劇場公開日 2008年4月26日

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ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのレビュー・感想・評価

全64件中、21~40件目を表示

3.5万人には勧めにくい名作

2019年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

「面白くない」話なんだが、
拭い去れない「何か」を残す話。
親子の絆、がメインかと思っていたが、
最後に帰結するのは、またあの男。
絶対的な欲望は何事にも屈しない。

常に不協和音なBGMの不快感が
この物語の顛末を予測させる。
ただ、この台詞の少なさで2時間40分とは長い。

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クリストフ

3.5やっと最後まで観られた…

2019年3月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

寝られる

何度トライしても睡魔に打ち負けてきたが、この度ようやく最後まで観ることに成功!削ぎ落とされた台詞量とありのままを切り取る長回し、その意味する全てを理解することはできなかったけれど、そこはかとない力を持った作品だった。ポール・ダノの怪演に震えた。

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みな

5.0吸い尽くす

2019年2月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

冒頭、セリフのないシーンが続く中で不穏な音楽が流れ一人黙々と作業をする男。

採掘現場の大掛かりなセットとリアルで痛いッ!と思わせる事故シーンなど、とにかく何かが起こりそうでハラハラして退屈になることはない。

一攫千金を狙った成り上がり男の浮き沈みを描いているかと思いきや物語の方向性は、全くもって訳が解らなくなりソコがまたイカれていて凄まじい。

P・T・アンダーソンは次作で宗教に縋ろうとする男を描くが、本作では神を否定する男をまるで怪物のように描いているのは気のせいか?

石油を掘るだけではない、人を埋める為にも掘っちゃうD・デイ・ルイスの存在感は逸品。

映画音楽として素晴らしい手腕を発揮するJ・グリーンウッドは無敵すぎる。

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万年 東一

4.5〈怪物〉になることでしか、生きれなかったプレインヴュー

2019年2月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

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平田 一

3.5泥と油と欲と血に塗れた石油王の半生

2018年6月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

PTA祭その2。『パンチドランク・ラブ』とはうってかわって重厚な物語で観終わってヘトヘトになる。決して楽しい話ではないし、彼のことを好きにもなれないが、お金それ自体というよりは、稼ぐという行為に執着しているようにも見える。
ダニエル・デイ=ルイスがニコラス・ブレイク(セシル・デイ=ルイス)の息子だと最近知った。『野獣死すべし』面白かったなあ。

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なお

3.0まあまあ良かった

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3.5欲望と狂気の映画

2017年4月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ところどころで流れる
音?警報のような音?
あれが緊張感を増幅。
なんだか「うぉぉぉぉ」って感じの映画。

欲望というか野生というか。
真っ黒い石油が吹き出す様子が
人間の欲望のような感じ。

カリスマ性を持ち怪しげな宗教で
人々を取り込み父親も蔑む若者。
泥だらけで食卓に座るシーンは狂気。

自分以外の人間を信用できず、
息子さえも利用し、
宗教家の若者に生理的な嫌悪を抱くのか、
ぼこぼにする主人公も狂気。

結局なんなんだろうと…。
不思議な虚しさを覚える映画。
ただ、なんだかすごい。

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son

4.0良い意味で、気付いたら終わっている映画

2016年4月26日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

人間の野心を重圧な演技と映像、シンプル且つ独創的な音楽で圧倒させられる作品。

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にゃんた

4.0愚かな人々の悲喜劇

2015年11月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

誰もが自分の欲望を満たすために登場してきて、そして去っていきます。

石油産業の発展と、家族、宗教をベースにした重厚なストーリーは見ごたえがある。
何故かカタルシスを感じる部分を、喜劇のような演出になってますが、役者の掛け合いが絶妙で物語によいテンポを与えているように感じます。

あとは、音楽もよい。冒頭はbgmもセリフもなく、これからの展開を期待させるけど、中盤以降は不穏な旋律が物語の発展の期待をあおるようになっている。

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tata

3.0好き嫌いがありそうだが、オススメ映画!

2015年8月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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サケビオース

4.5映像と音楽がオシャレ

2015年5月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

まずすごいのは冒頭の期待感です。
ああ、ここからすごいことが始まるんだなあという何とも言えない感覚がありました。

疑心と欲望に包まれたプレインビューと、偽善で社会を舐め切った若者の戦い。まさに心の底から腐った二人が主人公なので、見ていて辛い人もいるかもしれません。

まさに裏切りや疑心ばかりで急に怒鳴り散らす場面も多いので、怖い映画だと思いました。

それでも役者さんはすばらしいし、人間の欲望や醜いところがリアルに描かれていてすごいです。
どうしてここでこんな音楽をチョイスできるだ!と驚く場面も多いです。
人にあまりオススメできませんが人生top10にはいるくらい素晴らしい映画です。

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ふ

4.5役者ヤベー

2015年5月4日
Androidアプリから投稿

悲しい

怖い

難しい

役者ヤベー

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Naoki

4.5神とは?

2015年4月24日
iPhoneアプリから投稿

有神論対無神論、功利主義対偽善者の戦いかな?

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ゴリポリオン

3.5怪演

2015年4月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

父親としても石油王としても傲慢で冷酷な一人の男の凄味を感じた。
反対に父親の不器用な愛も感じる映画。

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pazoo

3.5欲望の恐ろしさ

2015年2月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

この映画は人間の欲望がいかに恐ろしいかを描いた作品。
普段人間の欲望は表に出ないのだが、いざとなるととんでもない形で表にあらわれる物だとこの映画でわかった。
本当に欲を出し過ぎるととんでもないことになる!

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ゆきち

2.5陰気くさいにもほどがある

2015年2月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

情熱と野心と競争心と愛情深さが、猜疑心と憎しみと不信感と嘘と怨みと暴力と破壊と復讐に取って代わられてゆく。
自意識がひたすら内に向かい、自分の外部と調和することはまるでない。
主人公のダニエルが息子を寄宿学校から呼び戻してから、息子が結婚するまでの物語は描かれないが、この間にダニエルと外部の断絶は決定的なものになっている。無神論者は愛に見放され、カルトの牧師は世俗にまみれてどん底行き。
ぼくはこの映画は好きではないですが、ただし、映像の美しさ、カメラワーク、美術、音楽、演技はどれをとっても一流で、映画の芸術性は素晴らしいです。
でも、ただただ陰気くさくて救いが全くないので、映画として評価したくないのです。

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manambo

5.0There will be blood

2015年2月1日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

知的

冒頭シーン。自分だけの力で大地を掘り、命がけで仕事に打ち込み、最初の報酬342ドルを手に入れるダニエル。ここがすべての原点だ。

彼は、自分の欲望を達成させるに足る、必要な能力を十全に備えた男なのだ。欲望はあるが、肝心な能力の足りない人間とは迫力が違う。

彼は宗教を信じない。自分の不文律のルールに従う。自分の領域に入ってきた「敵」への容赦ない攻撃とペナルティ。
そして、強い精神的武装。目的のためなら、たとえ屈辱を受けてもものともしない。

一方、労働もせず、偽善で神を語り、欲望を達成するためには金の無心も厭わなないイーライ。

ラストで二人の積年の決着が付く。
「石油」と「宗教」と「血縁」の呪いが噴出し、題名の「いずれ血に染まるだろう」の意味が胸に迫る。

息子とのシーン。列車の中で赤ちゃんがヒゲを触る場面をはじめ、長いカメラ回しがグッとくる。
息子への丁寧な愛情がにじむ。

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Raspberry

4.5ずっと観てられる

2014年7月13日
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単純

興奮

萌える

ダニエル・プレインビューとポール・ダノの2人以外、ほとんど登場人物がいないんですが、この2人をずっと観てられる!

自覚してるクズVS自覚してないクズという縮図ですかね。

ラストのボーリング場のシーンは一種の爽快感がありました。

これをオスカーにするというのはアカデミー賞も捨てたもんじゃないと思いました。
日本アカデミー賞では絶対ありえないと思います。

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アリンコ

3.0落下する物と者

2014年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

序盤の落下のイメージ、その感覚を持って映画を語ろうとすること。地中から這い出る人と、噴き出す油、その感覚を持って映画を語ろうとすること。この二つのイメージの拮抗が映画を支えている。事実、この二つのイメージはとても美しい絵になっていた。
本音を言えば、美しい女性が出てきたら、もっと面白くなったような気がする。

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チャーリー

5.0これこそが本物の映画だ

2013年4月5日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

冒頭から十分以上だったろうか
ほとんど台詞がないシーンが続く

それなのに
主人公ダニエル・プレインビュが
いかに富に貪欲な男であるかがわかる

ここだけでも
ポール・トーマス・アンダーソン監督の卓越したセンスが光り輝いてる

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無糖ブラック