「たゆたう世界観」シルク(2007) ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
たゆたう世界観
もともとアクション専科の私が何故、映画館に足を運んでしまったのか…。
原因はあのTVCM。坂本龍一の音楽に乗せて、マイケル・ピット(あのラストデイズゥ!?)、キーラ・ナイトレイちゃん、芦名星ちゃんの神秘的な表情…そしてあのナレーター、「あなたは何故、何度も日本へ行ってしまうの…」。
頭の中で物語が勝手に膨らむばかり…。観たい……。
あの全編を通してのゆったりとした感じ、愛妻との他愛ない語らい、静かなテンポの割りにテンポ良く進む旅行、別世界の様な日本…。
全ての要素が心地よく、邪魔をせず、流れに乗って、すんなり映画の世界観に浸れました。
うん、全然退屈しなかったなあ。
でも不満も無いわけじゃない。芦名星ちゃんとピットの惹かれあう時間の掛け方がどうも短い気がしてならない。あの短期間でそこまでのめり込んじゃう?みたいな…。まあ、個人的にもうちょっと星ちゃんが観たかっただけなんスが…。
あ、それで総評は、『エレーヌの様な出来た奥さんが欲しいなあ』です(何言ってんだ…俺)。
それと、中谷美紀ティーの流暢な英語に感心しました。
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