ミストのレビュー・感想・評価
全110件中、1~20件目を表示
観終わった後しばし呆然となる映画
「群集心理の恐さ」を説く秀逸な作品。
本当の敵は「霧の中の化け物」ではなく「建物内の人間」はたまた「自分の弱き心」ということか。このような状況下で自分の家族を周りの狂気から守れるのか自問自答しながら観ていた。
化け物が非常にリアルでかなり恐い。特に終盤登場したデカブツには人類の無力感を思い知らせる迫力がある。
最後はとてつもないやるせなさが残った。主人公がこの先日々を生きていく心境を考えると辛すぎる。
「単なるホラーだろ」という印象を見事に裏切ってくれる。とても奥深く優れた作品です。
絶望と希望を同時に味わえるどんでん返し
絶望と希望を同時に味わえるどんでん返し。ラストの余韻に打ちのめされた。その余韻に包まれてるうちに感想を書く。怖かったポイントは3つある。
1つめは、狂信者ミセスが信者を増やしていくこと。
とにかく終始ミセスがうざかった。この映画で1番キライなキャラ。胡散臭いことペチャクチャずっと喋ってるし。「こんなん信じる人居ないっしょ笑」と思ってたけど、終盤にはミセスを信じる人がわんさか増えててビックリ!しかも絶対信じないと思ってた、ビリーまで加わってたし。
人はピンチの時、なにかに縋りたくなるだろうか。精神状態が不安の時に、口がうまい人現れたら崇拝しちゃうのかな...恐ろしい。自分は神とか宗教とか信じないけど、極限状態になったらどうなるか分からない。今は「神とか胡散くせぇ!見えるもんしか信じねぇ!」と思ってるけど、「ああ...神よお救いください」とか言ってるの想像するとシュールだ。
デビット達がミセスの信者たちに囲まれた時、絶体絶命の時にオリーが銃ぶっ放してくれたのは気持ちかった!ミセスクリーチャー撃って倒した時より爽快だった。よくやった、射撃の名手オリー!
2つめは、虫のクリーチャーが気持ち悪いこと。
もうね、俺は虫ダイッッッキライ!家に蜘蛛一匹出ただけで跳ね上がり、殺虫剤持って全力で殺しにかかるくらい。
だから、ハエと蜘蛛のクリーチャーは目を背けたくなった。しかも巨大化してるから、足とか口とか細部がハッキリ見えるし気色悪い。モゴモゴ動くのやめてください。エイリアンと虫の組み合わせは反則ですね。
特にヤバかったのは体内から小さい蜘蛛が大量に出てくるシーン。蜘蛛嫌いの俺からしたら失神レベル。自分の身体中に蜘蛛がびっしり纏わりついてるのを想像して寒気がした。もし俺があの薬屋に居たら速攻で死ぬ自信ある。
3つめは、主人公が絶望に叩き落とされる、救いようのないラスト。
あと少し待てば全員救えたのに...こんなに悔しい気持ちになったラストは初めて。もう助からないと諦めて、女、子供、老人を殺すハメになったデビットが悲しすぎる。特に自分の子供を撃つときの心情を考えると痛い。いくら「怪物には殺させない」という約束があれど、自分だったら撃てないだろうな。自分の子供に銃口を向けるなんて考えられない。
そもそも全ての元凶はあの銃なのでは?車出す時にデビットが銃を取らなければ...オリーが弾を使い切ってれば...もっと言えばアマンダが銃を持ってなければ...んー考えだしたらキリがないか。
デビットからしたら超絶バッドエンドだけど、軍隊が制圧してくれたから世界的にはハッピーエンドだよね。狂信者の言う通り店で待ってたら、助かってたと思うとモヤモヤする。とにかく世界は平和を取りもどした訳だけど、デビットからしたら地獄だよね。家族全員失ったし、あの後デビットはもぬけの殻になって生きる気力を無くしたと思う。ほんとに可哀想すぎる、俺だったら自害したくなるね。
後味悪い映画が好きな方はぜひ観てほしい。ただ後味悪いだけじゃなく、ハッピー要素も添えられてるのがポイント。希望部分がなかったらとんでもないムナクソ映画で評価かわったと思う。バッドエンド、ハッピーエンド、いっぺんに味わえる貴重な映画だ。
取り返しのつかない銃の選択 安楽死は救いなのか? 極限状態に陥った...
取り返しのつかない銃の選択
安楽死は救いなのか?
極限状態に陥った時の人間は脆い
どんな状況に陥っても希望は持ちたい
最初にマーケットを出た女性が助かったのは愛情と恐怖に屈しなかったからなのか
逆に銃を使った者たちは絶望と
んで合理的過ぎてもダメですと
やっぱ愛なのか、、、
個人的にミセス・カーモディさんには随分な食われ方をしてほしかったなと
でもまあそういう映画じゃないよな
銃の誤った選択がテーマの一つだから、人に撃たれるのがポイントだと思うし
デカい多脚をちゃんと描いてくれたのが嬉しかった
絶望前のちょっとしたご褒美
だからそういう映画じゃない
後世に残る実験的映画?
なんといってもこのラストですね。
このラスト、めっちゃスティーブンキングっぽいとか言われてるけど、原作ではとりあえず脱出はかるところで終わってるわけで…。
ただ、ご本人もこのラストに思いつかなかったことを嫉妬した、ってお墨付きのドン鬱ラストで、スティーブンキングっぽいのは間違い無いのかも?
この映画のラスト多分ものすごくこの後の映画に影響及ぼしたんじゃないかと思うんですよね。
プロモーションの仕方とか。
ラスト冒険するか、アンパイでいくか…とか。
刺さる人にはものすごく刺さるから、そういう感じの映画なんですわ、って匂わせて、そういうの好きな層に向けたプロモーションすれば多分その界隈の名作的人気の映画だったと思うんですよね。
でも結構大衆向けのプロモーションしちゃったからここまでのことになっちゃった。でもだからこそ後世に残る鬱映画、と結果話題作にはなったわけで…。
今までの映画だったら、原作通りに希望持たせるラストで終わるか、なんなら大胆アレンジであの最後助かったおばさん主人公にして、色々ありつつ子供助けて、最後、序盤にいたあの親子は車の中でそんな感じになっちゃって助かるもんも助からんやったんやな…って話で私たちは明るい未来へGO!みたいなストーリーだと思うんです。そしたら多分、そこそこスカッと?人気映画で終わってたと思うんですけど、多分ここまで話題にはならなかったんじゃないかな。
あの主人公であのラストにしたことに大いに意味があったのではと。
その後、あらゆる監督があらゆる作品を作る際に参考になった映画の一つになってるんじゃないかな、と個人的に思ってます。
気持ちワルい…
タイトル通り霧の中とその向こうはどうなってしまったのか?
そんな事を思いながらドキドキして観ていましたが、そういう感じか〜と。
徐々にスーパーにこもっている人達が外に出て逃れようとしているのだが、虫のデカイ版やら人を餌に繁殖しようとしてる場所やらまたその方法やらが気持ちワルい…。
あとクライマックスとかスーパーでのいざこざ等ツッコミ所はあるが良作だと思う。
こ、これは…(茫然自失)
Amazon Prime Videoで鑑賞(字幕)。
原作(霧)は未読。
めちゃくちゃ怖くて面白かった。スリルを徐徐に増幅させていく巧みな冒頭から引き込まれ、登場人物たちと同じで何が起こっているのか分からないからハラハラさせられた。
極限状況のドラマがとてもリアルだ。ああ云う時、厄介な扇動者って絶対出て来るだろうし、ちゃんとした意思を持っていたいと思ったが、いざと云う時果たして己を保てるか自分。
気になっていた結末に触れた時の心の中はこんな感じ。「えーっ…うそーん…マジかよ…」。茫然自失とはこのことを言うのだろう。語彙力が失われてしまって心の整理がつかない。
ラストのインパクトは、確かにオールタイム・ベスト級であり、多くの映画ファンの間で語り草になるのも納得だ。胸を引き裂かれるような痛みを感じた。後味悪いにもほどがある。
最悪すぎた(褒めてる)
ミスト、タイトルはなんか聞いたことあるなーって思ってて、前情報なく見たかったから特に調べず見てたら途中からこれあれ?!胸糞映画じゃんってひっくり返った。言ってくれよ。
でも胸糞好きなので見た。面白かった。ずーっと宗教の女性にイライラしてたし、人間って…になってしまったけど。
人間はこういう状況に陥ってしまったら…みたいな実験的な映画なのかな。それにしても主人公も他の人も可哀想過ぎるし、結局1番最初に出て行った人が助かってて、でもその人は良かったんだけど、あまりにも主人公が可哀想だ。
霧がすべてを覆いつくし、最後の審判が下される…
衝撃のラストのために1回鑑賞した後に観ないようにしていたのですが、かなり久々に鑑賞しました。
やっぱり凹む…
初見の時も凹む映画ということは先に知ってしまっていたので、ラストは車のガソリンがなくなった地点で予想できてしまいました。が、予想はしたものの、まさかまさかの子供までと疑いながら観ましたが、やっちまいやがった・・・。
「ボクを怪物に殺させないで」確かに怪物にはしていないのですが。。。ちょっと監督の性格の悪さがうかがえるラストですね。ほんと、悪趣味で意地悪だこと…。
でもね、個人的に一番凹んだ部分はラストより、狂気と化した集団が、軍人個人の責任ではないのに、モンスターが現れたことを彼の責任として、モンスターの“いけにえ”にしてしまうところ。“宗教”が確立される瞬間を見てしまった感覚です。
得体の知れないモンスターにおびえる人々のよりどころは、神をあがめる一人のヒステリックで自己中心の狂った女性。しかし人々は、恐怖心で自分の平常心を失い、彼女を教祖としてあがめるのです。正直、この女性が銃で撃たれたときは、せいぜいしました。
モンスターものとしてはどうだったかと言いますと、最初の触手のちゃっちさは逆に驚きましたが、終盤から出てくるモンスターはちゃんと作られており、CGも生かされてリアリティーあってよかったですね。
しかしモンスターとの攻防では「早くせんかい!」ってイライラさせる部分が多かった。例えば、「車はやく出さんかい!」とか「突っ立てないで早く逃げんかい!」ってなところが多い。薬屋にあの大人数で行った理由も不明ですね。やられキャラを作りたかったんでしょうがね。期待する行動をなかなか取らないところも監督の狙いだったとも思えるほどです。
そして冒頭で、家に残した子供を助けに行った母親は、なんと最後のシーンで彼女は無事子供を救い軍に救出されています。スーパーマーケットを同じく出て行ったディビッドの結末とあまりにも差が有りすぎ皮肉すぎるんですよね。(どうやって彼女は生き残ったのか…)
さてさて、賛否両論のラストですが、私は悪くは無いかなとは思いました。が、車がガス欠になってからの決定が速すぎやしません?少し前に超巨大モンスターが目に前をズシンズシンと横切った時、決めてしまっていたのかな???
でも、もうすこし生への執着が欲しかった。ガス欠で終わりではなく、車で助けを粘ってもう無理な状態まできてから決断してほしかったな。その方が、否定意見も少なくなったのではと思いますが。
主人公が無能過ぎて
終始イライラしました
最初は有能かなと思ったんですが大やけどして死にそうな一人を助けるために皆を危険にさらした挙げ句仲間を死なせるし、そのおかげで宗教おばさんの株が上がったり、車で行けるとこまで行くならワンチャンガソリンスタンドまで行くかするなりしたら良かったのに
胸糞だけどこういうバッドエンド物って少ないので観て良かったです
しかし怖いのは人間ですね
宗教戦争が無くならない訳がわかりました
胸糞映画の代表作
ラストは本当に最悪だった。あと少し待っていれば。「僕を絶対化け物に殺させないって約束して」が伏線だったんですね。
宗教女をオリーがやったときはスカッとしました。洗脳された集団心理が怖かった。
あと個人的には車で移動できたなら丈夫な建物に籠ったり地下室に潜ったりもっといい方法があったのではと思ってしまいます。ただ単にガソリンが切れるまで走り続けるとか…。
胸くそエンドの代表作
霧の中の化物に対してマーケットに籠城するか出ていくかで揉める話。
最初に出ていく女は助かる。
籠城推進派の宗教女は撃たれる。
車で出ていくメンバーは主人公を除き死亡し、直後に軍が到着する。
ラストの一発芸で声でたわ!
密室劇で怪物が外に居て怖いって内容なのに1番怖いのは人間で集団心理で良い事と悪い事とかが麻痺するのがもっと恐ろしいというのを見せつけてくるのは中々でした!(あの宗教ババアがめちゃくちゃ厄介で最後やっつけられた時はガッツポーズしそうになりました)
あと主人公の行動や判断が間違っていてロクな事にならないパターンの作品で 最初に出て行ったおばさんが普通に生きて居たり選択ミスを煽る演出になっているから余計にダメージになりますね!
絶望した主人公が最後にみんなを〇して自分も死のうとして・・・からの煙の中から軍隊が出て来た時にはホラー映画のビックリシーンの強烈なやつよりビックリましたよ!
この作品も賛否両論でしょうが最後の一発芸の破壊力は相当強いと思います!(隣人は静かに笑うで主人公が最後に車のトランクケース開けた時くらいビックリしました)
超無理なラスト15分
大阪弁で言う「やらしい」映画。
一般的なハリウッドファン的には典型的なバッドエンドだが、 キングファン的にはこれもキング流ハッピーエンドになるかもしれない。
Googleで検索するとパンフレットでの解説は上手く皮肉っているらしい。
デビッドが取る行動は一見ヒーロー像として観客を魅了するが、 クライマックスの悲劇で全てが自業自得と化する。
最初にモンスターと対決したシーンで、 デビットがいつも正しいという錯覚を観客に与える。
そこからクライマックスの悲劇に繋がる、 無数の伏線となるエピソードが展開される。
子供の反対を押し切り薬局に入り数名の仲間を失うが、 不可抗力として観客も納得する。
スーパーの脱出劇ではアマンダの反対を押し切り銃を入手、 その後入手した銃で集団自殺そして軍によりスーパーに客は全員救出。
つまりあと1秒でもタイミングが遅ければ、 誰も死なずに済んだという凄い皮肉。
つまりデビッドの行動はハリウッドではセオリーされる行動で、 それをスティーブン・キングは皮肉めいて表現している。
単なるアンチテーゼではなく、 ハリウッドファンも納得するしかないプロットを全体に用意して、 クライマックスの悲劇で完全勝利を得る。
映画に勝ち負けもないが、 やはりスティーブン・キングは上手いと思うしかない。
普通なら『ソウ SAW』に代表されるソリッドホラーみたいな悪趣味な映画はパスだが、 スティーブン・キングには全ての観客を納得させる何かがある。
最後にブルース・ウィリス主演の『シックス・センス』が見たくなった(苦笑)。
これが本当のホラーなのかも。
休みの日にネトフリで映画5本鑑賞。
よく鬱映画といえば~と話題に出るものの、実は見ていなかったミスト。
5本見た中のぶっちぎりで心に残りまくる喪失感。
ええと、他の4本何見たんだっけ…?(茫然)と思うほどのインパクト。
鬱映画!後味最悪!と聞いていたので、ある程度予防線になった。
これ、普通に見たら心持たないかも。
ホラー慣れしてる人ならなんとなくわかると思うのだが、宗教の女性がヒートアップすればするほど「あっ、この人殺される人だ」と思った。殺されたときは「でしょうね!!」と思った。
めちゃめちゃ最悪な終わり方、助かった人が見えて胸糞~とかそういうことでなく、
自分はずっと「正しい導きをするのは主人公だろう」と信頼して見ていた主人公の最後の判断に腹が立った。
もう少し、希望持ってほしかった。
同じくらいの子供がいるので、何とか助けてあげたいという思いを持たずにはいられなかった。
ただ、これは結果論だし、あり得ない生物がすぐに襲って全員惨殺されていたかもしれない。
終わったあとに結果を見て「ああすればよかったのに」なんて発言はどうにもならない。
本人は100%の判断だった。いっぱいいっぱいだった。
子どもは最後起きていた。信じていた父の手によって銃口を向けられたときは絶望と悲しみだっただろう。
ぐるぐると。自分はずっと布団で考えてしまう。
自分は子供を助けたかった。少なくとも子供は怖がってもまだ希望を持っていた。
きっとパパがここから助けてくれるんだと。絶望は計り知れない。
極限状態の中で、どうしたら子供を助けられたのか。ずっと考えてしまっている自分がいる。自分の生活にホラーがやってくる。これが本当のホラーなのかもしれないと思う。
お父さん、世界は終わってしまうの
原題
The Mist
感想
スティーブン•キング原作、フランク•ダボラン監督•脚本ショーシャンクの空に、グリーンマイルに続く衝撃の最新作!
霧の中には何が待っていたのかー
映画史上かつてない、震撼のラスト15分
久しぶりに観ましたが面白いですね。
トラウマ映画、鬱映画なんて呼ばれてるみたいですね。
初めて観た時の衝撃は今も忘れられません。
ウォーキングデッドのキャロル、デール、アンドレアが出演していたのはびっくりでした笑
隣人のノートン、カーモディ宗教ババアはずっとイラつきます。混乱に相応して信者を増やしての集団心理は怖いですね…。オリーに撃たれた時はスカッとしました。
霧から出てくるハエ、鳥?、蜘蛛、巨大な何かたちの見た目グロテスクで良きです。
MPの体から湧いて出る蜘蛛は気持ち悪いです。
ラストは映画史に残るような救いのないエンディング。
あと少し待っていれば…息子を撃たずに済んだのに…。
脱出のタイミング、籠城と果たして何が正解だったんでしょうか?
※アローヘッド計画
心に残る作品。
スティーブン・キング&フランク・ダラボンというのは"ショーシャンクの空に"と同じ組み合わせなので期待は自ずと高くなる。サスペンスと思って観始めたが直ぐにそうでないことが判明、ジャンルとしてはパニック映画ということになるのだろうか?スーパーに閉じ込められた人達が宗教観、価値観、などによってどんどん分断されていく。今の世の中(米国だけでなく日本もそうだが)を預言しているかのようだ。次々と湧いてくる巨大生物は本当に気持ち悪いが、怖いのは彼らよりも寧ろ自分達と異なった価値観を持つ人間達。まさかこんなに沢山人が死ぬ話だとは夢にも思わなかった。後味の悪さは相当なものだが、兎に角心に残る映画。
後味悪すぎ
こわい!次元を超えたという設定で怪物が出てくる。しかもデカすぎる。噂通り後味が悪すぎる。映画で何を伝えたかったのかが不明。最後まで諦めるなということを伝えたかった?
そしたらなぜ、一番良い行動をしていた主人公達があんな結末に?
『ショーシャンクの空に』と続けて観られたし。
劇場公開時鑑賞。闇の展覧会にて原作既読。
スーパーでの醜悪な人間模様にいやーな気持ちになって霧の中へ進むところで終わっていた原作。余韻があって好きだった。そこにプラスアルファで、それはそれはもうひどい最後を迎えているのがこちら。
うわあバッドエンドにするんだ。と思って油断したらさらに最凶のエンディングがくっつけられていた。観客を激怒させるというか心を弄ぶというか踏みにじるというか奈落の底に突き落とされるというか背後からナイフではらわた抉りにくるというか、いやもうこんなドイヒーな映画…最高です。
『ショーシャンクの空に』と同じくダラボンが脚本書いている。だから続けて観ると余計に落差がつくので、ぜひお試しを。
全110件中、1~20件目を表示