「リドリー・スコットは」ワールド・オブ・ライズ ブロディー署長さんの映画レビュー(感想・評価)
リドリー・スコットは
伝説の監督で終わらず、この作品のような佳作をちょくちょく作って長く頑張ってる監督。ディカプリオのアイドル映画でも、ただ面白いだけのアクション映画でもなく、さらに言えばテロと闘う人を英雄にしたようなよくあるアメリカ映画ですらない。今でもアメリカと中東との騙し合いと殺戮合戦は続いている。それはCIAつまりアメリカが現地に行って、話し合って、その土地の事情を汲み取ろうとはせず、遠く本国の机上でものを考えてるから終わらないんだと主人公のラストの言葉で結論づけている映画。イギリス人のリドリー・スコットだからこそ主張できる強烈なメッセージだろう。
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