マイ・ブラザーのレビュー・感想・評価
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友人に勧められてみた
この映画は人間の嫌な部分がとても表されている。
自分でもやりたくない、おかしいと気付きながらやってしまうシーンが多く出てくるので、みていて「何でだよ」と思う事が多々あった。
でも自分だったらどうしたかなど深く感情移入する事が出来た。
とても、切ない映画だった( ´△`)
ナタリーの演技はとても、美しくてセクシー(*^^*)
トビーもジェイクもセクシーで演技力抜群(*^^*)
悲しいときに夫の弟が近くで支えてくれたとき心が揺らぐのはしょうがないかなって思ったけど、死んだはずの夫が帰ってきたときのあの切なさといったら、もうたまらないですね(T_T)
重い…
とにかく重い…帰還兵は帰って来てからが地獄の日々が始まる。しかし、トビー・マグワイアの壊れて行く様、ナタリー・ポートマンのエロさ、ジェイク・ギレンホールの責任感が帯びて行く演技全て良かった。あと、子ども達も。あぁ、重い…(2013-10.11)
追記
次女の誕生日会でのぎこちない空気感の演出がとても良かった。
兄弟愛と言うより
帰還兵とその家族の愛の物語だと思った。
トビーマグワイアの精神が病んでいく様と、
ナタリーポートマンの再生していく感じと
ジェイクギレンホールの成長の対比が
ラスト前のクライマックスを盛り上げてて
切なかった。
スパイダーマンコワイヨー
ジェイク・ギレンホールで探して見つけました。
戦場で地獄を味わって、弟と嫁が浮気してるかもつって豹変しちゃうお兄ちゃん(お父さん)。
心配でしょうねぇ…弟イケメンだもの。スティーブ・ブシェミみたいなマイ・ブラザーだったらよかったのにね。ごめん言い過ぎた。
キスだけすることで、清い関係ながらもほんの少し罪悪感があるかのような感じがいいですね。
「いや違うんだって!ほんとなんもないって!いやなんもないことはないけど…そういう深いことはないって!かといってなんとも思ってないわけじゃないけど…」
みたいな微妙なややこしい空気がなんとも言えなかったです。
トビー・マグワイアやっぱ演技上手いですね。
もちろんジェイクもナタリー・ポートマンも上手いんですが、ブチ切れ演技なんかはホントすげぇなって感じです。
最初と最後比べたらまるで別人みたいになってましたから。
で、よく考えるとスパイダーマンって演技上手い人ばっかりいたんですね。
演出とグラフィックにばかり熱中してましたが、演技にももっと注目して観てみようっていう気になりました。
観る人の倫理評価をしてくる作品
日本文化ではあまり身近ではないけれど
アメリカでは
頻繁にありそうな
スキシンップ文化が誘発する過ち・・・
ヘンゼルとグレーテルは帰路に迷いましたが
人の心の裏側に遊びに行って
帰ってこれなくなると
愛だけが
道しるべとなる
ということでしょうか・・・
さて、あなたはどこまで
人を愛せますか?
たとえあなたが刑務所に入ることになっても
身近な人と肉体関係をもったとしても
あなたを傷つけても
その人の見方でいられますか?
心が壊れて
懐疑にさいなまれながらも
帰ってこれますか?
Hしても付き合うといわなければ付き合ったことにはならないとか
簡単にだれとでもHしてしまうようになっちゃった
そんな人にはバカバカしい映画かもしれません。
あなたの倫理観のクラスを判断するのに絶好の映画です。
切ない人間ドラマ。
某DVDレンタルショップのコメントに戦場ものサスペンスとあったので、どんな風に展開されるのかと少し楽しみにしていたが…実際は全くのヒューマンドラマ。いい意味で期待を裏切られた。
仮出所中の弟が、兄の家族を支える中で変わっていく様子と、厳しい戦場から帰還した兄の変貌が対照的に描かれていた。
しかし、そこにはタイトルにある通り兄弟愛、そして家族愛も感じられる。
兄の帰還後の孤立した様子は見ていて切なかった。
崩壊
アメリカのごく普通の家族の普通じゃない物語
一人の人間が戦争を引きがねにして崩壊していく様がよく描かれています
物語の流れがとても良くて、主人公はもちろん全ての登場人物に入り込めます
兄弟愛も感じますが同じくらいに夫婦愛を感じることができます
そして戦争が生み出してしまうものに考えさせられます
戦争が生きてる家族の心にどんな影響をあたえるか?
サムを演じる『トビー・マグワイア』とても素晴らしい演技!!!
戦場から戻った後・・・明らかに激ヤセして、目元がおかしい。子供達も怖くて近づけないオーラ。
2007年が舞台ともあって、中東系の戦場もふっと頭をよぎる。
この作品は、【家族の暖かさ】をテーマにしていると思った。
戦争から帰還して、サムは心の傷を抱えている様子は、実際に戦争に行ったどの軍人にも同じく、後遺症が残り、心・精神がおかしくなって今まで普通に接してた家族が違う様に皆、感じているかと思うと、凄く心が痛む。
家族のリアルさを描かれていた。
サムの妻グレース役を演じた『ナタリー・ポートマン』サムが戦場で経験した事に「何が起こったの?正直に話して」・・・と一生懸命向き合おうとしている様子。
弟トミー役の『ジェイク』最後サムが頭に拳銃を向けた時のシーン「サム 兄弟だろ!俺の家族だ。聞こえるだろ?何があった?」サム「溺れそうだ」
このシーンは素晴らしかった。
色んなシーンで心討たれた。
どうということもない良作。
以下twitter(@skydog_gang)への投稿よりコピぺ――
トビー・マグワイア、ジェイク・ジレンホール、ナタリー・ポートマンの熱演に対して抑え気味の演出が重いテーマの本作をある程度観易いものにしているが、反面印象を薄味にしてしまっている副作用も。救済に向かう予感を漂わせながらの幕切れは後味に配慮されていて○。
ひさびさに泣いた
感極まって涙がこぼれた。
そういう映画はひさびさでした。
戦争が、温厚な性格をもっていた人間の人格、人生をガラリと変えてしまった。
戦争の後遺症を映像でみるのがとても辛かった。
この作品はフィクションではあるものの、ノンフィクションといってもよいと思う。
役者の演技がうまい。ビーマクガイアが魅せる人物像が哀しくて泣けてきた。
彼の目の演技は最高にうまい!!
家族だからこその、深い赦し
正直に言うと、あまり期待をしないで観にいったのですが、、、
ものすごーーーーーーく良かったです。
と思ったら、監督はジム・シェリダン。納得です。
『ある愛の風景』というデンマーク映画のリメイクだそうですが、
それを戦争で受けた心の傷(父はベトナム戦争、兄はアフガニスタン)のために
崩壊し、やがて再生していく家族の姿を描いています。
でも、私がなんといっても心引かれたのは、
父のあとをついで軍人となった“優等生”の兄といつも比べられ、
「お前はいつまでたっても、、、」と
苦々しい顔で負け犬扱いされる弟トミー(ジェイク・ギレンホール)。
確かに、彼は銀行強盗をして刑務所に入っていたり、
ややキレやすかったりと問題は多々あるものの、
彼の根底にあるのは、純粋さとやさしさ。
でもきっと、そんな“弱さ”や“甘さ”と表裏一体の資質は、
アメリカの(特に田舎)ではマイナスにしかならず、
とても生きにくい…ということが伝わってきます。
父が行った戦争、そして兄が行く戦争に対して彼だけは、
「どこかおかしい」と冷静な目で見ています。
でも、かえってそれゆえに父からは、
「口ばかり達者にいっぱしのこと言いやがって」と
疎まれてしまいます。
自分や兄のように、
国のやることに疑問を持たず、国のために戦うことこそ、
男であり、正しいことである、と。
ますますぎくしゃくする親子関係、、、
しかし、兄サムがアフガニスタンで“戦死”したと
訃報が届いたとき、
トミーの優しさが輝きます。
美しい兄嫁グレースを気遣い、姪っこたちをかわいがる束の間の幸せ。
ところがある日、捕虜となっていたサムが帰還し、
そんな平穏な日々は終わりを告げます。
帰ってきたサムは、ちょっとしたことにもピリピリと神経質になり
まるで別人のように変貌しています。
実はサムはタリバンの捕虜となり、人格さえ崩壊してしまうような
“あること”を強いられていたのです。
「こんなパパより、トミーおじさんのがいい!」と泣き叫ぶ娘。
家族がバラバラになってしまうのか、、、という緊張感の後に、
家族だからこその深い赦しが訪れます。
そんな赦しにたどりつくまでには、さらけ出す勇気が必要なのですね。
そして、それを受け止める勇気も。
正直、私が暮らしてきた家族にはなかった(今後もあるとは思えない、、、)ので、ここまで家族とゆうのは赦しあえるのか、と
感動しつつ、深く、家族のあり方を考えさせられました。
行く末を想う
トビー・マグワイアの迫真の演技と、子供たちの邪気のない、まるで演技と思えないような見事な演技にすっかり心奪われ泣かされる。
妹を持つ身としては、ブラザーだけじゃなくシスター(子供たち)のやりとりにも心を動かされた。
登場する人物それぞれの心情を思うと、胸をえぐられるような辛さを感じていたたまれない。
いつかみんなが心から笑える日が訪れますように。
ジェイク…
6月23日、恵比寿ガーデンシネマにて観賞
非常に期待していた作品です。
しかし…クライマックスが中途半端な感じがしてちょっと残念です。
原題「BROTHERS]の名の通り、もっと兄弟愛を描写して欲しかったです。
ですが、楽しめました。
ジェイク・ギレンホール、おっとこまえ~!
マイ・ブラザー
戦争と家族を描いた作品。
戦争はこんなにも人を狂わせ、家族を崩壊させる…
2人のこどもたちの無邪気な笑顔と戦争で心に深い傷を負った父親を冷静に観る目はとても心が痛くなりました。
何かを守るため戦うことは大事なことだと思いますが、やはり戦争は無意味だと、そう思いました。
内容は重く、悲しいけれど、希望も感じとることが出来るいろんな意味でいい映画でした。
責めとケジメ。
原版のデンマーク映画『ある愛の風景』を以前に観た。
さすがスサンネ・ビア、これほど過酷に人間の内面を
見せるのか、というくらいに辛い作品だった。
今回舞台を米国に変えて、豪華なキャストでリメイク
された本作だが、オリジナルとほぼ同じ構成ながらも
違う持ち味を発揮しており、これもまた観応えがあった。
ハッキリ違うのは、兄が戦場で体験した一部始終が
かなり前半の方で全て露呈されてしまう部分。
これで私達観客は、この兄がこれからどう家族と対峙
していくのかと頭をもたげる。だが待っていた家族には
分からない。あんなに優しかった夫が父が兄が、なぜ
こんなに変わってしまったのか。戦場で何があった?
そして原版ではラストも大きく違う。どちらかというと
兄という一個人に焦点を当て、彼の動きを追っている。
妻が全てを知ったあとに今後まだ続く苦しみが描かれ
一体どうなってしまうんだろうと心配になってしまうが
今作品では告白部分で終わるため、スッキリしている。
どちらも妻(家族)が彼の心の重荷を担う、というところに
共通するのは家族愛と今後生きるためのケジメである。
とても静かな反戦映画。しかし意図するものは大きい。
ふとしたきっかけで誰もが善人にも悪人にもなるという、
それまでの育ちや性格もあるだろうが、人間は誰しも
愛し愛されて心が育まれるものであることがよく分かる。
兄と比較されて自堕落な弟(ギレンホール出番多し!)も
自身の居場所を見つけてからはかなり落ち着いた行動
をとるようになる。親愛なる兄の死がきっかけにせよ、
彼を受け入れた家族の寂しさがそうさせたであるにせよ、
それは彼に本当の幸せをもたらしたのだ。
アフガンの戦場にそんなものはない。家族を守る自信と
人間の尊厳が儚く打ち砕かれ、あれほどの人物であった
兄を狂気へと追い込んでしまう。
今作が辛いのは、兄も弟も妻も、強いて誰も悪くないのに
皆が責めを負う理不尽な現実を突きつけられることである。
だから人間の尊厳を打ち砕く戦争を増やしてはいけない。
心のトラウマをそのまま放置し我慢し続けてはいけない。
戦争国家が抱える最重要課題がこの作品の中にはある。
(辛いけれどいい作品。主演3人がずいぶん大人になった…)
トビー新境地
トビーのサムの演技には驚いた。スパイダーマンのヒーロー的イメージを抱いていたから、だんだんとやつれていくサムにはびっくりした。
自分が生き残るために仲間を殺さなくてはいけない。
このことを、誰にも伝えられない。
ヒーロー扱いをされると余計に悩みを伝えることができなくなる。
待ちに待った帰還を果たしても、家族との距離がつかめない。
もう、今までのようには戻れるのだろうか。
子供にはこのことが分かってもらえない。
楽しさを求めて弟のほうを選んでしまう。
もしかしたら、妻も弟に取られているのではないかという不安が出てくる。
一体自分は生きててよかったのだろうか。居場所はどこにあるのだろう。
孤独と懺悔の気持が湧いてくる。
もう元には戻れないかもしれない。
帰還兵の気持ちが上手く表わされていると思う。
だんだんと良くなっていく弟の見方につきたくなってしまうかもしれないが、サムの立場に立てば、誰でもそのようになってしまうだろう。
自分の場所がどこに存在するのか。その疑問は普通の生活を送っている私たちにも当てはまるのではないのだろうか。
それにしても、ナタポー綺麗だね。
血の繋がりの不思議を感じる
この作品が持つテーマはふたつ。
ひとつは、アメリカの軍事行動によるアメリカ自身への爪痕。それは、とりもなおさず個人・家族に対して深く残るということ。
もう一点は、人が人を評価することの傲慢さ。
人を評することも養護することも、それは、優位性を持つ者、あるいはそれを装う者がとる行動だ。優秀だった兄も戦場で心に傷を持ち、不出来と言われ続けた弟と立場が逆転する。次男を軽視してきた父親もまた、息子たちを見る目が変わっていく。父親にとって、以前は長男が自分と同じ側にいたが、今度は次男が自分側の人間に見えるからだ。けっきょく、傲りとエゴでしかないことを教えられる。
ふたつのテーマを並行させて、産まれたときから一緒だった兄弟にしか分からない、嫉妬と羨望、そして情愛を浮き彫りにする。あらためて兄弟というものを語られると、血の繋がりの不思議を感じる。
ストーリーを進行していく上で、重要な位置に幼い姉妹を置き、とりわけ姉の心理を巧くついた脚本だが、それを難なく演じた子役ベイリー・マディソンは並み居る名優達を喰っている。
すべてが紋切型で何の驚きもない
スサンネ・ビアの「ある愛の風景」をジム・シェリダンがリメイクした本作。舞台がデンマークから、戦争をやっていないと国が成立しないアメリカに移ったことで、よりリアルな内容となったが、映画自体は面白味がなくなってしまった。それはすべてがありきたりの脚本、演出、演技だからだ。とくに戦地で死んだと思っていた兄が帰ってきてからの展開と、兄(トビー・マグワイア)のぶち切れ演技は、まさに紋切型で、何の工夫もない。元々のストーリーの制約があったにせよ、ジム・シェリダンは何らかの方法であの紋切型演出を回避しなければならなかったはずだ。
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