「二つで十分ですよ、勘弁してくださいよ」ブレードランナー ファイナル・カット Chuck Finleyさんの映画レビュー(感想・評価)
二つで十分ですよ、勘弁してくださいよ
All those moments will be lost in time... like tears in rain. Time to die.
TOHOシネマズの懐かし映画再映(正式名称忘れましたごめん)で鑑賞。
本作は既にあらゆるバージョンを夫々3回くらいずつ見ているので、上のワタシ的名セリフ二つの確認だけ〜といささか引き気味に最後部席で臨みました(新作いつも最前部)が、非常に良かったです。
とにかく4Kリマスターが物凄くキレイで映像の古さを払拭しており、まるでレトロ・サイバーパンクSFの新作かと見紛うほど。またそのお陰で暗部や細部がより明確に見えるので、作品自体を見慣れた私にも新イメージや新発見があった(ような気がしたです)。改めて見ると、ブレードランナーはリドリー・スコット監督作のなかでも進行の小破綻や抜けの殆どない、非常に緻密な出来だったのですね。
こんな劇場映画体験が出来るのなら、当分月に一回くらい観たい感じです。
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