劇場公開日 2008年4月18日

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「説教くさい」大いなる陰謀 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0説教くさい

2013年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

知的

総合:55点 ストーリー:45点 キャスト:75点 演出:75点 ビジュアル:75点 音楽:65点

 人々を正義の名の下に戦場に送り込もうとする権力者がいる。だが彼は本当は自分の利益のためにそうしているだけだ。だが優秀な二人の若者が戦場に行き死んでいく。だからこそ彼にはもっと真面目に生きてほしい。そんな3つの関連した話で構成されているのだろうと思った。若者への教訓を伝えたいのかな。

 でもまずこの話、とても説教くさい。そこには主張はあるけれど、それを伝えることに徹することが映画として面白いかどうかはまた別問題。それと国家の政策にこのような裏側があって良くないことも多いというのは否定しないのだが、それはたくさんの面の一つの見方にすぎないわけであって、それが唯一全てだとも思わない。この映画の主張だと、派兵は陰謀の結果でしかないし、若い兵隊はその犠牲者でしかない。そんなに国際政治は単純じゃないですよ。悪い意味でロバート・レッドフォードらしい綺麗ごとな正義感が、また全面に出てしまったかという印象。書生論のように青臭かった。

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Cape God