ミストのレビュー・感想・評価
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残酷で救われない話
観るのは2回目です。
2回目見終わった感想は、やはり救われない話だなと思いました。
ジャンルは、未知なる生物が襲来して人間を襲う、いわゆるパニック映画というやつです。
ただ他と違う所は、モンスターにいつ襲われるのかと極限状態に追い込まれた人間心理にフォーカスがあたっている所かなと思います。(モンスターについて、詳細は結局分からず)
モンスターへの恐怖心・救われたいがための神への妄信・妄信者の暴走等々、追い込まれた人間の変わり様がよく演出できていたと感じました。
また有名な最後のシーンについて、1回目見た時は全く予想できず衝撃的でした。
他のパニック映画と比べると、何とも残酷で救われない結末です。
胸糞悪い話が苦手な人にはおすすめできませんが、
自分は良作だったと思います。
絶望下における人々
ラストが有名な作品。ようやく鑑賞。
姿を現さない敵と知恵を尽くして戦う、といったのを想像していたが、分かりやすいアクションが多く、モンスターパニック物としても十分見応えがあった。
クリーチャーは不気味で、襲い方にもバリエーションがあり、どれも絶対に遭遇したくない恐ろしさがあった。
宗教に狂った人物が出てくるが、人々が絶望的な状況のなか次々と扇動されて、勢力を増していく過程が興味深かった。アメリカ映画には度々こういったキリスト教原理主義者や福音派らしき人物が登場する。
突如霧に覆われるという得体の知れない閉鎖的な恐怖。絶望的な状況下で右往左往しながら、何人かのリーダー格となる人物が現れ、派閥が作れていく。追い詰められた人間の心理を覗くようで、非常に引き込まれた。登場人物が多いが、誰もキャラが立っており印象的だった。
主人公には賛否あるようだが私は好きだ。子供を守り妻の身を案じつつ、どうにか状況を打破しようとする正義漢の彼を、結果論だけで片付けてしまうのはあまりに悲しい。
結末は生涯忘れられないだろう。
ホラー映画好きなら見ておくべき映画とのことでみたけど、
わたし的にはひびかなかったー。。
霧の中から謎の生物に襲われるというあらすじを読んで、その謎の生物は姿が見えないものなのかと思ったら序盤でがっつり姿は見える。
虫!でっかい虫!一気にB級感…!
せまいスーパーマーケットの中でまきおこる人間模様。
これもあるある。
結局人間1番怖いよね、あるある。
最後の後味の悪さで有名になって見ておくべきリストに入っているのだろうか。
いろんなゾンビ映画を見てきたけど、もう助かる術がないとさとったとき、メインキャラで自殺を選択してるのは見たことがない。しかもまだ数日しかたってないのに。どんな絶望的な状況でも生きるを選択してストーリーがすすむよね、なのである意味新しいのかもしれない。
あと少し待ってたら、スーパーから出なかったら、初日にすぐ家に帰っていたら…いろんな選択肢がある中で、主人公は選択を間違えて最悪の結末となってしまった。
ゲームならリセットしてやり直したい。
異次元の穴はどうやって防いだのかは言及されず。
霧の中に、何が待っていたのか映画史上かつてない、震撼のラスト15分
「ショーシャンクの空に」と裏表の関係。
「ショーシャンク」の方が〇〇を持ち続けた男の物語なら、これは〇〇を持ち続けることができなかった人々の有様を描く作品。「ショーシャンク」はこれ以上ないぐらいに上質なドラマで、一方本作はまるでB級ホラーのような体裁と、全く別のジャンルでありながら、2つの作品はどちらも全く同じテーマについて緻密に描いている。原作者も同じであれば監督も同じ。どちらも舌を巻く完成度だ。
ちなみにこの作品の最恐・最悪の結末は原作にはないそうで、原作者が「執筆時に思いついていたらこれにしてたのに!」と悔しがっていたそうだ。観る者は、茫然としながらエンドロールを身動きできないまま見つめることになるが、音楽が途切れたあとに背後から聞こえて来る音が、絶望感に追い討ちをかけてきます。本当に恐ろしい作品。
80
ラストシーンが大好きな映画
霧の中に
怖さ満載。軍の化学研究ミスで大量の霧が発生。
その化学物質を浴びた昆虫が異常発育し、スーパーに閉じ込められた人々を襲い出す。
パニックのなか、冷静に対応する主人公。
最後の手段として、スーパーから車で脱出。
ガソリン切れで万事急須。
四発の弾丸があるので、同乗している息子も含めたみんなを自殺させ、自分は、やられてもいいと思ってて、最後の最後軍が救出にくるという悲劇的な結果となる。というエンディング。普通のエンディングは、無事に逃げ切るのでは?と思ったが、残念な結果だった。
マジか
↑見終わった後の率直な感想
後味悪いとは聞いていたがここまでとは。
もう一回見たいかと言われたら首を捻ってしまうなぁ
常に勇敢な姿勢を見せていた主人公の行動全否定。
「お前のやった事全部ハズレ!笑」って感じの印象
たしかに主人公が何かしようとしたら誰かしら死んだもんね
序盤に子供を守るべく霧に包まれて帰った母が助けのトラック(?)に乗って主人公を見るシーンは皮肉的っていうか主人公哀れ...って感じだった。スーパーに残った人達も助かったんだろうな。見落としかもしれないが一流弁護士達はどうなったんだー?最後のシーンに写ってたか?汗
主人公が最後ウオオー!って叫ぶところは自分も一緒に叫びましたとさ。DVD鑑賞万歳。
ラストの感想を先に書いてしまうと、とっても後味の悪いラストだった。...
ラストの感想を先に書いてしまうと、とっても後味の悪いラストだった。
最後まで希望を失ってはいけないという意味があると思うが、あれだけの気味の悪い化け物が出てきて、巨大生物を目の前で目撃して、果たして冷静な精神状態が保てるのか。作り手の意図が理解しきれない。
映画(作り物)としての衝撃的なラストシーンとしては、あまり見たことのない結末でとても記憶には残るが、冷静になって振りかえってみると、ミストや化け物の正体がいまいちわからないまま終わってしまった。唯一、極限状態に陥った人間の変わっていく様やもろさは、とても良く描かれていたと思う。
「僕が怪物に殺されないように守ってほしい」約束してほしいと訴えた子供の言葉が残る。
ラストが一番面白い
突然の霧発生で、スーパーマーケットに閉じ込められた人々の極限状態になったときに出てくる人間の本性と愚かさが見ていて面白い。
他人を絶対に信用せず自分の意見に固執する者、神の声が聞こえると言い始めるサイコパス、主人公がすることなすことケチをつける者。
しかし、安易に全員生き残るというグッドエンドを選んでいないところがこの映画の良さでしょう。
最初から最後まで誰が生き残るのかわからない。
霧の中に消えた愚か者達も死んでいるかもしれないし、生きているかもしれない。
勇敢な人でも判断を誤って死んでしまうかもしれない。
後味が悪いラストとか言われていますが、私は映画の最後好きですね。
勇敢で理性的な人間が必ず報われる何て、おとぎ話だけで十分です。
主人公になれなかった主人公
スティーブン・キング原作の映画化で、ラストは改変されています。
ただ、その改変は原作者が大変気に入っているらしく、個人的にも印象的で高く評価。
ただしムナクソ注意。
モンスターの正体やその経緯やその解決などかなり不明な部分が多く、とにかくムナクソな点が多く、多少スカッとするもののモンスターパニックものとして観てしまうとガッカリするかも。
町にゾンビが溢れたらどう行動する?ホームセンターに立て籠もる?
なんて想像をすることもあるかもしれませんが、その時自分は最適な選択が出来るのだろうか?
その判断が正解であることを信じて貫けるのか?
という不安感に襲われたり。
ラストまで観ればそれまでが如何に巧妙に視聴者の思考や感情を誘導してるのかが分かって舌を巻きました。
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