アバター(2009)のレビュー・感想・評価
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3Dの映画
まさしく映画の原点に戻ろうとしている映画である。
パリの小さな場所で壁に映し出された列車に逃げまどう人々がかつていたようにスクリーンから飛び出していくものに人々は酔いしれる映画だろう。
2D版で観たのだが、物語としては特に新鮮ではなくハリウッド特有のご都合主義の映画であり、展開が読め何でここでこうなるの?とツッコミを入れたくなるような映画である。
第一彼らが流暢に英語を話す時点でこの映画には矛盾が生じ、また環境に対しても絶対に自然は味方になるというアメリカの環境問題についての矛盾も感じられた。まさに矛盾だらけの映画である。
ただ、私が思うのは、この映画、3D版で観ていたら評価は変わっていただろう。映画の原点にしてまた映画に革命を起こした映画にあるのには間違いない。
3Dで観ていないのだが、絶対に3Dで観る事をオススメする。
ここまで来たか・・・
IMAX3Dで見ました。正直、ストーリ自体はMATRIXともののけ姫を足して2で割った様な感じに思いましたが、とにかく、映像の迫力と美しさに圧倒されました。映画の世界(=パンドラ)の中に文字通り2時間入り込んでました。映画はここまで来ちゃったのか・・・!
3Dとエイワの美。
3D予告での映像があまりに素晴らしかったので、
これは絶対3D字幕版で観ようと前から思っていた。
実際に観てみて、
これは劇場などにも偏りがあるのかもしれないが^^;
ものすごく3D!場面と普通に3D。場面が混在する。
ただここ最近で観た3Dの中ではピカイチの美しさ♪
惑星パンドラの中の描写は息を飲むほど綺麗だった。
それに比べてストーリーが…というレビュアーさんが
多いようだが、元々キャメロン氏に斬新なストーリー
展開までをも期待する方が酷なんじゃないだろうか^^;
物語はむしろ王道、実に分かりやすく単純明快。
そこをつまらん、どうでもいいと切り捨ててしまうのは
タイタニックで海に沈められた(そう見えましたよねぇ)
ディカプリオ並に可哀相な気もするのだが…^^;
ま、感想は多岐に渡るものなのでいいとして。。
余談だが私はけっこうワーシントンの顔が好きだ(爆)
あの、ちょっと口角が上がり気味のニヤッとした顔が
可愛いじゃん♪なんて思ってしまうクチ。
なもんで、彼のアバター姿にはなんというか^^;何で
あんなに目が離れているんだろう?的な感が抜けず、
予告時から違和感アリアリだったのだが、これがどうよ、
中盤以降どんどん彼の顔がカッコ良くなるではないか!
(装飾品も含めてね)
アバターも進化するんだな…(自己解釈が得意なもんで)
キャスト陣はお馴染の面々で、豪華豪華。
S・ウィーヴァーの登場は本当に嬉しい限りだし、
M・ロドリゲスはああいう役が本当によく似合う^^;
期待していたS・ラングは暴徒と化す大佐を熱演、
珍しくJ・リビシは嫌味な役回りを演じていて巧い。
唯一真顔を観られないZ・サルダナは表情が豊かで
さすがのスタイル♪やっぱり目が離れているのだが^^;
事故死した兄になり替りアバター任務に参加した弟。
海兵隊である自負から任務と並行して行われる先住民
制圧計画に協力して、走れる「足」を手に入れる目的が、
ナヴィとの生活を経て激変する。闘いではなく共存の道
はないのか。強欲な人類に比べ信仰心が厚く心豊かな
パンドラ民族に心を拓いていく彼には、もはやここが
第二の故郷といえる癒しの世界となり、やがて族長の
娘・ネイティリと恋に落ちる。彼らを守るため彼が起こす
反撃戦のすさまじさ。後半の見せ場は、あの武器で?
どうやって?と思わせる彼の頭脳戦と自然界の妙技だ。
…安心して観ていられる作品が
こんな最新技術を使って描かれているのに歓びを覚える。
飛び出すのではなく奥行きを感じる3D。
もっと進んで、メガネなしで観られる日が来るんだろうか。
(エイワの力ってすごいのね。英和辞典ならあるんだけど)
ジェームズ・キャメロン、3D映像革命に先手必勝!
この作品は国内では予告編解禁当初から話題性があった。クリーチャー映画でも稀な類である。まず、ストーリー面はと言うと、全体的に先が読める感じに仕上がっている。この時期、続々と3D映画が解き放たれ始めた昨今であるが、ここまでの実写&CGのミックスでの3Dは初めてで、新鮮さが感じられた。クリーチャーキャラの動き、表情、幻想的な大自然の映像表現では、空中に浮かぶ山などは雄大さが感じられた。今後、ストーリーと映像の双方が大衆の満足度を得られるものは出るであろう。しかし、この15~20年に一度と言われてる映画革命時代に先駆的な旋風を巻き起こしたこの作品は、第一投目として映画史に刻まれることだろう。そして歴代の大統領が代わっていったようにアバターは革命第一作目として語られることになると同時に、将来、語られる度に、あの時劇場に足を運んで見に行ったな、重たいメガねかけたな・・・と思い起こし忘れられないものになること間違いなし!
AVATARの意味がわかった!
「観るのではない そこにいるのだ」
正にそう思わせる映画です。
惑星パンドラの基地、息を飲むパンドラの自然、誇り高きナヴィ族など、彼らと一緒に旅をし、戦い、祈ったそんな一体感を感じました。
自分の分身がそこにいると言った感じです。
それがアバターというタイトルの意味であると思います。
それは現代最新鋭撮影技術、さらにジェイムズ・キャメロンの世界観、この2つをもってして初めて為しえたものです。
最初にジュラシックパークを観た時も驚きましたが、今回は映画の世界と一体感を得たという意味において、現在唯一無二のものであります。
また、出演キャラクターもすばらしく、とくに王女ネイティリにはやられました。
彼女の、強さ、ひたむきさ、幼さ、そして美しさすべて含めて大変魅力的です。
是非3Dで体験してください。
万人にお勧めします。
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