「USAで一足先にアバターを見てきました。」アバター(2009) Furaiboさんの映画レビュー(感想・評価)
USAで一足先にアバターを見てきました。
一昨日、家族で鑑賞してきました。
まず結論から云うと、絶対に見た方がいい!
しかも2D版ではなく、3D版を、できればIMAXシアターで見ることをおすすめします。
ストーリーが良く練られていて2時間半の長時間をあきることなく見せてくれるのはもちろんなのですが、とにかく、映像の美麗さ、細部の作り込みが半端ではなく、かつ、3Dがその場の空気感、雰囲気を演出する上で実に効果的に使われていることに感動。 例えば、主人公が森の中に分け入るシーンでは、熱帯雨林特有の羽虫がそこらに飛んでいる感覚とか、森の奥行の雰囲気とかが、また夜のシーンでは、発光する植物のたたずまいであるとか、浮遊する種子の感じが美麗かつ繊細に見えることに驚きました。 また、高い場所に上がるシーンでは、高度が3Dによってリアルに感じられ、またIMAXの大画面による没入感もかなりなものでした。 今年はUSAでは3D映画元年と呼ばれており、色々な3D映画が上映されてきましたが、それらとは次元が全く異なる映像であり、これを見せられた他の映画人はどうやって対抗するのだろうと心配してしまうくらいの素晴らしさでした。
監督のジェームズ・キャメロンはターミネーターでデビューし、タイタニックで大ヒットを飛ばした当代1流の監督ですが、3Dにも造形が深く、演出方法の一つとして3Dを使うため、10年以上前から撮影機材メーカーとそのための機材の共同開発を行ってきたパイオニアであることは、知る人ぞ知る事実。
そのキャメロンが14年前に書いたものの、撮影技術が追いつかず、ずっと寝かされていたのが、今回のアバターの元になった脚本だったのですが、ようやく近年撮影技術が要求レベルに達し、制作を開始したと聞いていたので、公開を非常に楽しみにしていましたが、そうこうする内に試写会を見た人のWebでは、「映画の歴史がこれで変わる」だの「間違いなく映画史に残る作品になる」等々尋常ではない評価が挙がっていたため、期待は高まるばかりでした。
普通、これだけ期待値が高いと、現実はがっかりといったケースは多いのですが、本作品の場合は逆で、遥かに期待を上回る出来栄えであり、堪能させてもらいました。 通常、アメリカのシネコンの場合、映画館内はガラガラな場合が多いのですが、今回は大雪の日であったにも関わらず大入り満員であり、また映画が終わると自然と満場から拍手が沸き起こり、皆の満足度が感じられました。
今回我々は近場のシネコンのAMC Hamilton 24 http://www.movietickets.com/house_detail.asp?house_id=6061
のIMAXシアターで鑑賞してきたのですが、この映画を本当に堪能するためには、前述の通り、IMAXシアターで3Dで鑑賞する方がいいと思います。USAの場合、AMC系のシネコンではだいたいIMAXシアターが併設してあるので、比較的容易に見れると思いますが、日本ではどうでなんですかね?
今回、ひじょーに残念だったのが、画面を凝視し続けたせいで、ストーリー半ばで左目の使い捨てコンタクトがポロッとおちてしまったこと。おかげで映画の後半、驚異の映像を完全な形で見れてません。 是非、今週中の会社帰りにでも再度IMAXに足を運び、見て行きたいと思ってます。