「全てが美しい映画」ブレードランナー ファイナル・カット ミッチさんの映画レビュー(感想・評価)
全てが美しい映画
昨年もBDをレンタルして観たが、IMAXで上映するのを知り、居ても立ってもいられなくなり観賞。
驚愕の映像美、これからの時代こそ考えさせられるストーリー、魅力的な登場人物、唯一無二の音楽、監督の思い通りになった編集も、IMAXのスクリーンと音響で全てが美しく至極の時間を味わえる。
スピナーがビル群の隙間を飛び交い、屋上にたどり着くシーンの美しさは、未だにこれ以上のSFシーンに出会ったことがない。
それと、デッカードとレイチェルが部屋で徐々に距離を縮めるシーンも二人交互にフォーカスするカメラ、レイチェルの美貌・・・芸術作品の絵画を観ているようでウットリしてしまう。
バッティの存在感は言うに及ばず、デッカードがレプリカントと思わせる演出もわたしは有りだと思う。
この映画は私にとって数少ない、正に特別な映画です。
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