「ジャスティス・リーグ、ディスアッセンブル…! 辛気臭いヒーローたちの集い🌀」ジャスティス・リーグ たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャスティス・リーグ、ディスアッセンブル…! 辛気臭いヒーローたちの集い🌀
アメコミヒーロー映画「DCEU」シリーズの第5作。
スーパーマン亡き後、謎の侵略者ステッペンウルフにより地球は窮地に立たされていた。その脅威に対抗するため、バットマンとワンダーウーマンは世界各地から超人たちを招集する…。
監督/原案はザック・スナイダー。
○キャスト
ブルース・ウェイン/バットマン…ベン・アフレック(兼製作総指揮)。
ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン…ガル・ガドット。
アーサー・カリー/アクアマン…ジェイソン・モモア。
バリー・アレン/フラッシュ…エズラ・ミラー。
ロイス・レイン…エイミー・アダムス。
クラーク・ケント/スーパーマン…ヘンリー・カヴィル。
レックス・ルーサーJr. …ジェシー・アイゼンバーグ。
新たなキャストとして、「マザーボックス」を守護するアトランティス人の女性、メラを演じるのは『ゾンビランド』『リリーのすべて』のアンバー・ハード。
ゴッサム市警の本部長、ジェームズ・ゴードンを演じるのは『スパイダーマン』シリーズや『ラ・ラ・ランド』の、オスカー俳優J・K・シモンズ。
製作総指揮に名を連ねるのはクリストファー・ノーラン。
実娘の自殺という衝撃的な出来事により、監督のザック・スナイダーと彼の妻でありプロデューサーのデボラ・スナイダーが途中降板。『アベンジャーズ』の監督であるジョス・ウェドンがその後を継ぎ完成させた本作。
ザック&デボラ夫妻の心中は察するし、困難な状況から作品を完成させたジョス・ウェドンの手腕は賛美に値する。
ただ、コレだけは言わせて欲しい!
…くっそつまんなかったゾこの映画😡!!!
制作がゴタゴタしたせいで、当初の予定通りにいかなかったというのはなんとなく理解できる。
理解できるけど、そんな内部事情は観客には関係ない訳でね。
こちとら、ついにあの「ジャスティス・リーグ」が映像として観れると思ってウキウキしていた訳ですよ。
それなのに…😢
以下、ジャスティス・リーグのメンバー!
スーパーマン🦸🏻♂️…暗い。寝起き最悪。
バットマン🦇…暗い。弱い。
サイボーグ🤖…暗い。ダサい。
アクアマン🧜🏻♂️…明るいようで暗い。ムキムキ。
ワンダーウーマン🗡️…暗いけど美しい✨好き!
フラッシュ⚡️…明るくて可愛い💕好き!
…うん。これはあれだ。ワンダーウーマンとフラッシュだけで良いっすわ。後のやつらにはお引き取り願おう。
実際、ワンダーウーマンとフラッシュが活躍するシーンはどれも見応えたっぷり。
特に今回はフラッシュが最高だった!!フラッシュを観るためだけの映画と言っても過言ではない。
速すぎるがあまり周りがスローに見えるという演出は、まあもうすでにマーベルがやってるので新しい手法ではないんだけど、やっぱり楽しい♪
このシリーズでは魅力皆無のスーパーマンも、フラッシュと絡んでいる時だけは輝いている!
『ジョジョ』の承太郎vsDIOのように、超スピードに順応し反応してくるスーパーマンには痺れた!こっち見とる!!∑(゚Д゚)
とまぁ、部分部分で取り出してみると結構楽しいところもあるんだけど、全体としては至極退屈🥱
ストーリーは薄く、メインヴィランは平凡で、何より全体的に辛気臭い。せっかく『ワンダーウーマン』でカラッとした作風にシフトチェンジしたのに、また暗くてジメジメした旧来のスタイルに戻っちゃった。ワーナーさん、それつまんねーぞ。
冒頭、バットマンの登場シーンが非常にダサく、その時点で「おいおいこの映画大丈夫かよ…」と思っていたのだが、案の定大丈夫ではなかった。
退屈すぎて序盤から睡魔が…💤
やはり、唐突に登場したキャラクターたちの葛藤だの友情だのを観させられても、なんの感情も揺り動かされない。アクアマンがワンダーウーマンの投げ縄によって本音を暴露してしまうシーンなんて、本来であれば『ジャスティス・リーグ3』とかでやるべき展開でしょう。
まだ20分くらいしかスクリーンに登場していないヒゲマッチョに「俺はお前らと出会えて良かったぜ…」とか言わせても、観客としては「はぁ、そうなんですか…」くらいの感想しか出てこないよ。
『ジャスティス・リーグ』を作るのであれば、やはり「MCU」を見習って、事前にメインとなるキャラクターたちの単独映画、もしくは各キャラクターが活躍できるような映画を作っておくべきだった。というか、4本も映画を作ってきたんだからそれぞれのキャラに見せ場をつくるための時間的余裕は十二分にあっただろォ!?何やってたんだよマジで…💦
あ、そうそう。スーパーマンの復活という展開は全く意味がわからんかった。
「このボックスを使えばスーパーマンを蘇生することが出来るぞ!」…、えっ!そうなの!?なんでそんなことわかっちゃう訳!?
んで復活したらしたで何故か暴れ回るスーパーマン。えっ!なんで!?
んで恋人ロイスの登場で我に返るスーパーマン。えっ!なんで!?
もうこの辺の展開が最悪すぎて…🌀意味わかんないしダサいしモタモタしてるし…。
変に理屈をつけたせいでごちゃごちゃするくらいなら、実はスーパーマン生きてました!ピンチを察して駆けつけます!チャッチャチャッチャチャ〜チャラララ〜ン♪(メインテーマ、でいいじゃん。そのくらいのバカバカしさでちょうど良いって、お祭り映画なんだから。
とまぁ、せっかくの『ジャスティス・リーグ』なのに、なんでこんなことになっちゃったんだ😱、…と頭を抱えたくなってしまう出来の映画でありました。
映画のつまらなさもさることながら、ジョス・ウェドンのパワハラ・モラハラ疑惑により今では完全に黒歴史と化してしまった本作。
おそらく、『ジャスティス・リーグ』はこの一本のみでシリーズ打ち止めとなるのでしょう。
エンドクレジットシーンに登場したデスストロークくん、最強にカッコよかったのに…。もう見れないのかなぁ…。
ジャスティス・リーグ、ディスアッセンブル…!
MAKOさん、コメントありがとうございます♪
『スナイダーカット』のあまりの長さには恐怖すら覚えます笑
この作品、せめて前後編で公開していれば、もう少し面白みも増したかと思うのですが…😢