「す、救いが無い…。」AVP2 エイリアンズVS.プレデター mori2さんの映画レビュー(感想・評価)
す、救いが無い…。
“宇宙怪物異種格闘技戦第2弾!”前作でもそうでしたが、ホンマに対決してますよ~。ガチンコでっせ!まったく、年末年始に何ちゅう映画を公開するんでしょうかね~(^^;。
かなりエグいです!これまでのそれぞれのシリーズと見比べてみても、相当に強烈なシーンのオン・パレードなんじゃあないでしょうか?“宇宙トカゲ”と“不細工ハンター”にとっては、人間様の存在などそれこそ『そんなの関係ねえ!』てな感じで、エイリアン達はただただ繁殖のための道具(餌?)として人間を使いまくり(この場合の『使う』ってのはどういう意味か、おわかりですよね?)、プレデターからすると狩猟に於ける単なる邪魔な存在としてしか、人間を見ておりません。宇宙船が落ちた街は、ホント運が悪かった…いや、無かったとしか申し上げようがございません。
重ねて申しますが、相当エグいです。人間は過去のシリーズ同様、エイリアンに寄生されていくのですが、今回初めて地球上の街を舞台にしておりますので、老若男女問わず、容赦なくただただヤラれまくります。もお、えげつないです。特にTVCMでも“チラッ”と新生児が保育器に並んでいる平和そうな病院(産院)のシーンが出てきますが、本編でこの後に起こる出来事は…、筆舌に尽くし難い、正視に耐えん戦慄の映像でございます。吾輩スクリーン観ながら『カンベンしてくれや…』と、思わず呟いてしまいましたわ。おまけにラストがアレでは…あまりにも、救いが無いっちゅうねん!
とは言え、好きな人には堪らん映画であることは、間違いないでしょう。前作ほど、説明っぽくなく、もうただ『やるか?やられるか?』という世界が延々と描かれていますので、何も考えずに無条件に楽しめると思います。惜しむらくは、“夜間降雨コールドゲーム”で、戦いが繰り広げられますので、イマイチ何がどうなってるのか、よくわからないシーンが多かった点ですね。