劇場公開日 2008年3月7日

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「ヒーローモノにしてない爽快さ」ジャンパー ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ヒーローモノにしてない爽快さ

2008年3月1日

単純

興奮

勧善懲悪じゃない所がイイ!
まあ、図式はジャンパー対パラディンで正義と悪に見えなくもない。
でも、当のジャンパー、ヘイデンは全然ヒーローになる気もなし、それに銀行強盗は日常茶飯事、ナンパした女性はやり捨て…。むしろ悪党じゃね?
信念持ってるジェイミー・ベルの方がまだヒーロー資質があるし…。こっち主人公にすりゃいいのに、なんて思ったりして…。
論点はそこじゃないか…。メインは瞬間移動だったスね。うん、CG凄い凄い。対パラディン戦も凄いけどジャンパー同士の戦いの方が燃えたなあ…。あの後のジェイミー・ベルをエンドロール終わりのオチにすんのかと思いきや…あのまま放置かよ!?
そしてストーリー…。タイトな編集なのか、もっと納得いく説明して!何でヘイデン君、パスポート取れたんだい?母さんはサミュジャクに知れてのうのうと家に住めるのかい?そんな大らかな組織じゃないだろう!?とか、ね。
でも、ダグ・リーマンもそれが何か?って感じにストーリー手繰ってる感あり。
瞬間移動=ジャンプに重きを置いて撮った結果なんだろうなあ。
パート2見据えて作った雰囲気だし、そこでストーリーの不満も解消されるでしょう!きっと…。

ロロ・トマシ