「スベり落ちる余韻」シルク(2007) AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)
スベり落ちる余韻
描かれる日本は,
「SAYURI」のような外国が抱く幻想の世界。
神秘的にするのは良いとしても,
いい加減,スケベなイメージは払拭してほしい。
見た目は美しい芦名星の描き方に違和感。
不可解な行動にハテナ?
彼女だけじゃなく全ての登場人物の描き込みが浅く,
結果,中身が薄いドラマが退屈。
ラブストーリーを際立たせようと,
終盤,意外な展開を見せるものの,
それまでの蓄積が何も残っていないから感動せず。
日本に行くのは一回にして,
その分,滞在の密度を濃くした方が,
帰国して後ろ髪引かれる理由が分かるし,
手紙の真相に気付いたエルヴェの後悔も響くと思った・・・.
コメントする