「いい映画だと思います。」マイ・ブラザー かず君さんの映画レビュー(感想・評価)
いい映画だと思います。
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優秀な海兵隊大尉であるサムは美しい妻と2人の娘がおり幸せな家庭持ち。ただサムの弟トミーは刑務所に服役する家族の厄介者。
ある日、弟が出所するのと同じくして、サムはアフガニスタンへ出兵し、戦死したとの訃報が入る。
未亡人となったサムの妻グレースと残された2人の娘は悲しみにくれるが、彼女達を弟トムが支え、親密な関係を築き始めた頃、突如米海軍からサム生還の知らせが入りる。
ただ帰還したトムは別人になり果てていた・・・・。
救いにもなれば凶器にもなる愛と対峙する人々のヒューマン・ムービー。
「生きること」、「愛すること」の意味とは何か考えさせる作品ですが、戦争には(もっと言えば殺人には)正義を主張する理由はどこにも無いと言う事でしょうか?
まず目に付くのがナタリー・ポートマンの美しさですが (´▽`)、そのため、スパイダーマンのトビー・マグワイアが戦死した後妻の悲しさがより引き立っているのかも知れません。
ベトナム戦争後、ベトナム・シンドロームが米国で社会問題化しましたが、そのアフガニスタン版を描いており、アフガンでの拷問シーンはリアルで、その衝撃の凄さが作品後半で描かれており、トビー・マグワイアの目は怖いものがあります。
弟トミーとグレースの絡みはそれまでの犬猿な仲から考えれば、唐突な感じもしない訳でもなく、ラストの終わり方も物足りなさを感じなくもありませんが、上映時間105分で良くまとまっていると思います。
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