つぐないのレビュー・感想・評価
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罪を背負うということ
なにかをつぐなうということは、果たして自己満足と違うものなのかどうか。
ラストシーン、老いた妹役を演じた役者さんがよかったのか、妹は自分なりにすごい悩んで生きて、その結果「つぐない」の答えを出したのだということが心に伝わってきて、きれいに着地したと同時に、とても深い悲しみを残します。
この作品を現代で映画化する価値がどこにあったのか。
というか、今私たちがこの映画を観ることにどんな価値があるのか。
ラストシーンを観るまで釈然としなかった私ですが、終わり方があまりに綺麗でそのギャップにやられました。
薄味だけど佳作
ストイックな愛の姿に心を打たれた・・・
変態映画かと思いきや…
冒頭15分程は、ただの変態映画かと思いました。
すごく静かな映画なのに、なんとなく忙しい感じもする作品でした。
すごいなと感じたのは、キャスティング。
キーラもすごいけど、あのマカヴォイ(ナルニア国のタムナスさん)、そしてあの子役!!!
素晴らしかったです。
後半の戦争の情景からの物語は、静かに静かに涙が流れました。
とても悲しいお話なんだと思うのですが、不思議と“悲しい”という感情ではなくて、ただ、ただ、涙が流れました。
…わかりにくいレビューで申し訳ないです。
でも、観てよかったなと思わせてくれた映画ではありました。
そして『タイタニック』を思い出したのは、私だけでしょうか…。
賛同してくれる方、大募集です(笑)
認知症映画の三部作。その一
認知症三部作、その二はヴネッサ・レッドグレーヴの2ヶ月程前の映画"evening"、邦題「いつか眠りにつく前に」。その三は「君に読む物語」。認知症がテーマ、今の記憶は記憶しがたく昔のことは景色や音と共に記憶に残っています。記憶に残る映画です。
この種の映画は、場面が美くしくなければ、雰囲気が盛り上がりません。本編も避暑地の別荘やその重厚な内装、泉、小川、草いきれの野原に加えて”音”がキーワード。古いタイプライターを打鍵する音や虻の羽音が情感をもたらしています。この当りがにくい!
本編の主人公が、この作品「つぐない」を書いた動機が本作品のコンセプト。間もなく認知症になる、でその前に自分のライフレビューとしてもこの作品"atonement"を書いたとの事。エンディングは2転します。一見ハッピーエンドに終わるかと見せて実は・・・。ここらも監督のにくい上手さ。ここが悲しさを盛り上げる。
人生のたそがれ時、認知症になる前に「贖罪」。罪を告白し、身体を投げ打つ代わりに別のシーンを書きました。
すごく悲しいけど・・
キーラナイトレイが綺麗すぎる
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