「TOSからの今。」スター・トレック ひちょさんの映画レビュー(感想・評価)
TOSからの今。
STIDを見た後、速攻でTOS(宇宙大作戦)を見始めてはまってしまったStar Trekの世界。
そして、しばらく見たのち(シーズン1の半分ちょっと)こちらを見ましたが。
見ていると、STIDにつながる部分(SHIP to SHIPのくだりとか)、ニューバルカンの存在しかりTOSとは違う世界。
新しい時間軸。というのがはっきり見えてきてこれが、面白い。
TOSをしばらく鑑賞したのち再びみると、今度は「あ、トリブルがいる」ということにイロイロ思いを馳せるし、老スポックの「ずるを覚えた」のはジムのせい(おかげともいうのか)ということ。
そして、何度見ても老スポックが初めて出会った時にいう「今までも、これからも私達は友人だ」という一言が興奮するとともに、切ない。
そしてのっけから精神融合してる辺りなどなど。
何かイロイロと過去を見たからこそ面白い部分がワンサカ出てきたり。
見ながら、スールーが笑顔で「フェンシング」と言うシーンは、初めて見た時も思いっきり笑いましたが。
これもまた過去を知っていると楽しいセリフ。
ラストの語りが老スポックことニモイ氏であるあたり、色んな意味で感慨深く。
あのラストのキャストの名前と共に流れるテーマソング、そしてこれからの旅路を思うと、じわじわと感動が……。
なんとも深い世界にハマったものだ、と思いながら、これを踏まえるとSTIDのラストの語りがカークことクリス・パインな辺り、これまた感慨深く。
映画館で再びSTIDを見た際には、様々な思いが交じり合ってため息と共にちょっとウルっとした。
この映画、その後の映画。
是非ハマったらTOS(宇宙大作戦)を見るべきだな、と思いました。
そして宇宙、最後のフロンティアへと思いっきり飛び込むのが楽しいスタトレ世界への一歩だと。
ある意味、うまく新しい世界を作り上げたJJと各美術スタッフ(デザイン等も古いをよく新しくしてくれてると思う)、VFXスタッフ、サウンドチーム(SEが殆どTOSのリメイクで素晴らしい)、本当に好きで仕事をしてくれてるんだろうな、と思った。
この作品を生み出してくれて、感謝の限りである。