままだったりもする。

日本でも同様なことは多い。

この作品は、文盲を背景にし、読み書きが出来ないことで起こった悲劇と、その中で苦悩・葛藤する男女の姿を表していると思うが、今、世界ではコロナ禍でもワクチン接種も含めて、平等とは何か、より良い判断を重ねることの重要性などが問われていると思う。

民主主義の重要性の理解や、より良い未来を思い描けるように、教育が重要だということも暗示しているように思える作品だった。

最後、マイケルがハンナのお墓の前で娘に話すストーリーは、きっと未来や希望につながるもののはずだ。

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ワンコ

4.0ケイトさん綺麗

2021年9月24日
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マイケルと青年期と現代の役者さんの表情もどことなく似ていて、回想シーンから現代に戻っても物語にスッと入りやすかった。

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あみにゃ

4.5「差別」を問う映画

2021年8月22日
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2021年8月19日

たまたまNetflixで発見し視聴。
邦題とあらすじだけを見て、先が読めないなと思いつつ視聴しましたが、明らかに邦題ミスな気がしました。

たしかに「愛」はあったのだと思いますが、そこがテーマではない気がしました。

映画を見ながら、文盲に気づき、あっと言わされました。
今の日本人にはあまり縁のないことなので、見落としていましたが、海外ではありえる話なのです。
文盲に気づき、今までのハンナの言動に納得しました。(本を読ませる、昇進を断る、筆跡鑑定を断る)

しかし、映画を観終わっても、ハンナの自殺の原因やマイケルの行動(ハンナの遺言に基づいて寄附活動する)、収容所から生き残った女性の何かを悟った感慨深い表情などに納得がいかず、もやもやしました。単なる恋愛感情では片付けられない描写でした。

そこで他にレビューを拝見していると、「ロマ(ジプシー)」という存在を挙げている方を発見し、納得しました。
原作を読んでおり、ヨーロッパの人種差別事情に明るくないと分からないテーマでした。

流浪の民で、ドイツを含め、ヨーロッパ中から差別を受けていたのがロマです。
その差別の歴史はナチのユダヤ人差別より歴史が深く、流浪ゆえ、文盲である者が多いという特徴があります。
ハンナは文盲ということがバレるとロマだと思われ、差別されるのが怖かったため、秘密にしていましたが、文字を学ぶことで自分のした行為を知り、結果的に自殺という選択をとったのでしょう。
終盤に、ニューヨークに住む収容所からの生き残りのユダヤ人が「文盲はユダヤ人に相応しくないテーマかもしれませんが」というセリフは、まさにロマのことをさしたセリフなのでしょう。

とても良い映画でした。ただ、自分の無知を改めて思いました。

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ちん

4.0邦題に騙されたが、良い映画だった

2021年6月27日
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ジョニーデブ