「素晴らしかった」ブレードランナー ファイナル・カット 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしかった
クリックして本文を読む
2015年にカナザワ映画祭で劇場公開版を見て以来7年ぶりだ。DVDも持っており、映画館でも何回も見て何回見たか分からない。原作も読んだ。今回も圧倒的に素晴らしかった。特にTジョイの凶暴な音響で見られて最高だ。映像も美しい。
S660という小さな車に乗っているだけど、乗り込むときに毎回デッカードがポリススピナーに乗る場面に思いを巡らせている。ガルウイングじゃないのが残念だ。空も飛ばない。色も青じゃない。ただ車体が小さくて狭いだけ。青にすればよかった。今回初めて気が付いたのは、デッカードがJFセバスチャンの自宅を訪ねる際に、ポリススピナーじゃない車に乗っていたことだ。もっとよく見たい。
ブラスターもかっこいい。
ルトガー・ハウアーは無駄に怖い。なんであんなに凄んでんのか意味が分からない。そういう人たまにいるから、そういう人なのだろう。生きていてしんどいことが多そうだ。寿命が短いから社会や人類に怒っているのだろうか。
リオンが液体窒素や熱湯に手を突っ込んで平気いるから、痛みを感じないのかと思うと、ロイは手に釘を刺して痛みで覚醒しているし、プリスの断末魔もそうとう辛そうだ。どっちなのだ。
コメントする