「悲話。」つぐない みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)
悲話。
激しさを増す戦火の渦へと巻き込まれて行くキーラ・ナイトレイが、芯の強い女性を背筋を伸ばすような演技で体現した切ないラブ・ストーリー。
本編ではほんの数分のシーンですが、パノラマ的な広がりを見せる、ダンケルクの海辺の光景は今も目に焼き付いて離れません。
その映像は、圧倒的なスケール感と幻想的な美しさに満ち溢れていました。
それはまた壮大なスケールの歴史画を見ているようでもある。
女性の「贖罪」を扱った重いテーマの作品ですが、この長回しのカットを見るだけでも十分価値のある作品ですから、一度は皆さんもご覧になって下さい。
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