「正体不明」ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ odeoonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
正体不明
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チェーンソーを振り回す怪人が月から降りてくる、何?、エイリアン?
モンスター・ホラーかと思いきや「悪魔のいけにえ(1974)」のレザーフェイスような殺人鬼でもなく、なぜか登場するのは絵理のいるところだけ、恐らくその存在を知るのは女子高生の雪崎絵理と高校生の山本陽介だけだから幻想劇の部類かな。
絵理の家族は酔っ払い運転のトラック事故で死亡し独り暮らし、そんな世の中の不幸の元は悪魔の存在、その象徴がチェーンソー男だと思って戦っているらしい。陽介も高校生のくせに煙草は吸うし無銭飲食、テストは0点と最低男、時々、バイクで死んだ友人の亡霊を観るところはどこか絵理と似ていますから、二人は運命の出会いだったのかな、足手まといですが陽介は必死で絵理の戦いを助けます、陽介の贈った鎖帷子が絵理の身を守ってくれていましたね、ネットで調べたら今でも売っているようでした。
正体も不明だし警察も出てこないし、戦う絵理が手にもつ武器はゴルフのパターとか忍者の様な手裏剣、陽介は友人のカメラの一脚、到底、叶わぬ筈なのになんとか生き延びている。最後は先生から無理やり借りたバイクで陽介がチェーンソー男に体当たりで撃破し完結。
SFでもホラーでもなく青春恋愛劇にしては雑味が多すぎて何が言いたい映画なのかおじさんには意味不明でした。
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