劇場公開日 2008年3月14日

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「ディズニーを皮肉るように見せかけてディズニーのよさを見せるといった策略に満ちた作品だが悪い気はしない」魔法にかけられて Sp!ke-Yさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ディズニーを皮肉るように見せかけてディズニーのよさを見せるといった策略に満ちた作品だが悪い気はしない

2008年3月21日

泣ける

笑える

ディズニーがディズニーアニメを皮肉るといった内容なんだけど実はディズニー・テイストはしっかりとあって最後にはディズニーらしさってのは大切だということを自然に感じさせられるのはすごいと思ったし逆にディズニーの戦略ともとらえられて気持ちのいいくやしさというのを感じることができた(>_<)

 描き方としては夢物語ばかり言ってたら現実世界は生きていけない...というものなんだけど現実ばかり見ても生きてはいけないというもので“夢見る心は忘れてはいけない“というとても臭いメッセージが含まれているんだけどそれがまたじれったくさせないのがディズニーのやり方で本当にすごいと思うね(>_<)

 後半ほ無理やりまとめた感はきになるもののミュージカルシーンはとてもよく出来ていて清々しい気分にさせてくれる(>_<)ラストでもう1曲あればなおさらよかったのになかったから残念で仕方がない。「RENT」のモーリーン役だったイディナ・メンゼルの歌声が聴けなかったのも寂しい...

 個人的に思ったことはもうフルCGではないディズニー映画は作らないではないだろうか??ということだった。「チキンリトル」や「ライアンを探せ」なども、もうフルCGで描かれているだけに普通のアニメーション映画は作らなくなっている。それもCGじゃないディズニーアニメは公開されても興行成績があまりよくなくて失敗に終わるケースが8割。さらに追い討ちをかけるようにクオリティーが低すぎるということでオリジナルビデオ続編も製作中止となった。これら件を考えるとこの映画はある意味CGではないディズニーアニメ映画に終止符を打ったと考えることもできる。しかしその裏にはやっぱりディズニーの戦略があってまたディズニーアニメが観たいという気持ちにさせられる作りになっているからDVDの売り上げが上がることも見込める。実際にこの劇中のアニメをもっと観たいと思ったしディズニー作品が観たいとも思ったからね(._.)これだけは確信をもって言えるけどディズニーというドリームメーカーは夢をお金にかえる力は確実にあるね☆

Sp!ke-Y