007 慰めの報酬のレビュー・感想・評価
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狙いは石油じゃない、水だ
映画「007/慰めの報酬」(マーク・フォースター監督)から。
悪役のグリーンを中心とした組織は、
貴重な天然資源を支配することにより、ある国の滅亡を企てている。
砂漠の中の土地だから、当然、石油だと思い込んでいたが、
その貴重な天然資源は「水」だと知って、なるほどな・・とメモをした。
石油などの天然資源は枯渇し、エネルギー革命が起こるかもしれないが、
人間の体の大部分を占める「水」を支配することは、
もっと大きな支配に繋がると感じたからだ。
今、私たち日本人は、水不足に悩むことはあっても、
水がなくなるという不安も恐怖もない。
だから、この映画の大切な部分にうまく反応できなかった。
さらに、今までのショーンコネリー、ロジャームーアの
ボンドを観てきているので「えっ、これが007?」という想いが募った。
毎回楽しみにしていた諜報部員ならでは「秘密兵器」もないし、
車には必ず、あっと驚く装備が施されていたはずなのに、それもなし。
お決まりの「車・船・飛行機」のチェイスはあったが、楽しめなかった。
これって、私が歳を重ねたからかな?
「007」のネーミングで映画を作るのであれば、もう少し工夫が欲しい、
そう思いながら、映画館をあとにした。
ボンドへの冒涜
1作目から映画館で観てきた中で最低の出来、(テーマは地球温暖化で博愛主義的だなー)、前作に続きクレイグのミスキャストは言うに及ばず(品が無いし、あまりにも原作のイメージと程遠い)、ブロスナンのボンドシリーズまでにあった、ダンディズムなし、優雅さなし、粋さなし、Qもいない、決めゼリフもなく、ただの復讐劇であってボンド映画としての必要性がない。オイル塗りはゴールドフィンガーだし、パラシュート脱出はムーンレイカーやイレイザーだし、砂漠置き去りはアイガーサンクションのパクリか。英国魂を無くしたか。クレイグはとっととやめれ。フレミングとブロッコリは泣いてるぜ。
私は好き
お恥ずかしながら007シリーズは初体験でした。
なんとなく、想像していたボンドとは違ってましたが、スマートな
ナイーブな今回のボンド、好きですよ。
元恋人をなくしたその復習がテーマとなっていることもあり、
Hなシーンも少ないですが、私はそれで良かったと思います。
主題歌の「Another way to die」がかっこよくて、サントラも
購入。
すっかりダニエルクレイグのファンになってしまったので、
さかのぼって
「カジノロワイヤル」も観てみようと思ってます♪
4時間の大作の後編を見ただけ
ボンド映画初の続編に期待したが、ただの続編。
4時間の大作の後編を見ただけだ。
カジノロワイヤルはニューボンドのデビューとしてそれなりに評価したが、今回は何も趣向が無い。ストーリー追加のみ。
家内は、Qが出てこないし新兵器も無いのでつまらんと言いました。
確かにこの手の映画作りは、派手さを求めればスパイダーマンやスターウォーズになるし、ドンパチやるならダイハードやリーサルウェポンになる。そしてレビューにあったように今やジェイソン・ボーンと言う途方もなく面白いキャラが出現した。
過去のジェームズ・ボンドとの違いは、余裕だと思う。遊びごころです。このボンドは笑わないですもの。
こうなると、余計次回作が気になる。
ボンドを殺さないで!ブロッコリさん。
ボンドはボーンに非ず
冒頭から矢継ぎ早に猛烈なアクションシーンが繰り出される。『ボーン・アルティメイタム』のような(アクションシークエンス監督は同じ)接写のリアル指向だが、似て非なる出来映えだ。
まず、この映画のアクション・シークエンスには緩急がない。緩急のないアクションはハデでも退屈だ。そして、相手との位置関係が掴みづらい。編集が細かいだけで雑だからだ。最後に、相手やボンドの表情が見えない。感情移入させないのだ。これらはポール・グリーングラスとマーク・フォースターのアクション映画監督としての力量の差から出るものだろう。
ボンド映画がこれじゃあいかん!ボーンのバッタもんとじゃ情けない!と前半は怒り心頭だが、徐々に本作は例外的なボンド映画であることが分かり安堵した。そして、最後に来たかガンバレル!!!!OO7の誕生。秘密組織も登場したことだし、次回作でOO7調に戻ってもらいましょう。クレイグ・ボンドは相変わらず良いので、そこは損なわないよう多少のサプライズを含んだリニューアルを期待したい。
スパイとしては失格だが男としては最高!
始まって10秒でカーチェイスで
シリーズ初のデュエットのオープニングへとなだれ込む。
(アリシア・キーズとジャック・ブラックの最高の楽曲!)
更に追跡戦とすぐまた始まり終わったと思ったら
すぐまた追撃されたり忙しい。
「めまぐるしい」という言葉がピッタリ。
やっぱり前作を観てから観に行ったのが正しかった。
前作のネックレスが凄く効いてるし、
マティスとの関係は前作観てなかったら
ただの「友人関係」と思うでしょうし。。。
重要参考人物を殺しまくりのボンドに
「スパイとして大失格だろ!?」と突っ込むも
男としての弔いだから何故か許せる(笑)
強烈な生い立ちとキャラクターなのに
何故かパンチの弱いボンド・ガールに
前作同様、怖いようで全然怖くない悪玉…
それを隠すための
あのスピーディーな展開だったのかなと
ふと、思った。
「動」を活かすために
「静」をもうちょっと入れてほしかったかな。
個人的に騙されやすく一番、人間っぽいボンドと思う。
次はそのボンドを喰うくらいの悪玉が欲しいです。
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