レポゼッション・メンのレビュー・感想・評価
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安っぽいSFアクションにしか見えないけど
この映画、ラストのオチがすべてですね。
そこに至るまでのおまけがちょっと重厚長大で、SF作品としてはすごく残念な出来。『チャッピー』『エリジウム』『アイランド』なんかを連想させる、近未来とスラムを同時進行で描いた作品。
でもたぶん、『ブレードランナー』『トータルリコール』あたりを目指して製作されたんじゃないかな。それには及ばないけど。
4回目の気絶までは自分でも覚えていて、ということは、なぜか勘定が合わないなぁ、「あ、そういうこと?」「じゃ、あの派手な立ち回りは何?」
なんていう疑問がふつふつとわきました。
オチの「仕掛け」が気に入った人は、きっと人に話したくなるし、それに気づいた自分を「すごい」って思える仕組みの映画で、内容自体は大したことない。『シックス・センス』と同じですね。
それからキャスティングのミスマッチもかなり気になりました。
フォレスト・ウィティカーにあんなマッチョな役をやらせるなんて。
リーヴ・シュレイバーにあんなヤン・エグをやらせるなんて。
人工臓器
人工臓器が復旧している世界で、レポゼッションメン(臓器回収人)が人工臓器の毎月の費用を滞納している人の臓器を回収していく物語。
ジュード・ロウ主人公で、途中までは淡々と殺していくが事故で自分も人工臓器をいれざるを得なくなってしまってからは、この仕事はおかしいことだと自覚し、人を殺せなくなってしまった。
設定はめちゃくちゃ面白い。ジュード・ロウが現れてからすぐ受け入れる人や倒して逃げようとする人まで様々な反応がある。なんでジュード・ロウがあの女の人を好きになったのかは謎だった。
色々な展開があり退屈にならない。
最後、成功して3人で南国?にいて幸せな日常を送っているのかと思ったら脳に幸せな映像を見させられてるだけだったのはびっくり。
最後相方がジュード・ロウのために仕事をするといっていたのはジンときた。またみたい。
ラストの衝撃
最後にそれを持って来るかー!って感じ。
世界観はあまり好みじゃないし、ストーリーも定番の流れ。ちょいちょいBGMの選択が微妙。
だが、妨害機やラストの件といい、ちょっとした伏線の回収が上手い。
ジュード・ロウのアクションもキレがあって良かった。
延命治療
人工臓器の会社をユニオンなどと言ってたけど、独占企業みたいなもん。60万ドルという金額は妥当なのかどうか・・・金持ちは一括払いするけど、一般人は17%という高金利に悩まされる。サブプライムローンを皮肉ったものかもしれないが、巨大企業はそのまま私腹を肥やす一方だ。破たんしなさそう(笑)
終盤は逃亡&アクション。ユニオンの回収屋たちを殺しまくるところからすると、人工臓器による延命で生命の尊さなんてテーマは微塵もない。
ハリウッド的なハッピーエンディングではないけど、本人の頭の中ではハッピーなんだろうな。
スプラッタSF
ジュード・ロウの雰囲気が良いSFだが、世界観は「ブレードランナー」の様でもあり、SFファンは中々目が離せない作品では無いだろうか。臓器回収屋として働く主人公が、不慮の事故で自身もレンタル臓器を使用せねばならない境遇となり、今まで自分が行っていた事がどれだけ恐ろしい事かが分かる様になるのだが、そもそもこんな世界が浸透した事自体異常そのものではないか。結局自身が追われる身となる訳だが、この秩序も道徳も無い世界観にややついて行けない感がある。
アクションシーンのスタイリッシュさや、立場が逆転してからの主人公の葛藤など、描写は丁寧で良い。これだけ取ったら万人受けするSFアクションなのだろうが、「臓器回収」というワードから想像できる様に、スプラッタシーンがかなり過激である。終盤の臓器をスキャンするシーン等はこちらも顔をしかめてしまう位だ。しかし、SF作品としての真髄はしっかりと押さえている様で、見応えがある。
本作の最大のポイントは、そのラストにあるだろう。結果的にはバッドエンドとなる訳だが、ある時点から覚えた違和感の説明がつく構成で、感心させられた。大衆には勧めにくい作品だが、ある程度耐性のある方にはぜひオススメしたい。
臓器回収・・怖い未来だ・・でも好きな映画(笑)
いやあ~まさかあの場面からずっと夢だったとは悲しい・・・一生懸命戦ったのに・・・あのままビーチでハッピーエンドでもいい終わり方ですが、いやあ悲しい! ←うるさい(笑)
ノリノリで回収
録画(再鑑賞)
好きな映画の1つ。初見の時からノリノリで臓器回収するなんて、なんて最高なんだ!と思ってます 笑
ダークな部分も予想できる展開も私の何かをくすぐります。
「やっぱり面白かった!」で終了したのでやっぱり面白いのです!
好き嫌い分かれるかも
最後そうきたか~。
これは好き嫌いの分かれる映画かも。
【好きな人】
・グロいのやホラーが好きな人
・個性的な設定やストーリーが好きな人
・どんでん返しが好きな人
・ジュード・ロウの好きな人
【嫌いな人】
・グロいのやホラーが苦手な人
・現実離れした設定が嫌いな人
・バッドエンドが嫌いな人
観て損はなし
ジュード・ロウ主演の近未来SF作品。
小説の実写化なのですが原作は未読。
臓器が機械化され誰でも長生きが出来る世界。だがその臓器は大半の人はローンで支払いをして一定の期間未払いが続くとレポゼッション・メン、取立て屋により無理矢理に臓器を回収されてしまう。あながちあり得ない未来感でないから、ゾッとするリアルな迫力が有ります。順調に回収屋を続けてきた主人公はレミーは取立てに失敗して自らが人工臓器を身に付ける羽目に。この失敗には長年親友である同僚の画策があった。レミーが妻から回収屋を辞めるように言われていることに対して反感を抱く同僚は取立てを続けざるを得ない環境を作り出したのだ。追う側から追われる側へ。レミーの組織に対する戦いが始まった。てなストーリーですが序盤からグロな場面が有るので血が嫌いな方やスプラッター大嫌いな方には受けないだろうなあ。演出は良かった、何となくブレードランナーを思わせる世界観や発想自体が面白い。ただ、微妙に恋愛観が入り出す。家庭と新たに愛する女性との関係が曖昧でしたね。後半はアクション満載でステイサム並のナイフ格闘シーンは良かった。自ら、愛する人の生の為、組織の中枢に近づいていく。そして誰もが予期しないエンディング!見事です、そこに来るか!ってなオチでやられました。結構な大作でもあり楽しめる。ジュード・ロウの意外な良作の一つと言えるでしょう。
あまり皆さんの評価はよくないですが、 私は結構楽しめましたよ バッ...
あまり皆さんの評価はよくないですが、
私は結構楽しめましたよ
バッドエンドとは全然気づかなかったし
驚いた
ただまあまあなグロさなのでお気をつけ
惜しい
延命と引き換えに高額ローンを組ませる仕組みの人工臓器会社。支払いが滞れば臓器を回収される→すなわち大半が死ぬことになる。
主人公Remyはそこで働く凄腕回収屋。
獲物のように対象者から臓器を取り出していく。そこに恩情も何もない。
臓器によっては必ずしも死なないのでしょうが、手荒な回収方法による二次的被害があるでしょうし、あまりに激しい暴行だと、臓器も損傷してしまいそうです。取り出したら確実に死亡してしまう臓器の場合は、気絶させた身体を回収し、摘出且つ再利用できる臓器を清潔下で全て頂く方が良い気がします。語弊がありますが、沢山の命を粗末にしていて、とても勿体なく見えました(汗)。それだけ人命が軽視されている時代という設定なんでしょうけど。
実際お金のために命や臓器が売買されている現実は、映画に匹敵するほど残酷ですね。
相棒も…ミイラになったミイラ取りか?!と思いきや…あんまりだわ〜。個人的に一番嫌いな終わり方でした。途中のアクションは凄くカッコ良かったので、善悪をはっきりさせ、少しシナリオを変えたら良い作品になったと思います。
“In the end, a job is not just a job, is who you are, and if you wanna change who you are, well first, you have to change what you do...”
長い
臓器の回収屋という面白い設定でしたが
それを活かしきれていない感が否めません。
もう少しスピード感のある表現ができたら良かったです。
ただそこまで退屈することなく2時間見ることができたのは
なかなか価値があったと思います。
まさかのオチも個人的には普通の映画にならず面白いと思います。
☆☆☆★★ ※ 鑑賞直後のメモから 前作は自動車の回収だったが、今...
☆☆☆★★
※ 鑑賞直後のメモから
前作は自動車の回収だったが、今回は近未来の接点の為に臓器の回収と、手が込んでいる。
前作は予算が無いB級インディペンデント作品を逆手にとったユーモアがマンだったのに、今回はA級娯楽映画なのですが、お笑い要素は無し。それだけに中盤で少しだれるのだが、女の子との逃避行となってからは一気に盛り返す。
前半で貼られた伏線から言って、ラストはある程度予想通りだが。それでもラストの3時分はとても面白い。
2010年7月15日 TOHOシネマズ/みゆき座
無駄にグロい。
最後まで観ちゃうくらいには面白いけど、
鑑賞後には何も印象が残らないタイプの作品。
支払い滞納の人工臓器を回収する主人公のお話で、
問答無用で腹をかっさばき…みたいなグロ描写が多め。
でも真正面からグロ描写をした割に、作品に与えた効果は…うーん。
個人的には痛々しいだけで、リアリティとかそっち方面にはつながっていない気がする。
良かったところを挙げるならフォレスト・ウィテカーの好演だろうか。
今までとちょっとイメージの違う役柄で、いい雰囲気だしてました。
にしても、オチはあれで良かったんだろうか。
考えさせられることはあるにしても、
もうちょっと、こう…深み?は出せなかったんだろうか。
そう上手くは行かない
人工臓器を売って、ローンを払えない者から売った人工臓器を回収。
このアイデア自体も「面白いのか?」と思ってたけど、エグいだけでそこまでの惹きはなかった。
回収の仕事をしてる事は知ってるであろうに主人公に冷たく当たり、人工心臓になって支払いが滞っても協力せずに捨てるのには何て奴だと思った。
ジュードロウの人工心臓になってから、
今までやって来たことは間違ってたのではないか?と思った理由がイマイチ伝わって来なくて、ただ今まで自分がやって来た事をやられるのが嫌なだけのようにも見えて感情移入出来なかった。
フォレストウィテカーは良い人そうに見えて何か怪しい雰囲気が出てたのに、結局どっちつかずの良い先輩って感じで残念だった。
自分の所属してた場所と敵対する場合は相手役はめちゃくちゃ悪い方が良いのになと感じた。
ラストの廊下一直線のアクションはヒットガールを彷彿とさせた。
オチは想像もしてなかった。
映画好きほど騙される
本当に実現しそうな近未来。
ありきたりな設定でB級かと思いきや、意外なラスト。
ジュードロウの演技もなかなかだが、ラストのアクションシーンが素晴らしかった。
映画好きほど騙される。そんな映画だ
賛否両論分かれそうな悪ふざけSF
無駄にグロいと言う話を噂には聞いていましたが・・・た、確かに無駄にグロかった!
金で健康を買える近未来を舞台にした映画なのに、滞納者の人口臓器を取り出す手法はナイフでザックリグッチャグチャの超アナログ方式って・・・。
これは監督さんの趣味の世界なんでしょうか?(苦笑)
とは言え、まあホラー映画のグロさとはまた違ったグロさだったので、言うほど見れないことも無かったのですが、グロ耐性が全く無い人にはちょっとツライ映画だったかもしれませんね。
それにしてもこの映画は、舞台こそ近未来でしたが、描かれていたのはほとんど闇金のような世界でしたね。
金で健康を買える時代、しかし、金が無くても健康を手に入れられる時代。
しかしせっかく手に入れた健康も、ローンを払えなかったらもう大変。
あんなグロいことをされるなら、いっそ普通に死んだ方がよっぽどマシのような・・・。
映画的には、アクションと切ないラブストーリーがメインだったので、せっかくの特殊な舞台設定も今一歩生かしきれていない印象を受けたのですが、ラストの衝撃は想像以上でした!
これは切ない、切な過ぎます・・・。
ジュード・ロウ(レミー)・・・薄髪はちょっと気になりましたが、ナイフを振りかざしながら結構アクション頑張ってましたね。
それにしても、レミーの人生って・・・。
レミーとベスの愛の深さに感激していただけに、まさかの・・・。
フォレスト・ウィテカー(ジェイク)・・・優しそうな笑顔に隠された毒、歪んだ友情が何とも・・・。
毎度毎度この方の笑顔は何か裏がありそう怖いです。
リーブ・シュレイバー(フランク)・・・悪役が似合い過ぎ、まさに闇金のボスって感じでしたね。
甘い言葉にご用心・・・。
アリシー・ブラガ(ベス)・・・人工臓器だらけの歌手でしたが、今で言えば全身整形みたいなものでしょうかね。
地味に守りたくなる美しさが妙に印象的でした。
カリス・ファン・ハウテン(レミーの奥さん)・・・何なのこの奥さん(怒)
まあ旦那が尋常じゃない仕事をしていたので、気持ちは分かりますが・・・酷い、酷過ぎる。
チャンドラー・カンタベリー(レミーの息子)・・・可愛いかった~。
まさかのアノ行動には拍手!
ジョン・レグイザモ(ベスの元カレ?闇医者?)・・・何故かレグイザモを見かけると妙に嬉しくなっちゃいます!
チョイ役でしたが、妙にインパクトはありました。
エンドロールも含めてちょっと悪ふざけが過ぎた作品だったので、世間の評価は少々微妙なようですが、私はこの悪ふざけ具合、意外と嫌いじゃなかったですよ!
スナッフ映画
SFの皮をかぶったスナッフ映画。
アクション多過ぎで飽きる。
アクションシーンを少なくして、返済に追われる心情描写を主眼に置いた方が良かったのではないかな。
歪んだ友情と血と殺人。
妻も子もなくして、親友に飼われることになるとは、
人生なにあるかわかりませんね。
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