「ある意味完璧。」ブレードランナー ファイナル・カット もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味完璧。
「2049」を観た後でも、製作から40年近く経っていても褪せない映画世界。近年の不調ぶりを見ていると悲しくなるが、リドリー・スコットはこの頃が一番脂がのっていたな。ディッカーのブレイドランナーとしてのidentityが揺らいでいくように、知らず知らずレプリカントに感情移入してしまう映画の流れが素晴らしい。ショーン・ヤングはあれほどの美貌にも関わらず結局スター女優には成れなかったが、この映画とともにレイチェルとして映画史に名を残すことになったのだから良しとしましょう。
コメントする