「すげぇ、すげぇ」トランスフォーマー リベンジ かみぃさんの映画レビュー(感想・評価)
すげぇ、すげぇ
自ブログより抜粋で。
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実は前作『トランスフォーマー』は観ていないのだが、本作『トランスフォーマー/リベンジ』の鑑賞にはほぼまったくと言っていいほど支障なかった。なにせ基本的に善玉と悪玉の変形ロボットたちが戦っているだけでしたから。
そんなマンガそのものの内容ながら、見上げるほどの巨大ロボットたちがド派手に戦う重量級アクションはそれだけでも見応えがある。
前作で革新的と話題になった流暢な変形シーンと相まって、映画館でこそ楽しめる大迫力の娯楽大作だ。
前作から4倍以上登場させたというトランスフォーマーたちは、外見も性格も個性豊かで、2時間半という結構長い上映時間にも関わらず飽きさせない。
小型トランスフォーマーのコミカルな動きは、本作同様スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた『ニューヨーク東8番街の奇跡』(1987年、マシュー・ロビンス監督)の心優しいUFOたちを思い出させ、ちょっと懐かしかった。
トランスフォーマーはスキャンすることによっていろんなメカに擬態できるらしいが、ターミネーターもどきのお色気担当女型ディセプティコンはいったい何をスキャンしたのやら(笑)
派手なだけのアクション映画と思っていたら、クライマックスは泣かせる感動的なシーンもあってなかなか侮れない。
まあ、ちょっと安っぽいかなとは思ったけれど、エンターテイメントに徹するという意味では、さすが良くも悪くも定評のある職人マイケル・ベイ監督だけあって、ぬかりなしといったところか。
小さい子供にも楽しめるロボット・アクション映画なんだから、細かいことにいちいち目くじらを立てていちゃ楽しめない。それさえ承知できれば、バトルシーンは大いに盛り上がることうけあい。
童心に返って「おぉ、すげぇ、すげぇ」と無邪気に堪能させてもらいました。