「切ない女の心の内。」シルク(2007) dkさんの映画レビュー(感想・評価)
切ない女の心の内。
静かで滑らかで。シルクというタイトルに相応しい音と映像に目を見張る。
日本に入っての家屋の雰囲気や衣装は質素でいいけれど、どことなくやはり日本という「世界」は描かれていなくて、そこがこの映画の弱点。時代感も微妙。しかしながら、それを超えるような心の物語がユラリと観客を誘っていく。
マイケル・ピットは期待以上に良かった。後半の味のある演技は深い。そして、キーラの良妻ぶりも素晴らしい。キーラはすごい女優になるかもしれない。
ラストシーン。深いよ。
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