「やった~、やった~、やったー満足!」ヤッターマン ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
やった~、やった~、やったー満足!
いや~、面白かった!ヤッターマンのヤッターマンによるヤッターマンファンの為の映画とでも言いましょうか。とにかく楽しい作品です。
アニメとは違う実写化の「ヤッターマン」。くっだらね~・・・失笑の連続ではありますが、そこは愛嬌で楽しみましょう!
いきなりの戦闘シーンからの始まり!廃墟と化した町並みにテンション上がりっぱなしです。
懐かしのケンダマジックなんかも登場し、もうくぎ付け状態。 若手二人のヤッターマン、原作の持つさわやかなイメージにピッタリでした。
ボヤッキーの生瀬さん、トンズラーのケンコバさんは、正にこの人しかいないってほどのはまり役です。深田恭子さんのドロンジョ、確かにアニメとのイメージに違和感がありましたが、なかなかどうして・・・。本編が進むうちに、フカキョンの持ち味が出てきて、可愛らしいドロンジョになったのじゃないかと思います。
お決まりのギャグや、ドロンジョの入浴シーン、全国の女子高生の皆さんまで登場し、ホンッと原作愛に満ち溢れた作品です!挿入歌から主題歌まで、本編の中で流れた時には、涙チョチョぎれものでした。
そして、今回のゲスト海江田親子もストーリーにギャグに大活躍だったと思います。
【ネタバレ】
さて、エンディング。
お約束のギャグだと思いますが、予告編までついての大サービス!ギャグだけで終わらず、実際にぜひ続編を、って感じで期待してたんですけどね。
ただ、ここからは、個人的に本当に些細な文句です。
ヤッターワン、ヤッターキングにどうして瞳がないのでしょう?アニメとの区別かとも思われましたが、感情豊かなロボットなだけに、温かみが感じられなかったのがちょっと残念でした。
そして、もうひとつ、ヤッターマン(ヤッターメカ達?)がやけに弱かったような・・・
第一戦、ダイドコロンとの戦いはメカの素を破壊されて明らかにヤッターワンの負けでしょう。ドロンジョが誤って自爆スイッチを押さなければ・・・
第二戦、バージンローダーとの戦いは、これぞヤッターマンという勝ち方でしたが、発情したヤッターワンが爆発に巻き込まれて破壊ってなんじゃそりゃ!
第三戦、イカタゴサクに対しては、パワーアップしたヤッターキングの力によって見事勝利かと思っていたら、さらにパワーアップしたドロンボーのビックリドッキリメカに全滅させられちゃって、偶然相手メカの暴走で助かったみたいな・・・
ヤッターマンの戦いをアニメで見ている人には、単なる不利な三戦と思えましたが、初めてヤッターマンを見た人はどう思ったんだろう?「ヒーローのくせに強くないな~、頼りない。」とか思うのでしょうか。なんて余計なこと考えちゃいました。
とにかく、この「ヤッターマン」自分は昔見ていたアニメ以上に楽しめました。
殆どがCGの合成だと思いますが、実物大のヤッターワンを作っちゃうところがリアルで良かったです。
深田恭子さんのドロンジョもセクシーで可愛くてメロメロです。