ミストのレビュー・感想・評価
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「ショーシャンクの空に」と裏表の関係。
「ショーシャンク」の方が〇〇を持ち続けた男の物語なら、これは〇〇を持ち続けることができなかった人々の有様を描く作品。「ショーシャンク」はこれ以上ないぐらいに上質なドラマで、一方本作はまるでB級ホラーのような体裁と、全く別のジャンルでありながら、2つの作品はどちらも全く同じテーマについて緻密に描いている。原作者も同じであれば監督も同じ。どちらも舌を巻く完成度だ。
ちなみにこの作品の最恐・最悪の結末は原作にはないそうで、原作者が「執筆時に思いついていたらこれにしてたのに!」と悔しがっていたそうだ。観る者は、茫然としながらエンドロールを身動きできないまま見つめることになるが、音楽が途切れたあとに背後から聞こえて来る音が、絶望感に追い討ちをかけてきます。本当に恐ろしい作品。
80
要所要所でツッコミたくなるところは多いけど、ラストは個人的には最高だと思う。無事に全員助かったらただの普通の映画になるからこのまま助かるか曖昧なまま終わってくれと思って観てたらまさかの救いようのない結末。でもこれは絶望ではなく最後の最後まで諦めないことの重要性を教えてくれる。映画として面白いオチでかつ大切なことも教えてくれる最高のラストだと思う。
ラストシーンが大好きな映画
2回目の視聴!
もうラストシーンが大好きな映画!
主人公の今後がめっちゃ見たいな
相当病むんだろうな〜
ラストシーンが大好きなのもあるけど
ちゃんと2時間おもしろく映画として見れる!
また時間たったら改めて見たいな〜
霧の中に
怖さ満載。軍の化学研究ミスで大量の霧が発生。
その化学物質を浴びた昆虫が異常発育し、スーパーに閉じ込められた人々を襲い出す。
パニックのなか、冷静に対応する主人公。
最後の手段として、スーパーから車で脱出。
ガソリン切れで万事急須。
四発の弾丸があるので、同乗している息子も含めたみんなを自殺させ、自分は、やられてもいいと思ってて、最後の最後軍が救出にくるという悲劇的な結果となる。というエンディング。普通のエンディングは、無事に逃げ切るのでは?と思ったが、残念な結果だった。
マジか
↑見終わった後の率直な感想
後味悪いとは聞いていたがここまでとは。
もう一回見たいかと言われたら首を捻ってしまうなぁ
常に勇敢な姿勢を見せていた主人公の行動全否定。
「お前のやった事全部ハズレ!笑」って感じの印象
たしかに主人公が何かしようとしたら誰かしら死んだもんね
序盤に子供を守るべく霧に包まれて帰った母が助けのトラック(?)に乗って主人公を見るシーンは皮肉的っていうか主人公哀れ...って感じだった。スーパーに残った人達も助かったんだろうな。見落としかもしれないが一流弁護士達はどうなったんだー?最後のシーンに写ってたか?汗
主人公が最後ウオオー!って叫ぶところは自分も一緒に叫びましたとさ。DVD鑑賞万歳。
ラストの感想を先に書いてしまうと、とっても後味の悪いラストだった。...
ラストの感想を先に書いてしまうと、とっても後味の悪いラストだった。
最後まで希望を失ってはいけないという意味があると思うが、あれだけの気味の悪い化け物が出てきて、巨大生物を目の前で目撃して、果たして冷静な精神状態が保てるのか。作り手の意図が理解しきれない。
映画(作り物)としての衝撃的なラストシーンとしては、あまり見たことのない結末でとても記憶には残るが、冷静になって振りかえってみると、ミストや化け物の正体がいまいちわからないまま終わってしまった。唯一、極限状態に陥った人間の変わっていく様やもろさは、とても良く描かれていたと思う。
「僕が怪物に殺されないように守ってほしい」約束してほしいと訴えた子供の言葉が残る。
ラストが一番面白い
突然の霧発生で、スーパーマーケットに閉じ込められた人々の極限状態になったときに出てくる人間の本性と愚かさが見ていて面白い。
他人を絶対に信用せず自分の意見に固執する者、神の声が聞こえると言い始めるサイコパス、主人公がすることなすことケチをつける者。
しかし、安易に全員生き残るというグッドエンドを選んでいないところがこの映画の良さでしょう。
最初から最後まで誰が生き残るのかわからない。
霧の中に消えた愚か者達も死んでいるかもしれないし、生きているかもしれない。
勇敢な人でも判断を誤って死んでしまうかもしれない。
後味が悪いラストとか言われていますが、私は映画の最後好きですね。
勇敢で理性的な人間が必ず報われる何て、おとぎ話だけで十分です。
主人公になれなかった主人公
スティーブン・キング原作の映画化で、ラストは改変されています。
ただ、その改変は原作者が大変気に入っているらしく、個人的にも印象的で高く評価。
ただしムナクソ注意。
モンスターの正体やその経緯やその解決などかなり不明な部分が多く、とにかくムナクソな点が多く、多少スカッとするもののモンスターパニックものとして観てしまうとガッカリするかも。
町にゾンビが溢れたらどう行動する?ホームセンターに立て籠もる?
なんて想像をすることもあるかもしれませんが、その時自分は最適な選択が出来るのだろうか?
その判断が正解であることを信じて貫けるのか?
という不安感に襲われたり。
ラストまで観ればそれまでが如何に巧妙に視聴者の思考や感情を誘導してるのかが分かって舌を巻きました。
【バッドエンド】衝撃のラスト
地上波放送されていたので録画していました。
【ザ・ミスト】と勘違いして観てて・・なんか違うなって途中で気づきました(笑)
■SFホラーというジャンルですが・・
正直、最初は触手だけ出てきて、とんだB級映画を観てしまった!!・・と
後悔しかけていたのですが、話が進むに連れて、
このモンスターの正体が気になって最後まで飽きずに観れました。
多少グロいシーンもありますが、バイオハザードとかエイリアン観れるなら
問題なく観れると思います。そんなに怖くないですよ。
■人の精神が壊れていく様子がリアル
モンスターに注目しがちですが、パニックになりスーパーに閉じ込められた人達の
精神が崩壊していく様子がリアルでした。
スーパーに閉じ込められた極限状態での人間の醜さ、
特に狂信的な人物が最初は皆から馬鹿にされているのに、
状況悪化と共に徐々にカリスマ性を持ってゆく所が最高に恐ろしいです。
■曖昧な設定
軍が極秘実験(アローヘッド計画)で異次元観察に失敗して
異次元のモンターが地球に入り込んでしまった・・・という設定?ぽいんですけど、
最後どうやって閉じたん??・・って思うw
■バッドエンドだからこそ記憶に残る作品
決断が早すぎましたよねぇ・・・
後味の悪いラストです。胸糞映画だと言う方もいますが
主人公たちにとってはもう絶望しかなかったのでしょう。
そういう意味ではある意味リアルでした。
後味の悪い作品ではありましたが
ある意味リアルで駄作とは思わなかったです。
諦めないで最後まで希望を持ちましょう・・という隠れたメッセージ性もあるのかも?
まともな人達のそばにいたい・・・
こういう映画は大抵ムカつくキャラクターがいますよね、絶対にあの人達側にはならないという自信だけはあります(笑) 味方が言っていた「自分の頭が燃えていても火事だと認めないバカ(奴?)もいる」というセリフ、面白かったです(笑)
エンディングをどう解釈すべきなのか…?
謎の霧に覆われた街を舞台に、襲いくる怪物の恐怖と極限状態に置かれた人間の心理を描き出すサスペンス・ホラー。
監督/脚本/製作は『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』でお馴染みのフランク・ダラボン。
原作は『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』等、ダラボン監督と度々仕事を共にしている、小説家スティーブン・キング。
初見ではありますが、エンディングが胸糞悪いということは知っていました。なるほど…このEDは確かに酷い…
フランク・ダラボンのキャリアはホラー映画から始まっているため、ある意味では原点回帰とも言える作品。
しかし、彼のホラー映画作品の中でも後味の悪さは間違いなくNO.1。
主人公デヴィッドは頼りになる男だが、何処か独善的な人物として描かれている。
狂信者であり人々を煽動するミセス・カーモディと対になるようで、実は相似な存在として描かれているのではないでしょうか。
民衆を煽り特定の行動を起こさせるという点で2人は共通しており、カーモディは死に、デヴィッドは付き従うもの全てを失いました。
極限状態に陥った時、信仰により自らの考えを放棄することの愚かさ。
また、独善的な価値観で行動することの破滅。その2点がこの映画におけるテーマなのでは?と考えましたが、正直よくわからない…
胸糞悪いEDなので非常に印象に残りますが、このオチはやはり気分が良いものではないです。
とはいえ、霧の中から襲ってくる怪物という恐怖演出は、ベタとはいえやはり恐怖心を煽ってくるものがあり、ハラハラして映画を楽しむことが出来ます。
全体的に嫌な気持ちになることが多い映画ですが、ミセス・カーモディの死亡シーンには、全ての観客がスカッとさせられたことでしょう。オリーさんかっこいいー!
映画史に残るEDは良くも悪くも観る価値ありです。
余談ですが、社会現象となったドラマ『ウォーキング・デッド』のメインキャストが何人も登場しています。
『TWD』の企画者は本作の監督であるフランク・ダラボンであり、この作品とテーマや状況がかなり似ているような気がします。
『TWD』のプロトタイプだと思って鑑賞してみると面白いかも。
主演のトーマス・ジェーンは「ドーリームキャッチャー」も出たのでステ...
主演のトーマス・ジェーンは「ドーリームキャッチャー」も出たのでスティーヴン・キング原作映画の主演は2作目。霧の中のモンスターが人を襲ってくる、それだけ。ストーリーは超シンプル。
太い毛はえてる蜘蛛みたいなのとか、人間が嫌う虫ベスト10か選んだような造形が怖い。
パニック系ではよくあるやつだけど人間が一番怖い、人間が人間を裁くみたいのがおぞましい感じで描かれている。
アローヘッド計画という軍の科学実験で異次元に開いた穴からモンスター入ってきちゃった、みたいのが概要。早まってしまった、みたいな終わり方で、原作本とはラストが異なる。
好きだよ
なにが良いかってまさかの最後の終わり方。
あぁ、もう少し早かったら…ってなる。
人間はそうゆう出来事にすぐ出会うと思う。
娘への愛の大きさ故に最後の終わり方だったね。
もちろんあのタコ足はCGが凄かったけどそのおかげで
人間の難しさがわかった。
すぐ人を疑い、自分を守る、それがプラスになればマイナスにもなる。
あと、あのおばさん。
うん。わたしは苦手。でもあの人のおかげで世界というか人間の心情はわかった。
最初はみんな引いてみてた。でも自分がどうしたらいいか分からない。ってなった時。目の前に納得できるような意見があったら信じてしまう。
人間ってみんなそうなるみたいよ。
周りの人に流される。多い方が正しいと勘違いしてしまう。
大切なのは物事を客観的にみること。
そうゆうのをわたしは中学生の頃見て思ったな。
みんなあんまり好きじゃないみたいだけど
救いゼロ
「正体不明の生物」てのが序盤はかなり即物的に出てきたので、
「うわ、シャマランの外れ映画っぽい!」と思ったが、
徐々にその「生物」は意外と多種類いて、攻撃も様々で、
モンスターパニックとしていい感じにはなってる。
薬局の蜘蛛の子とか、ゾワゾワくる。
それ以上に感心したのは、閉じこめられた人々の心の動き。
初めは「変人」だった人が、襲いかかる恐怖の中で「預言者」に。
そして彼女に煽動される人々。
このシーン無性にムカつくんだけど、
このムカつかせる心理描写がお見事だなあと。
それでこの「預言者」解決も、スカッとした。
なのに、この解決からラストまでは救いゼロ。
うーん、あのピストルは外に向けられるべきでは?何で…
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