「ポイントは意外性。」バンテージ・ポイント ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ポイントは意外性。
予告編が非常によく出来ていたので^^;期待も高まりましたが、
あ、そうだったの!?という意外な展開の作品でもありました。
犯人探し…もそうですけれど、私的には意外な人物が主人公を
食ってるなー(爆)と。まぁ芸達者なメンバー揃いなんですが^^;
でもこういうドラマって、一番犯人らしくないヒト?に目星を
つけておくと、案外当たってたりしますよねぇ。さて今作は…?
8人の目撃者による8通りの視点…っていう(予告通りですけど)
冒頭から延々と繰り返されるのが続きますので、最初は目を
皿のようにしていても、だんだんと飽きてはきます…^^;
と同時に、なんとなく真相が見えてきますので、最後の視点に
追いつく前に勘のいいヒトは見破れちゃうかも、ですね。
それほど凝りに凝った演出というわけではありませんでしたが、
でもテロ組織がほぼ実行出来てしまったその暗殺方法と手段は
わ、こわ~い…というくらい、かなり緻密で正確なものでした。
だから大統領は…^^;なのですね。なるほど。。
D・クエイドが、過去のトラウマを抱えた神経症のシークレット・
サービスっていう(汗)難しい役どころを的確に演じていますが、
彼を見つけるTV局のS・ウィーバーの出番って、え?それだけ?
っていう肩透かしも少々あります…^^;
が、それ以外の豪華キャスト(F・ウィッテカーやW・ハート等)が
こんな大混乱のなかで、常に落ち着いた演技を見せてくれるので
なぜか安心できたり…^^; さらには後半のカーチェイス!!!
私はこのカーアクションの迫力だけで十分に満足できました。
でも言い換えれば、テロリストたちの背景、組織内部との癒着、
誰が味方で誰が敵なんですか?という基本的な説明の甘さを、
アクション!大爆発!で誤魔化しちゃった感も大アリですが^^;
…それにしてもこの内容で90分というのは素晴らしい!!
最後まで飽きずにあっという間に観れちゃいますのでお薦め☆
(米映画特有の演出と正義の在り家には目をつぶりましょう^m^)