ミストのレビュー・感想・評価
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それほどでも
レビューを読んでかなり期待して見たが、キングらしいあり得ない設定と、ラストも原作と異なるというが、ふーんというレベル。セブンほど唸らされるものではなかった。むしろ、カルトおばさんが恐怖を煽って信者を増やしていく方が恐ろしかった。
とにかくラスト。
とにかくラストの雰囲気が印象強い。
内容はSFパニックでありながら人間性にも重きを置いた感じ。終始もどかしく、終始イライラするかもしれません。でも本当にパニックになり不安になった時、人間が集団で居て上手く行くのなんて難しいことなんだろうな、と。
どうして交易の無かった世界のあちこちで、人は神と呼ばれる者の存在を信じ頼ったのか。分かる気がしました。
唖然( ; ゜Д゜) その言葉しか出てこない…
スティーヴン・キングは頭おかしいんじゃないか。
とにかく唖然。それしか出てこない。
気にはなっていたけれど、風変わりなホラーとしか認識していない状態でのあのストーリーとオチ。
ここまで衝撃的だったのは人生初。
物凄くグロいシーンは無いが、とにかく残酷。人間の恐ろしさが爆発しています。
静かな本編ですが、ジェットコースターに3時間ぶっ続けで乗っていた様な疲労を覚えました。
「死霊のはらわた」で怖がるのとは訳が違う恐怖が全身を包んだ衝撃作!
トラウマになるかも……でも死ぬほどオススメ。
ラストが....
嵐のあと、突然襲ってきたミストの中にいる何かのせいでスーパーの中に篭城せざるを得なくなった人々のパニックを描いた作品。
最初は霧の中にただ恐ろしいモンスターがいるだけのホラーパニック映画かと思いました。が、あのムカムカイライラする神を信じるおばさんが、スーパーの中でミストの中のモンスターに怯える人々の支持を集めてきたあたりから、なるほどと思いました。
人は、信じ難く飲み込み難い状況下に置かれると、全てを超越した神に救いを求める。神の救いを得るためには殺人も厭わない。あー恐ろしや。
そして何と言っても、あの最後。バットエンド過ぎて吐きそうになるくらいバットエンドでした。でも好きです。ショーシャンクと同じ原作者•監督とは思えない。ショーシャンクはあんなに感動爽快なハッピーエンドなのに.....
でも好きです。バットエンド。
スパイスが主役になってる。
映画.com
で、感想・評価の私とあっている人たちのレビューを参考にこの映画をチョイスしてみました。
こう書いても誰もわからないのでネタバレにはならないのでちょっと書きます。
私はオールドファンなので40年くらい前にこれととてもよく似た映画があったのを覚えています。とても怖い映画でテレビで見てぞっとして眠れなくなったことを覚えています。
今回のミストはそれと比べてだいたい同じくらいの出来だったと思います。が、ただ一点だけがとても優れているのでこちらのほうが断然高い評価になると思います。どこが優れているのかはネタバレになるので掛けません。あるポイントがとても効いていて途中、退屈なシーンがあったのを忘れさせてくれます。
そのお陰でおすすめして良いレベルになっているのではないでしょうか。
演出はドキュメンタリー風になっていて、それがこのジャンルに新しさを与えていると感じました。
英語はとても聞き取りやすく、字幕なしでも20パーセントくらいは聞き取れます。
英語字幕付きだったらリスニング教材としてもおすすめできるところでした。ちょっと残念ですね。
映画好きなら一度は。
人間の恐怖がよくわかりました。
ほんとにラストは後味が悪すぎます。
心霊とはまた違う人間の恐怖です。
怪物も不気味です。
とくに人間からクモが産まれてるシーンは強烈です。
しかし、はじめの方出てった方は
どうやって助かったのでしょうか?
ラストは賛否両論
衝撃のラストは賛否両論ありそう。個人的にはスッキリしなかった。自分の力では如何ともしがたい不条理とか不幸を描きたかったのだろうけど、これでは単なる「不幸な人」で終わってしまうのではないでしょうか。何と言うか、「どんでん返し」の手法が練られていないというか、浅いというか。いまいち釈然としません。
一方で、閉じ込められたスーパー内での狂信者との攻防は見ごたえあり。霧の中にいる怪物も確かに怖いけど、真に恐ろしいのは私達の社会で普通に生活している人なのだということを思い知らされます。
最も不幸なエンディング…
これほど不幸な終わり方はあっただろうか。。。
話の裏で、S.キングがほくそ笑んでいる姿が目に浮かぶ。
いきなり霧の中から触手が出現したあたりから、胡散臭さが満ちていた。
なんでもありの霧に包まれ、閉じ込められた人たちに希望はやはり宗教だけなのだろうか。希望を失った人々は、愚かしいほど神にすがるのかもしれない。
それが人間なのだろう。
それにしても、主人公にとっては最悪なエンディング。
世界的にも決して救われてはいないのだが、この後の世界がどうなろうと、主人公は生きてはいけないであろう。
精神的に。。。
一番好きな映画
この映画は、途中までは、失敗だなと思ってたのですが、
ラストで一気にくつがえされました。
そうくるかーって。
もともと、化け物が出てくるような話が好きじゃなく、
ラストまで、結構退屈だったので、余計インパクトでかかったです。
そして、一番好きな映画になりました(笑)
あまり、人に勧めるような作品では無いですけどね(笑)
ラストの後味の悪さ、尋常じゃない
フランク・ダラボン監督&スティーヴン・キング原作と言うと、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」のような感動作がすぐ思い浮かぶが、フランク・ダラボンはホラー出身、スティーヴン・キングはご存知ホラーの帝王。
そんな二人のコラボで初めてホラーに挑むのだから、これはもう注目。
軍の秘密裏の実験によってモンスターがどうやって異次元からやって来たか…というシーンが冒頭描かれる予定だったそうだが、分からないままの方がイイとの配慮で描かれなかったという。
その判断は大正解!
お陰でモンスターの謎と恐怖が倍増した。
小さな町を不気味な霧が覆い、その中には得体の知れないモンスターが…。
町の人々はショッピングモールに逃げ込む。
限定された空間の中で、ずっと正気を保てるほど人間の精神は強くない。
内外からの恐怖により、遂に人間関係が崩壊する。
つまはじきされていたマルシア・ゲイ・ハーデン演じる宗教女の言葉に救いを求め、従うようになる。
藁にもすがる、リアルで恐ろしい姿だ。
トーマス・ジェーン演じる主人公たち数人はからくも車に乗って脱出するが、ガソリンが無くなり車は止まる。
外にはモンスター。
手には一丁の銃。
当然、自ら命を絶つという衝動に駆られるが、それ以上の絶望が待ち受けていた…。
本当に後味悪く、救いも希望も無いラストなのだが、皮肉にもお陰で記憶に残る映画になった。
意見が分かれそうだが、見応えあった。
人間の奥深くにある感情をもぎ取る霧
宇宙戦争のような設定、鳥のようなラストで彩るSF作品。見たこともない化け物の登場はSFパニック映画ではよくあるパターンだが、勇敢な戦士が化け物と戦い、みんなから讃えられ完結といった映画ならではが無い映画っぽくない映画である。そう、この映画には戦士がいないのだ。本当に人間が未知の殺人生物と出逢ったら、どういう感情を出し、どういった行動をとるかを描きたかったのだろう。そして見事に事細かい描写に成功した作品となった。それはおそらくハンディカメラがとても作用したからではないだろうか。戦争映画のように、まるで敵国の銃口から逃げ惑う人々をハンディカメラで追うような撮り方だ。そしてもう一つには同じアメリカ人同士でも宗教に対する考えは違う場合があるという描写もある。宗教を人生の糧にするか、宗教を人生そのものだと思うかによって直面した問題に対する打開法は違うというスティーブンの暗示は胸を突き刺す。そしてなんといっても「衝撃のラスト15分」。あの部分は監督の脚色勝ちだろう、原作者スティーブン・キングも圧巻の最後のオチ。監督はあのシーンを夢見ていたのだろうか。もはやあの度肝を抜くラストシーンのために今までのストーリーを作ったかのような気さえしてくる。
映画が好きなら今すぐ観れ!
観始めて、あーB級モンスターパニック映画じゃん。
と思ってDVDを停めちゃわないように。
最後まで観て下さい。必ず!!
観たほうがいいです。
この映画の何が楽しいかって、そりゃもう
観た人どうしでワイワイ盛り上がれるところでしょう。
映画好きが集まってミストの話題になると、
観てない人は取り残されちゃって寂しい気持ちになるよ。
この映画ネタバレとか禁物だから、寂しいけど一人退出しましょうね。
…という意味も込めて、これは確実に!必見ですっっ!!!
だってホラーなんだし・・・難しい事言うなよ
追い詰められる恐怖と衝撃を受けられればOKです。
本当に嫌なラストでした。
映画にて自分は絶対にこんな状況におかれたくない疑似体験ができるのです。
安全な場所でポテチなんか食べながらね。
人間の愚かさを皮肉たっぷりに詰め込んだホラーです。
嫌な気分になりたくないのなら別のジャンルを観ればいいでしょう。
ハッピーエンドの映画は腐るほどあるのですから。
振り幅の激しさは半端じゃない!
スティーブン・キング&フランク・ダラボンという
『ショーシャンクの空に』、『グリーンマイル』のコンビによる
パニックアクション大作(??)
本当はこう言いたくはないんですけどね。
前2作のファンとしては。
心にしみる人間ドラマの代名詞みたいな作品のこのコンビで
“パニックアクション”って…
物語の始まりは、
とある猛嵐の夜から一夜明けた朝。
序盤からしばらくの導入部分は非常に分かりやすく
パニックアクションとして自然に引き込まれます。
ただその後が良くない…
序盤から中盤にさしかかり
題名となっているミスト(霧)がいよいよ本格的に発生する頃。
未知の“何か”による惨劇が始まると
空気を読めない大人たちに 泣きわめく子供も加わっての
イライラするような珍プレーのオンパレード。
登場するその“何か”といい登場人物といい
あからさまに分かりやすいありさま。
「いくら何でも安っぽ過ぎるだろ…」
と、半分辟易したまま“パニックアクション”として
物語の大半は過ぎ去って行きます。
しかし!
ただじゃあ終わらなかったさすがの名コンビ!
これは全てラストの衝撃を見るための耐える時間。
最後の最後で心の奥底からえぐり取られるような
衝撃が待ち受けていました!
ここで途中に煙たく映っていた濃い登場人物たちの
セリフや行動が伏線として生きてきます。
宗教的な何かを暗示するような…
むしろそれをも超越し得る人間という存在。
勇気、行動力、決断、団結、狂信、洗脳、抑圧、暴走、罪と罰・・・
人間の根本にある汚い部分も美しい部分もありありと描かれていた
中盤までのカオス状態が整然と思えてくるほど。
◇極限における集団心理を扱った名作『蝿の王』
◇7つの大罪をテーマにした名作『セブン』
◇ポイント・オブ・ビューと言われる主観からの映像に終始して
大成功した『クローバーフィールド』
◇浅いところで『スターシップトゥルーパーズ』や『ジュラシックパーク』
◇果てはあのギズモでお馴染み『グレムリン』まで(笑)
過去の色々な作品が随所に思い出されました。
全て見終わったあと。
効果音のみがBGMのスタッフロールの間、
誰しもがラストの主人公の心情を考えずにはいられません…
最悪の後味の悪さと併せて
突きつけられたテーマの深さは半端じゃない。
どエス過ぎて好きな作品では到底ないのですが
くやしながらさすがと言わざるを得ない凄い作品でした。
一度見る価値は充分!
※他サイトより転載(投稿日:2009/10/18)
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