劇場公開日 2008年4月26日

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ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのレビュー・感想・評価

全64件中、41~60件目を表示

3.0印象薄い映画

2012年5月5日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

冒頭からしばらく暇です。
自分は評論家や監督では無いので役者の演技ばかり誉めたくはないですね…作品として楽しめるかどうかが大事です

娯楽作ではなかった…。そして得るものや発見ももそんなになかった。
ただ欠陥も見あたりませんね、一応最後までは観れます。

アカデミー賞受賞作が年々楽しめなくなってきたなあ…

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邦彦武田

3.0後味が悪い

2011年6月14日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

途中から心底辛くなってきた。嫌いな人しかでてこない。気持ちが不安定な時に見ると危険。見終わった後の余韻が何とも言えず、早く消えてほしかったのになかなか消えてくれず、ある意味心に残る映画。音楽は良かった。

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コスモスクエア

4.0濃いい。。。

2011年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

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tom-tom

4.0己こそが神と信じる男の哀しさ

2010年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

この作品を観に行ったのはアカデミー賞を2個獲ったからではない。映像にILMが加担していたからだ。映画を選ぶきっかけなんてこんなものだ。
100年以上前の荒れた大地の広がりに、気の遠くなるような旋律が被さる導入部に圧倒される。
一鉱山師だったプレインビューが石油王にのし上がっていくのだが、演じるダニエル・デイ=ルイスの声音に惹かれる。資金を集めるための説明会での落ち着いた声。神をも畏れぬ怒りに燃えた声。彼にとっては、町の神父さえも民衆をそそのかし仕事の能率を下げる敵でしかない。彼の声音は神そのものだ。己こそが神なのだ。ラスト、「終わった」という一言がすべてを物語っている。
158分という時間を使って丁寧に描かれているが、唯一、プレインビューと息子との軋轢の部分が端折られている。

p.s. 80年前のボウリングの設備は興味深い。掘削のボーリングじゃなく、玉転がしのボウリングの方。

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マスター@だんだん

5.0この映画には悪魔が潜んでいる…

2010年3月15日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

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KENTA

5.0大好きです

2009年6月16日
鑑賞方法:映画館

興奮

益々ダニエル・デイ・ルイスが好きになりました。
きっとどこかでやってくれると思いましたが、ラストの狂気が特に好きです。

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tateme

3.5見応えはあるけれども・・・

2009年4月12日
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

ダニエル・デイ・ルイスの演技が凄いのはよく分かる。熱演と言うよりは、役をまさに生きている感じ。だから、彼の演技を観ているだけでも・・・正確に言うと、彼の合わせ鏡的な牧師役を演じたポール・ダノとの演技合戦は大いに見応えがあった。

でも、見応えはあるけれども心に迫らなかったのも事実。石油採掘とその見返りとなる大金の欲に見せられた主人公が、徐々に常規を逸して、孤独を深めて行く様は、確かに見応えがあるのだけれど、そこにあったのは演技の凄さであって、“物語の面白さ”ではなかったように思う。その点、「ブギーナイツ」や「マグノリア」は物語自体の面白さがあったように思うのだが。。。それを鑑みると、きっと、人を選ぶ映画なのだと思うので、数年後、もう一度見返してみたい。

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ダース平太

4.5アメリカの夢の裏面史

2009年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ポール・トーマス・アンダーソン監督の作品は、見逃せないものばかりだ。それは、家族愛を見せる作品が多いアメリカ映画の中で、偽善という対極的な性質をテーマにした作品を送り出し続けているからである。今回もアンダーソン監督がスクリーンに描いたのは、人間と社会の中にある偽善そのものだった。

 一九世紀のアメリカ大陸で石油採掘を生業にするこの映画の主人公は、家族はないのだが、死んだ同僚が残した子どもひとりを引き取る。そして主人公は、その幼い子どもの姿を利用したり、自らの口の上手さで巧みに石油が埋まる土地の所有者たちに取り入って次々と買い占めていく。その主人公の人間への取り入り方、土地の買占め方が、羊の面をかぶった狼のように何とも嫌らしいのだが、一方、買い占められた土地所有者の中から、宗教家として世間にのし上がろうとする、やはり宗教という仮面をかぶった裏の顔を持つ若者が登場すると、腹に一物も二物もある若き宗教家と石油採掘者との偽善者同士の対決がこの映画の最大の見せ場となる。この見せ場で、アンダーソン監督の演出は、人間がもつ偽善と傲慢さを次々と表出していき、見ている者は人間の真実の姿にある種の興奮すらおぼえるくらいだ。人間の見方で、性善説をとるか、性悪説をとるかで、好き嫌いが分かれるかもしれないが、人間を正面から素直に見せるアンダーソン監督の演出の素晴らしさを高く評価できるこの作品は、今年のアメリカ映画を代表する一本と言っていいと思う。
 ダニエル・デイ=ルイスの怪演ぶりがこの作品を支えているのは当然なのだが、見た後に忘れられなくなったのは、俳優の演技よりも映画音楽の方だ。武満徹を思わせるような、単調でありながら重厚さと不気味さを感じる音楽が、登場人物たちの心の闇を映し出しているようでとても印象深かった。音楽担当のジョニー・グリーンウッドの名は今後も覚えておいて損はないだろう。

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こもねこ

4.0ズシリと重い、見応えがある秀作

2009年1月18日

怖い

興奮

知的

迸る、抑えられない人間の激情を米国の石油開発黎明期の奮闘を重ね合わせた質の高い映画。石油掘削点での激しく高い火柱で、ダニエル・デイ・ルイスのこれまた名演で表現される主人公の人間の悪の衝動の噴出が表現されるなど、映画的興奮に満ちた緊張感のある映像と音楽で長さを感じさせない。(むしろ、もっと見たかった)
テーマゆえに暗く重たい映画で、万人受けはしないが、2008年を代表する映画として刻まれるべきと思う。

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tenafly

4.0いろいろな意味であり得ない映画

2008年10月29日
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The Dude

3.0薄味派にはくどすぎる

2008年9月29日

笑える

怖い

個人的にあまり好きじゃないPTA監督の最新作でございます。
主演のダニエル・ディ・ルイスは好きですから観ました。

石油を題材にしたのは、やはり今が旬だからか。まだ未曾有の地だったアメリカで、一人の野心深き男が石油採掘に情熱を燃やすという様に、ダニエル殿ははまっています。しかし途中からは、あきらかに演出も演技もやりすぎです。

PTA監督は、今の時代の監督としてはなかなか古典的な感性の持ち主ですね。題名と展開のかけかたもうまいし、エンディングロールに切り替わった瞬間はしてやられた気分。とても才能おありです。

ですが、人によっては「だから、どうした?」と言われても仕方ない作品でもあります。娯楽性乏しく、しかもながながと奇人が変人に変貌していく様を見させられるのですから。監督の独善性が完全に暴走しています。これに耐えるには、高尚な映画を観ているんだという見栄と、自分は分かっているんだという虚勢、もしくはそれなりの文学的修練を積んでいる事が必要です。

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あんゆ~る

3.0演技ショー

2008年8月22日

難しい

どれくらいその人になりきれるかで評価するとこの作品は見応えあります。
前半のスピーディーな展開と冒頭の入り方は本当に素晴らしい作り。
しかし、中盤のだらだらした展開からラストにかけては少し眠くなる程の作りになっていて残念!もう少し息子との交流を緻密に年代をかけて描いて欲しかった。が、この主人公を演じたダニエルデイルイスは凄い!名優いやもうすでに大俳優かのダニエルデイルイスの演技は観ている者を圧倒する力があり感服した。
この作品はダニエルデイルイス演技ショー作品と言ってもいいぐらい。脇役に個性がなく中盤から終盤に納得いかないが観て損はない作品です。

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ましゃ

3.5石油マネー

2008年7月27日

悲しい

知的

さすがアメリカ。
石油の埋蔵量半端やないな。

ってぐらいしか記憶にない・・・

全体を通して主演のおっちゃんが光ってた☆
ラストシーンは生々しくて結構好きかも。

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とーま

4.5RADIOHEAD好きでなくとも必見

2008年7月12日

興奮

知的

難しい

この男には不吉な音がついてまわる。時には言葉より雄弁に、その音がストーリーを推し進める。ただの効果音ではない。しかし映画音楽とも違う。なんて力強い音。この作品で強烈に印象づけられたのは、想像を遥かに超えた音と映像の相乗効果だった。映画を観るにあたって、これほど音に注目させられたのは初めての体験!

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ウエイトレス

5.0ノーベル映画賞進呈!

2008年7月5日

興奮

知的

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おかゆ

3.5ダニエル・デイ・ルイスだから凄い!!!

2008年7月2日

怖い

知的

富と名声の引き換えに、心の闇と孤独を抱き続けたダニエル。
この映画に男社会のドロドロを垣間見た気がして怖かったです。ついでに石油のドロドロも!!!これ、実際にそこに自分がいたら、さぞ、臭かろっ(>_<)そんな余計な感情を持ちつつ観てたから、映画の核心まで読み取れず、ちと残念でした。
やっぱり、大金持ちになるには、危険や妬みに疎外感・・・色々なリスクを背負わなけりゃならないのは仕方がないのかなぁ~悲しいことです。
宗教絡みは、ちょっと理解し難い。
何はともあれ、ダニエル・デイ・ルイスの名演技が観もの!!!それだけが、この映画の醍醐味のよ~な気がして・・・

                         7月1日イオン高崎にて観賞

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ゆりこ

4.5あんぐり

2008年6月14日

怖い

興奮

難しい

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dobuboba

4.0ダニエルさん怖すぎるよ。

2008年5月24日

悲しい

怖い

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ハチコ

5.0オイル、アメリカに流れる血

2008年5月18日

興奮

知的

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rasen

4.5満たされない「家族」への思いが男を欲にすがらせる!

2008年5月10日

笑える

<ストーリー>
ダニエルは石炭や金を掘る山師。時代は移り、石油の時代を迎えつつあり、彼は何人かの採掘仲間とともに石油を掘り当てるが、その中の一人を事故で失ってしまう。その息子を引き取り、彼を連れて次々と油田の眠る土地を買い広げていくダニエル。

ある日、ポール・サンデーと名乗る男が、油田がありそうな土地の情報を買わないかと持ち掛けてくる。ウズラ狩りを装いサンデーの土地を訪れるが、ポールの弟で牧師のイーライが、土地を売る条件として、教会への寄付を要求してくる。ダニエルは条件を呑むのだが・・・

<個人的戯言>
【♪レ~ジ~メ~♪】
オープニングから流れ続ける不協和音が、主人公のダークで飽くなき野望を表しているようです。そしてダニエル・デイ・ルイスの圧倒的な演技と存在感!わずかに覗かせる孤独と、その心が決して満たされないことを知っているからこそ、その欲望は尽きず、また誰も信用出来ない。目的のための見せかけはあっても、決してだれにも跪かず、屈辱を味わされた人間には必ず代償を払わせる。ラストの狂気の演技は、あまりにも凄過ぎて笑ってしまうくらい。

所謂「敵役」となる、ポール・ダノ演じる牧師とは、敵対しているようで、実は似た者同士なのかも。ポール・ダノの狂気の演技も素晴らしく、この二人の「対決」シーンは、この映画の中でも最大の見物の一つです。158分間、画面から圧力かかり放しの作品です。

【ぐだぐだ独り言詳細】
オープニングの鉱山が映し出される映像から、流れ出す現代音楽のような不協和音。そして鉱山の砂や石油で汚れた顔の中で、ギラついた眼差しのダニエル・デイ・ルイス。彼はもう最初から野望が溢れ出ていて、音楽も含め、これから始まる「石油王残酷物語」を既に予見させます。

亡くなった仕事仲間の子供を引き取る時点で、油田を買い集めるのに、彼を「利用」しようとしていたかはわかりませんが、子供を撫でるシーンにも、何か普通の親子関係の愛情表現というよりも、「俺の後継者としてしっかり学べよ」という部分と、「可愛く育って土地所有者をうまくだましてくれよ」部分があるように見えます。

順調に拡大していく油田開発。しかしサンデー家の長男からもたらされた情報で訪れた土地では、彼の弟で牧師のイーライとの対立が待っていました。まず「富」という餌で、住民から土地を安く買い上げようとする主人公ダニエル。しかし牧師イーライは、その常軌を逸したカリスマ性で、住民を掌握していきます。すぐにイーライが「敵」であると察したダニエルとの対決は、金欲とともに征服欲を満たすためのもので、二転三転しながら最後まで続きます。お互いに手段を選ばず、見せかけだけは相手の手に落ちたように見せても、すぐに「おまえの○○○○○○○を飲んでやる!」(映画の中の重要な台詞のためモザイク・・・)と虎視眈眈。何度も出てくるこの二人の対決は映画の最大の見所の一つです。特にラストの「対決」はあまりにも凄過ぎて、見ているうちに私は笑いそうになりました。そして決め台詞・・・これはオチなのか・・・

この「対決」以外にも、拡大してきた油田を買収しようとする石油会社に対する対応等でも表れる、主人公の征服欲。更にここには「息子」に対する思いも込められています。「事故」と「事件」がきっかけで、一度は遠ざけてしまう「息子」。しかし再び呼び寄せた時には、既にわずかな情も消え去り、「戦略」としての存在でしかなかったのでしょう。「息子」に最後に叫び続ける言葉には、わずかに見せた孤独も感じられるとともに、「誰も信じない」という結末しか見出せない悲しみさえ感じられます。

更に一切家族を持とうとはしなかったダニエル。それに近いものが「弟」の出現ですが、その「持ち物」に触れた時にわずかに見せる家族への郷愁も、その疑心暗鬼な心が、すぐに消し去ってしまいます。

結局全ての「情」は自身によって否定され、最後は征服欲を満たすことによってしか生きていけない男を、オスカー当然な圧力満載の演技でねじ伏せるダニエル・デイ・ルイス。158分間、体力は必要です。でも観ておくべき演技です。

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ジョルジュ・トーニオ