007 慰めの報酬のレビュー・感想・評価
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珍しく続き物 すぐ見ました
映画館で見た以来。前作から連続して見ました。スパイ道具に頼らず怒涛のアクション。ただ、ホテルの燃料電池の設定がなぜ?と思いました。わざわざ直前にセリフに入れてまで爆破したかった(笑)そこだけ気になったけど、話は完結するので良し。
オシャレ感
カジノ・ロワイヤルに引き続き、新作を観るために、公開当時の劇場鑑賞以来の2度目。007は劇場で観たい派。そして、今回も、すっかりストーリーは忘れていた。13年前に劇場で観て以来なので、やはりほぼ覚えていないよね。
ネットによると、酷評されたらしいが、私は楽しめた。タイトルも意味不明だと言われているらしい。
そんなことは気にならなかった。
前回より、ストーリーではない背景などがオシャレだと感じた。色合いも美しい。芸術性を感じる。
馬のレースのところの色合いが美しかった。
そして、イタリアの古くて歴史ある美しい建物の中でのアクション。オーストリアのモダンなオペラ。
今回から最新作まで、スーツはトム・フォード。
007のスーツ、カッコイイ。
そしてストーリーは、少し複雑だがなかなか良かった。
愛する人に裏切られたボンドが、心の傷をかかえながら、それでもなお、まだヴェスパーを愛している。愛する人を失った喪失感。復讐の鬼になっている。同じように愛する人たちを失ったことで、復讐を誓うボンドガール。
ヴェスパーの愛した元彼。
殺さなかったことで、ボンドの成長を感じた。
マティスとフィールズかわいそうだったな…。
マティスには、あのまま隠居生活を送って欲しかったな。フィールズのオイルまみれはゴールドフィンガーのオマージュとはいえ、つらい…。フィールズ可愛くて好きだったのに。Mの言うように。普通の人だったのに…。
さて、次はスカイホール。
マッツ・ミケルセンとマチュー・アマルリックがなんか似てると思うの私だけ?
マシュー・カソヴィッツは…出てません。
初っ端からゴリゴリのハードアクションで、復讐でないとは言い張るボンドだけど…いつもの3倍くらい殺意あるでしょ?
デンチ様怒られたら反省なさい! まあ美味しい思いをしたいだけの輩よりは説得力はあるけど。
あんたも「もぐら」か。
マティスさんの株がかなり上がった。安寧な生活をしていても、どこか危険な任務に焦がれてしまうロクでもない性がグッとくる。
ただしアクションに振った分だけ二人の葛藤などドラマ部分は薄味にも感じた。コンパクトな上映時間も良かったのか悪かったのか。
敵役だけど、なんかかわいそうなラスト
敵役のマチューアマルリックは
シリーズの中でも、凄みが欠けるような。
なんとなく、大将のうしろに隠れて偉そうに歩く、スネ夫的な雰囲気。
とはいえ、
水を独占しようと企んでたのに
ラストはボンドに砂漠の真ん中で水もなしに放り出されて死んだのは皮肉で印象的でした
そして今度のボンドガールは南米系。
ちょっと沖縄の人にいそうな顔立ちで、
睨んだ顔も笑った顔もかわいくみえてきた‥
しかし本人オルガキュリレンコはヨーロッパ系みたいですね
この映画だとかなり色黒だけど、焼いたのかしら‥
色白の彼女もこれまたかわいいので是非一度ご覧ください
自我に目覚める007
勝手に「NO TIME TO DIE」公開前祭り第2弾!!
前作「カジノロワイヤル」が良かっただけに酷評される本作……
しかし私は好きであります。
冒頭からのフルスロットル!!
アクションシーンはカットバック方式を使いアドレナリン全開です。
ボンドってこんなに攻撃的だったっけと始め観たときは、衝撃でした。
オイル缶の仕業はボンドだと思うので、そこは観客の期待に応えます♪
本編は、107分。ストーリーもわかりやすいので未見の方は是非!!
ボンドに必要なのは、復讐か、自由か
シリーズ22作目。2008年の作品。
愛した女性ヴェスパーを操り死に至らしめたミスター・ホワイトを追うボンド。
シリーズ初の前作からの直接の続編。前作のラストシーンから幕を開ける。
いきなり迫力のカーチェイス!
捕まえMの元に連行し尋問しようとするが、仲間内に裏切り者が…!
ホワイトは逃走。ボンドは裏切り者を追うも、殺してしまう…。
裏切り者が遺した僅かな手掛かりから一人の男が浮上し、バハマへ。
その男の滞在ホテルで格闘となり、またしても殺してしまう…。
ボンドはカミーユという女と出会う。彼女は家族をなぶり殺した元独裁者の将軍への復讐に燃えていた。
さらに、表の顔は慈善団体のCEOであるフランス人実業家。裏の顔は天然資源利権を得ようとする男、グリーン。
陰謀阻止と復讐の果ての狭間へ、ボンドは立ち向かっていく…。
新生ダニエル・ボンド2作目。
新しい試み、異例尽くしで任務を始めたが、それは本作も然りで、前述した通り前作からの直接の続編。のみならず、ダニエル・ボンドは全作が繋がっている事が後々に判明する。
前作のル・シッフル、今回のグリーン、次作のシルヴァ。彼らは単体の敵ではなく、実は巨大犯罪組織の…。
ちと後付け設定かもしれないが、彼らも“ナンバー”で呼ばれていた…と想像するとニヤリとする。
シリーズでも最も激しいアクション!アクション!アクション!の連続。
開幕のカーチェイスに始まり、バイク・チェイス、ボート・チェイス、飛行機戦。
合間合間にも銃撃戦や肉弾戦。
怒涛のアクションに手に汗握る!
アクションが激しいという事は、それだけボンドに危機が訪れるという事。
が、敵を捕まえ、情報を引き出すのも任務。
幾ら殺しのライセンスを持ち、対する為に止むなくとは言え、すぐ敵を殺してしまうボンドの行動が問題視されてしまう。
いやそれどころか、危険視。
ある人物の死の罪すら着せられ、CIAやMI6からも追われる身に。
しかし、それでもボンドは我が信念で、グリーンを追う…!
先輩ボンドたちと同じく、ダニエル・クレイグも2作目ですっかり板に付いた。
激しいアクションの連続でタフさ、復讐というシリアスな演技、協力者はいるが孤独感…このスパイにアウトローな魅力を加えている。
ボンドガールは、2人。
本作の抜擢で有名に。浅黒い肌が初々しいオルガ・キュリレンコ。彼女もまた激しいアクションと復讐心を熱演。
ボンドのお目付け役のジェマ・アータートン。彼女はシリーズの名シーンを“色違い”で再現。
2人共ボンドガールでありながら、カミーユとはベッドシーンはナシ、ジェマ演じるフィールズとはあの後ベッドインはするだろうけどその直前までで直接的な描写もナシ。恋愛関係にもならない。
つまり、ボンドはそれほどヴェスパーを…。
敵のグリーンはこれまで対してきたようなパワーで圧し、インパクトで圧し、脅威的な相手という感じではない。
が、フランスの演技派マチュー・アマルリックが曲者感充分、ねちっこく演じる。
ジェフリー・ライト、ジャンカルロ・ジャンニーニは前作からの続投。前作でボンドを裏切ったマティスの今回の役回りは…?
英国政府やCIAからの指示と、独断で動くボンドの板挟み状態のM。悩まされながらも彼女が信頼したのは…、言うまでもない。
私の部下よ。
良質ドラマを手掛けてきたマーク・フォースターは、本作でアクション映画初監督。
その手腕を充分に…残念ながら活かしきれなかった。
前作に比べると、圧倒的にドラマ性に乏しい。
ドラマを見ようとしても、展開が早く、じっくり見る余裕が無い。
アクション推し。ならばピアース・ボンド『トゥモロー・ネバー・ダイ』もアクション推しだったが、あちらはユーモアあってエンタメ要素たっぷりだった。
シリーズ最短の尺(106分)にアクションを詰め込み、それ以外の魅力は削ぎ落とされてしまったようだ。
スタッフ面でのトピックスは、音楽のデヴィッド・アーノルド。
『トゥモロー・ネバー・ダイ』から5作連続担当してきたが、本作で降板。
ピアース時代はあのテーマ曲を存分に使い、ダニエル時代は忍ばせながら用い、エメリッヒ作品より名仕事であった。
グリーンの陰謀を阻止。グリーンは背後に、巨大組織の存在を…。
復讐を果たしたカミーユ。
ボンドの復讐は…?
ラスト、ある人物に辿り着き、彼が下したのは…?
ボンドに必要なのは、復讐か、自由か。
これにて007レビューは全作任務完了!
と言うのも、『スカイフォール』『スペクター』は劇場公開時に書いていたので。
この2作はまたゆっくり見て、さあ、ダニエル・ボンド最後の任務=『ノー・タイム・トゥ・ダイ』に挑むぞ!
激しい
アクションがすごい。
めちゃめちゃ走る、めちゃめちゃ戦う。スピード感が凄いんだけど
時々どうなっているのか分からなくなる。。
ヴェスパーに裏切られたのか?
愛されていたのか?
その上殺されてしまったことでボンドは
荒れまくってみんな殺しちゃう。
クールな女好きスパイが感情的になって
大暴れしちゃう人間らしいジェームズ・ボンドが
描かれていて良かった。
クアンタムってなんだったんだ?と思って調べたら
実はスペクターなんだね。
ちゃと見てなかったけどずっと続いてる話なんだと
今更ながら気が付きました。
所々わからなくてネットで調べながらみちゃったよ。。。
そこに慰めはあるか?
ジェームズ・ボンド・シリーズ第22作。
"水曜プレミアシネマ" で鑑賞。
原作は未読です。
前作「カジノ・ロワイヤル」で愛する女性ヴェスパーを失ったボンドの復讐劇を軸とした、シリーズ史上初の続編作品。前作ラストから直結したストーリーが展開されました。
本作はボンドの知力をフィーチャーしていた前作と打って変わって、冒頭からダイナミックなアクションがこれでもかと繰り広げられ、ボンドの武の部分が強調された印象でした。
ロープが足に絡みついた状態で宙吊りになりながら、落ちた拳銃を拾いざま腹筋の力で起き上がると云うかそう云う動きしてからのズドン!が好き(語彙力無さ過ぎ)。
ヴェスパーを裏で操っていたミスター・ホワイトを探る内、その奥に潜む謎の大組織クァンタムの存在が浮上。巨額の利権を巡り英国政府すら絡んだ陰謀に立ち向かうことになったボンド。その胸には愛する者を奪った敵への復讐心が。
復讐心に駆られて人間性の一部を失ってしまったボンドが、その目的を達成したことによって、「Quantum of Solace」を得たことで、ボンドはようやく真のスパイとなった。
[以降の鑑賞記録]
2020/12/27:Blu-ray(吹替)
※修正(2023/09/21)
怒涛のアクション!
カジノ・ロワイヤルに続き、グレイグボンドはホントに硬派ですね。ショーン・コネリーの007はいくつか見てますが、好対照というか。今作のボンドガールはカミーユですよね?結局、彼女とは関係を持たずでしたもんね。まあ、僕としてはこっちの路線の方が好きなんでウェルカムですが♫
アクションのクオリティは前作よりもアップ!直接の格闘、追いつ追われるの追跡、カーチェイス、飛行機スタント、ホテル大爆発など、バリエーションがたくさんあって一つ一つが迫力があって見応え十分。特に、飛行機でのアクションは圧巻でした!大迫力!!
ストーリーは、全体的にサイドストーリー感が。。冒頭でミスター・ホワイトを確保してたのに、まんまと取り逃がし、以降はホワイトのホの字も出てこず、最後にようやくその組織クァンダムの情報を入手しただけとは。(勝手な推測ですが、これもホワイトに肉薄する核心的な情報ではない気がします。。)前半、新登場の人物や展開が多くて、解釈しながら見ないとなかなか理解しづらかった。まあ、これは前作からそうでしたが(笑)あと、Mの考えがイマイチわからない。中盤ぐらいまでボンドを批判し続けてた割に、後半には、「私は部下を信用している!」と急に心変わり。彼女の言うことは二枚舌のように見えてイマイチ信用できなかったです。
Another way to die. アクションのつるべ打ちや!
2020年のダニエル・ボンド最終作に向けて見直し007の第二回。
前作の終わりからそのまま始まるのですが、イタリアから始まって、一度ロンドン、でハイチ、オーストリア、またイタリアに戻ったかと思いきや、南米ボリビアで大立回り、最後はロシアと世界各国を股に掛けます。あ、007ってイギリスのエージェントでも話はイギリスで進む訳じゃないだ・・・と今更のように気が付きました。
本作はアクションに次ぐアクションでしたね。ちょっとアクション多すぎな感じもしました。緩急がないというか。ダニエル・ボンドがまだ若々しいので兎に角動かしたかったのでしょうか?ダニエル・ボンドカッコいいけどね!
ボンド・ガールのオルガ・キュリレンコも若くてカッコいい!ボンドに引けを取らない凛々しい感じでした。なんと言っても「オルガ・キュリレンコ」って名前がインパクトあって良いですよね。ジェマ・アータートンってボンド・ガールだったんですね。知らんかった。「ヘンゼル&グレーテル」とか「人生はシネマティック」等で観ていて好きな女優さんだったので、本作では2号さんでも知的な役柄でいいじゃんと思ってたのですが・・・気がつけばオイルまみれでした。なんてこったい!
そうそう、前作から出てたマティスがあっけなく殺されちゃってビックリでした。でも最後にボンドに「自分を許せ」って良いこと言うんですよね。いやー、自分も亡くなる前にカッコいい事言ってみたいものです。
敵が弱かったり、不思議と建物が大爆発したりと色々とハテナ?と首をかしげる所は有りつつも、アクション映画として十分に楽しむ事ができました。言うなれば、これまでのボンドに詳しくない分「ボンドはこうでなきゃ」っていう固定概念がないので逆に楽しめてる感じです。ちょっと忙しいですが、アクション映画としては十分に及第点だと思います。
そう言えばアリシア・キーズとホワイト・ストライブスのジャックの主題歌もカッコ良かったのですが・・・あれ?二人ともアメリカ人?007の主題歌ってイギリス人縛りがあるわけじゃなかったんだ!色々と再発見な007です。
おうち-202
そのままのオルガさんが見たい。
『カジノ・ロワイヤル』と繋がっているので、あの直後から始まるし、脇役キャラも続投しているところは好き。
なのに、なんでそこまで心踊らないんだろう。
たぶん、私は色黒で南米訛りのオルガさんより、東欧美人のオルガさんが見たかったのかもしれない。
あと、ラブシーンが足りな(以下自重)。
でもその理由は、エンディングを見てわかった。これまで、歩いてきたボンドがこちらを振り向き拳銃を発砲するお決まりのオープニングが、今回はエンディングまでお預けだったこと。
この2部作を経て、ボンドが007になったんだと気づいた。
ちなみに私は、ボンドガールは2番手ボンドガールが結構好きで、今作の2番手ボンドガールもいい味出してました。
2番手ボンドガールには別れの際に哀しみや裏切りを伴ってほしくて、『ダイ・アナザー・デイ』のロザムンド・パイクなんて個人的にサイコーだったんですが、今作の別れもなかなかのものでした。
ジェイソン・ボーンやワイスピでよく見る、登場人物と共に回転するようなアングルが好きなのですが、今作はそんなアクションが見られます。
ただ最近のアクション映画で見慣れてしまって、そこまで新鮮な感じがしなかった。
ダニエルボンド制覇目指して、毎晩見ているので本当に寝不足ですが、がんばりますおやすみなさい。
うーん
ちょっとパッとしなかったなー敵があまり魅力的ではなかった。
結局ヴェスパーが死んだ原因はドミニクグリーン?なんか違うなぁカジノロワイヤルと繋がってるからって期待してたけどあまり。あとなーマティスがなー好きだったのになーかわいそうな扱い。
あとラストのホテル爆発しすぎじゃない?ボンドが暴れてるだけのグリーンに苦戦してる感もなんか違和感。
散々文句言いましたが主題歌にジャックホワイトが起用されてたので星+1くらいで笑
あのOPかっこよすぎんだろ!!
新たなボンドガール像
どうやらあまり評価が芳しくない今作。
私はスカイフォール、カジノロワイヤルと順は違うにせよ007熱が最高値で見たので非常に楽しめた。
オルガ・キュリレンコの美しさは前作のエヴァ・グリーンとはまた違った質のもの。ボンドと肩を並べて闘うボンド・ガールってのも良いなと思った。またオルガ・キュリレンコはそのキャスティングにばっちりだ。
ただ敵役のマチュー・アマルリックの小粒感が半端なかった。
用心棒のかつらってのも正直要らない要素だったんじゃないかと。
しかしジャケットのボンドとカミーユが黒の衣装で凛と歩み、互いに違う方向を見ている。といったあたりに今作の全てが表されてるような美しさでそれだけでも良し!と言える。
やや失速気味か。
007シリーズ、カジノ・ロワイヤルの続編ということで、
「慰めの報酬」を観賞しました。
率直な意見としては、前作よりスケールダウンした感が否めない。
(カジノ・ロワイヤルがあまりによい傑作であったため、本作への期待も
相当高かったのであるが)
勿論、ダニエル・クレイグ演じる主役ジェームス・ボンドは
クールでそのアクションシーンも大好きではある。
あらすじは、ある組織グループがボリビアで悪事を企んでいるとの情報から、
英秘密情報部 MI6が動きボンドを任命する。
また、前作で心を寄せていた女ベスパーを死に追いやられたボンドであるが、
ハイチで出会った女カミーユもボンドを同じ心境を持つ。
組織を追うといった設定に、そういった過去・復讐心といった背景を交え
007アクションが繰り広げられる。
007続編のスカイフォールも必ず見たいと思う。
Quantum of Solace
007シリーズ第22作
『慰めの報酬』
前作『カジノロワイヤル』の続編にあたる作品。
なのだが
前作からあまりにも時間(制作)が経ちすぎて雰囲気がスゴく変わりました。
そこがちょっと惜しかったですね。
アクションは前作同様、血まみれになりながらあの手この手で殺そうとするリアルな戦いでした。
そして
遂に登場!謎の組織“クァンタム”
スペクターみたいなポジションなんですかね?(『スカイフォール』ではまったく話が出てきませんでしたが)
是非もっと物語に絡ませてほしいです!!(24作目と25作目はまたも前後編になるらしいのですが、これはやはりクァンタムが絡むんでしょうか?)
続編という事で上映時間はかなり短くなっていましたが、ヴェスパーの死を乗り越えられず苦しんでいるボンドの姿がきちんと描かれていて良かったです。最後はヴェスパー死を乗り越えた……ように振る舞いますがMにはお見通しでした。
余談ですが、何だかんだ言ってボンドを信頼し、心配しているM。バーナード・リーやロバート・ブラウンの時もそのようなシーンがちらほらありましたが、ジュディ・デンチのMの時は特にそういうシーンがあって、改めてスゴくいいキャラクターだなと思いました。
物語が終わると
前作には無かったあのガンバレル・シークエンスが!!
最後に持ってきたという事は、新時代の007(キャラクターとしての)が完成し、ここから007の物語が始まるという事なのでしょう!!
007新シリーズ
これからとても楽しみです!!
『慰めの報酬』
4.0とさせていただきます!!
ミスった…
ミスってしまった😲💧
なぜかというと前作のカジノロワイヤルを買わずにみてしまったからだ…
これまでの昔の作品をみてたのでまあ大丈夫だろとおもったら大間違いだった 前作をみないと全く意味わからない内容。しかも ミスターQがいないだと!? 遊び心全くありませんでした(笑)
アクション自体は超本格的でトランスポーターみたいというよりはボーンアルティメイタムみたいなアクションだったかな
まあ前作見てないんで内容さっぱりですわあ(笑)
んにしても変わったなあ〜007 ものすごく昔と変わってる事はいえる
とにかくカジノロワイヤル買わなければ
『カジノロワイヤル』も含めて
007マニアのタランティーノが熱望したシリーズの原点の全貌がついに完成した
ジェームズ・ボンド誕生の物語 そして 前編・後編という
【シリーズ初の『キル・ビル』的2部構成】
『カジノ~』ではボンドが【00(ダブルオー)】へ昇格するところ
から始まり 上司のMに怒られながらもアウトローで無鉄砲な
新人エージェント時代のヤンチャっぷりが描かれる
『慰め~』は前作の1時間後からスタートし
アストンマーチンDBSによるブッ飛んだカーチェイスから始まり
愛した女性の【復讐】に突っ走るボンド
この展開は『消されたライセンス』以来の暴走ボンドが
ガンガン悪の組織を追い詰めていくので気持ちがイイ
拳銃も『トゥモローネバーダイ』以来の【ワルサーPPK】復活
『ゴールドフィンガー』の金粉まみれの死体を彷彿とさせる
【オイルまみれの死体】まである
とにかくMの言うことなんか無視してアグレッシブに攻める姿勢は
シリーズを通して同じなんだけど 若さゆえの失敗もあったり
未経験ゆえの危機もあったりで まさに【スパイの成長物語】
『慰め~』でも重要参考人を追い詰めたら【殺す】
とにかく殺しまくって またMに怒られる
この 手の付けられない新人スパイが独断で突き進む展開が
ラストで効いてくる ラストへの伏線になっている
なんとビックリ 長年の007シリーズのオープニング恒例の
【銃口=ガンバレル】(頑張れる じゃないっす)
のシーンが・・・ラストにある!!
『慰め~』のラストで最も殺したかった人物を殺さなかったボンドが
ワンランク上のスパイへと成長したという意味だろう
これで次回作から少し大人になったジェームズ・ボンドの前に
新たな巨悪が現われても【頑張れる】だろう!!
スピード感溢れる
冒頭からのカーチェイスアクション。高価な、憧れのアストンマーチンがボロボロになってもったいないと思いつつ、InitialD並みのドライビングを見せる。そこからは息つく暇も見せないほどのスピード感であっという間にエンディング。007はショーンコネリーでないと、とかいろいろ言う人あれど一度御覧あれと言いたい。
007映画は大河
ピアース・ブロスナンの「ワールド・イズ・ノット・イナフ」が公開された時に、「20世紀最後の任務」というコピーが付いていましたが、あれから更に10年の月日が流れ、6代目のダニエル・クレイグによって「21世紀の007」新しいジェームズ・ボンド像が造られつつあると思います。
長年のシリーズのファンとしては、「お約束」が守られていないとか、旧作から連続している「継承的な印象」と違う事もあって、正直戸惑いはありました。
ただ、今回の作品も4回劇場で観ましたが、回数を重ねる毎に、製作サイドの並々ならぬ努力が垣間見えて来る様な気がします。40年以上続くシリーズですから、今の時代にマッチした、またその先を行くボンドを創り続けなければ、映画としての継承が出来ません。
そう考えると「007」というのは映画が作られ続けていると云う事自体が、もう大河ドラマみたいなもんなのかなあという気がしてきました。
◇
今回の作品は「黄金の玉座に座る乞食」と形容されたほど豊かな天然資源を持つが、貧しい国であるボリビアについての知識がないと理解が難しい部分が有ったと思います。
民営化によってロンドン国際水供給会社が上下水道事業の40年間のコンセッション契約を行った後に水の価格が高騰して、2000年に「コチャバンバ水紛争」が起きています。この辺の歴史的な下地がないと今回のストーリはピンと来ないでしょう。
上映時間を歴代最短とした為ストーリーの背景が描ききれていなかったと思います。
また、新しい組織「Quantum」ももっと悪ぶりを描いた方が良かった様に思いました。いかにも現代にありそうな悪役ですが、「儲けるのがいけませんか?」といった「何とかファンド」と変わらない様な気もします。となると、何故ボンドが対峙しなければならないのかといった疑問が湧いてきます。
007が戦わなければならない相手、魅力的な悪役の創造が、これからのポイントでしょう。今作のグリーンを演じたマチュー・アマルリックは良い役者さんだけに非常にもったいない気がしました。
新時代のボンドは必見!評論に惑わされないで
長年ボンド映画に親しんできたファンからの「お約束が守られていないから物足りない」的な意見が多いみたいだけど、シリーズを全て見ているファンの一人として、私はダニエル・クレイグのボンドは間違いなく最高傑作の一つだと思いますよ。クールでタフで荒削りでスリリングで。まさに現代求められているボンド像を演じきっていると思います。
だってボンド映画は時代とともに進化してきたじゃないですか。それに、今度のボンドは007になりたての設定だってことをみんな忘れてませんか?
007になりたてのボンドが女と寝まくって、Qの作った道具ガンガン使い、ジョーク飛ばして余裕で対応してたらおかしくありませんか?
上等の革椅子に座って、猫の頭なでながら世界征服をたくらみ、秘密基地に落とし穴たくさん作ってる悪役なんて今の時代に現実感ゼロでしょ。
そういうボンドが見たければ旧作を見ればいい。旧作は今見ても充分楽しめるからね。でも今度のボンドは、劇中のCIAの台詞に象徴されているように、「善人がほとんど居なくなった時代」の、誰が善人で悪人なのか容易には区別できない時代の新生ボンドであり、ダニエル・クレイグは、はまり役だし最高に格好良いよ。監督だってとても上手に魅せてくれてると思うけどなぁ。今までのシリーズをよく分かっていて、閉じこめられることなく上手に殻を破っていると思う。
ボンドファンが自己顕示欲の強いひねくれ者の評論見て、今までの作品に抱いてきた思いを壊したくないから映画館に足を運ばないなんて絶対に損。ボンドファンにこそ是非見て欲しい作品です。
私なんかは最近のシリーズで、ものすごく大出力のレーザーで地上焼いたり、スケールだけが大きい内容に辟易してたから、前回の「カジノロワイヤル」も今回の「慰めの報酬」も本当に楽しめましたよ。
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